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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第495号  2022.12.5.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】延期になった草刈りボランティア11月27日(日)
NEW! 2.【活動報告】乙女高原自然観察交流会     12月3日(土)
    3.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 2023年 1月29日(日)
    4.【活動案内】乙女高原観察交流会    2023年 1月7日(土)
    ■観察交流会年間計画
    ■「街の駅やまなし」乙女高原展
    ●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察
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0.【ニュースニュース】

●1.雨で実施できなかった草刈りボランティアを11月27日(日)に無事実施。天気にも恵まれた、大勢の参加者があり、草原全部の草を刈ることができました。参加された皆様、3年ぶりの草刈りはいかがでしたか? ご参加ありがとうございました→1

●2.角田さんが草刈りボランティアの動画をユーチューブに投稿してくださいました。ぜひご覧ください。
 https://youtu.be/macqV1a5AsY


●3.来年1月29日に予定されている第20回乙女高原フォーラムのちらしPDFをホームページにアップしました→3
おもて・・・ http://fruits.jp/~otomefc/forum2023a.pdf
う ら・・・ http://fruits.jp/~otomefc/forum2023b.pdf

●4.(再掲)フォーラムは開催後、期間限定でユーチューブ配信する予定です。(1)フォーラムに(当日)参加希望の方にはユーチューブ配信の連絡もします、(2)当日参加はできないけれど、ユーチューブ配信(後日)の期間やアドレスを教えて欲しい方にもメールでお知らせします。(1)(2)ともに、以下のフォームから申し込んでください。ユーチューブ配信は、(株)山梨CATVさんのご厚意です→3
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true

●5.乙女高原フォーラムのスタッフを大募集中です。フォーラムは13:00開始ですが、スタッフ集合は11:30。お弁当を出します! 会場設営や受付など裏方さんの仕事です。終了後、講師の鷲谷先生を囲んでお茶会をする予定ですが、密を避けるため、出席できるのはスタッフに限定する予定です。なかなか役得だと思いませんか? 12/15の連絡会議までにフォーラム企画書を仕上げなければならないので、できればその前までに立候補していただけるとありがたいです→3

●6.12月3日に乙女高原自然観察交流会を実施しました。「岩の上のコケ・スポンジに生えた小さな木」や「わざわざ冬にヒラヒラ飛ぶガの婚活」など、たくさんの興味深い発見がありました→2

●7.「月に一度、定期的に乙女高原で自然観察をしよう。イベントとしてではなく、賛同した人が手弁当で」という乙女高原自然観察交流会。12月からは林道が冬季閉鎖されるため、なかなか乙女高原まで行ける機会がないんですよ。ぜひご参加をご検討ください→4

●8.街の駅やまなしでの乙女高原展を展示替えしました。シーズン34「新聞に載った乙女高原」です。最近の新聞記事をパネルにしました。山梨市駅近くに来た際には覗いてみてください。
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221129

●9.今年度第6回の乙女高原連絡会議兼乙女高原ファンクラブ世話人会は12月15日(木)19:00から、山梨市役所牧丘支所の1階相談室です。ご都合の付く方は覗いてみてください。

●10.乙女高原の話題ではありませんが、ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして作った番組「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」の最新話「第10話 どんぐり2」がユーチューブに投稿されましたので、お知らせします。ぜひご覧になってみてください→●
 https://youtu.be/9mm-OqCLUMo

●11.前号で紹介した「軽井沢の湿地の署名」ですが、植原に手渡していただいても構いません。ご協力いただける方は、よろしくお願いします。

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1.【活動報告】●延期になった草刈りボランティア● 11月27日(日)

※写真入りのレポートはこちら(ブログ)
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221127

 朝からまったく天気の心配をしなくて済むというのは幸せだなあと、しみじみ思いました。乙女高原近くの林道の急カーブは毎年、水が出てしまい、心配だったのですが、「観光地美化清掃」のときに側溝をきれいにしておいたので、まったく問題なし。
 グリーンロッジに着いて準備を始めていたら、三々五々スタッフが集まってくださいました。必要な道具類を裏の倉庫やロッジのホールから出して、机の上などに並べました。
 「草刈りボランティア」が雨雪で延期になるのは2回目です。前回、2017年の折りには延期された日に集まってくださった方は44人でした。だから、そのくらいの人数を予定しました。例年の草刈りボランティアは「大人数(200人程度)で短時間」で済ませてきましたが、昨年・一昨年とコロナのため規模縮小だったので「少人数で長時間(昨年は丸一日作業を二日間)」でした。ところが、今年は延期されたため「少人数でしかも短時間」で作業を進めなくてはなりません。開会行事は行わず、受け付けを済ませた方から順次、作業に入っていただく段取りにしました。

 ところがところが、ありがたいことに、大勢の方が草刈り作業に参加してくださいました。合計103人でした。しかも、例年、刈り払い機持参をお願いしている恩賜県有財産保護組合や財産区の方々が大勢参加してくださいました。受け付け終了後、すぐに草刈り作業に入っていただいたので、それこそ、あっという間に作業が進みました。さすがに刈り払い機を使い慣れている方々は違うなあと思いました。
 中には、「今日はコロナのワクチンを打つ日なんだけどね。午後からにしてもらって、午前だけ参加するよ」という方も少なからずいらっしゃいました。作業が早まり、草刈り自体は11時過ぎにころには終わってしまったので、そういった方たちは、記念写真の前に帰られてしまいました。申し訳ないなあと思いました。

 思いがけず、子どもたちの参加も多かったので、「延期の場合は実施しない」と決めてあった「キッズボランティア」を急きょ実施。子どもたちとつきそいの大人たちがブナじいさんに行きました。事前準備で、ブナじいさんまでの急斜面にロープを張って、道を作り、ブナじいさんのまわりに柵を作って、落ち葉を運び入れる準備は万全です。朝、新たに購入したはしごをセットし、林道脇のコンクリート崖を登れるようにしました。、林道に降った落ち葉を集めて袋に詰め、サンタクルースの格好で、はしごの崖、ロープの急斜面を運び上げ、ブナじいさんの柵の中に入れました。
 3年ぶりのふかふかふとんです。きっとブナじいさんも喜んでいることでしょう。

 中学生・高校生といった若い方々が参加してくださったのもうれしかったです。みんな、乙女高原のために一生懸命、作業をしてくださいました。
 中には「中学生・高校生・お母さん・お父さん」と家族4人でスタッフに立候補してくださった方もいました。延期されずに23日に実施していたら、大いに活躍していただいたのですが。そうそう、中には「小学生とそのお母さん」もスタッフに立候補されていたんですよ。来年以降、どんな方々がスタッフに立候補してくださるか楽しみです。
 中学生・高校生・大学生の皆さん、この草刈りボランティアでは「ボランティア活動参加証明書」を発行できるので、必要でしたら、声を掛けてくださいね。パソコンで作って、後日、ご自宅に郵送することになります。住所・氏名・所属校を教えてください。

 刈り払い機の方々に比べ、手刈りの方々は相対的に少なかったです。でも、機械では刈りにくいツツジ群落の草刈りを、少ない人数で精力的に進めてくださいました。遊歩道のロープを外して、それをロッジまで運ぶ作業は、とても骨が折れるのですが、中には何往復もやってくださる方がいて、頭が下がりました。
 熊手やほうきで刈草を遊歩道に入れる作業もお願いしました。遊歩道は人が歩くので、どうしても「裸地(土がむき出し)」になります。雨が降ると遊歩道が川になります。草が生えていれば、根が土を守ってくれるのですが、それがないので、雨水は簡単に表土を一緒に運んでしまいます。すると、裸地は広がり、道は削られて低くなってしまいます。これをエロージョン(土壌侵食)といいます。遊歩道に刈草を入れるのは、エロージョンを防ぐためです。草は遊歩道に対して直角に入れてもらっています。「線路に敷いてある枕木」の感じです。こうすると、遊歩道を歩く人も枯れ草にすべることが少なくなります。

 じつは、作業の途中でノウサギを見つけました。やぶの中だったので、うまく写真に撮れませんでしたが・・・。

 集められたロープを、来年、また使いやすくするために、巻き直して、ロープの最初と最後に色付きのビニールテープを付ける「ロープ整理」作業は、それこそ、最初から最後までずっと行われていました。1本ずつやらなければならないので、どうしても時間がかかるのです。でも、係の皆さんのおかげで、記念写真の時間に間に合いました。

 予定より30分も早く、刈り取ったばかりの草原内で記念写真を撮りました。カメラマンはもちろん「乙女高原の写真屋さん」古屋さんです。ここで撮った写真が来年の草刈りちらしの表紙を飾ります。
 撮影後、そのまま残っていただき、終わりの会をしました。山梨市観光課の土屋課長さんが司会をし、ファンクラブ代表世話人の角田さんがお礼のあいさつを、同じく三枝さんが諸連絡を行い、今年の「草刈りボランティア」が無事、終了しました。

 終了後、多くの方がお弁当を広げていました。いつもの年だと、ここに豚汁が加わるのですが、コロナ対策のため、ここ3年は用意しておりません。なんかさみしいです。

 皆さんが帰られてから、植原は草原の中を歩き回り、どの遊歩道に敷き草が少ないかを調べながら、草原への4つのシカ柵ドアで、ある作業を行いました。
 シカ柵のドアは、人が出入りした後、しっかりと閉めないとシカが侵入してしまいます。だから、簡単な鍵がついています。フックに金具を掛けると、ドアが開かないようになっているのです。ところが、乙女高原の冬は厳しいので、地面が凍って持ち上げられてしまいます。フックに金具が掛かったまま持ち上げられてしまうので、フックにも金具にも大きな力がかかり、グニャッと曲がってしまって、人の力ではドアが開かなくなってしまいます(・・・というか、開かなくなることがありました)。そこで、冬の間はフック式ではなく、チェーンを巻き付ける方法で、ドアのロックをしていただいています。そのために、フックを結束バンドで固定し、チェーンを固定してあった結束バンドを切って、チェーンが使えるようにしました。

 冬の間に乙女高原を訪れることがありましたら、ご注意ください。そういえば、今年の4月から今日まで、私は57回、乙女高原を訪れていますが、シカ柵ドアの鍵が閉めてなかったことは、ただの一度もありませんでした。さすが、乙女高原を訪れる方たちだなあと、ありがたく思いました。

 草刈りが終わると、乙女高原は長い冬の季節を迎えます。

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2.【活動報告】●自然観察交流会● 12月3日(土)

 朝9時の集合時刻に集まったのは角田さん夫妻と植原の3人。コロナ対策として別々の車で乙女高原を目指しました。
 この日の第一の目的は氷華です。多くの氷華が見つかる杣口サワラ林でまず車を降りました。氷華はありません。氷華が発達すると、茎の根元が縦に無数に裂けるので、茎が立っていられず、倒れてしまうことが多いのですが、そんな倒れた茎もありません。今のところ冬とはいえ暖かい日が続いているので、この標高では氷華が発達していないのかもしれません。
 次に焼山で車を降りました。探すと、カメバヒキオコシの根元に氷華ができていました。見つけられてホッとしましたが、家に帰って、写真をよく確認すると、すでに溶け始めているようでした。
 乙女高原は先日の草刈りボランティアで草を刈ってしまってあるので、その上の「第2乙女高原」に行って見ました。ここでは、茎の根元が裂けて、フニャッと折れてしまった枯草をたくさん見ました。おそらく氷華ができていたと思われます。もっと早い時間(時期? )に来れば、氷華が見られたかもしれません。
 ここのピークのカラマツ林の中に「乙女頭 乙女高原山頂 標高1730m」という看板があるのをご存じですか。このあたりでは、カラマツの木々の間に南アルプスが部分的によく見える場所が何か所かありました。「部分的に見える」のですから、決して雄大な景色とは言い難いですが、狭い分、どこを見ているかが分かりやすく、説明もしやすいです。白根三山が見える場所、光岳だけよく見える場所がありました。

 草原の中を一回り歩いて、お昼にしました。空気がとても冷たかったです。午後からは、木道のある湿地のあたりを歩くことにしました。
 冬になって木々が葉を落としたので、ヤドリギが目立つようになりました。よく見ると、薄い黄緑色の、真珠のように光っている実がたくさんなっていました。
 カラマツの上のほうに、赤い実が目立っていました。ツルウメモドキの実です。それにしても、カラマツの樹冠まで届いているのですから、相当な高さです。あっちにもこっちにも見つかります。「ツルウメモドキの目」でまわりを見てみると、低い場所にも細いツルウメモドキのつるがたくさん見つかりました。この世はツルウメモドキに征服されそうな勢いです。
 1m以上はありそうなサルオガセの「レースのカーテン」もありました。サルオガセは霧藻(きりも)とも呼ばれます。確かに、よく霧が出るような高い山でお見掛けします。地衣類ですから、菌類と藻類が共生している・・・というややこしい生き物(?)です。そういえば、サンゴも腔腸動物と褐虫藻が共生しているややこしい生き物(?)です。
 湿地ではミズゴケの群落を観察しました。あおあおして、美しかったです。

 湿地を歩いてて盛り上がったのは、大きな石の上に生えた小さな木。「よくこんなところに生えてきたね」と、あいさつするつもりで触ってみたら、木の根元のコケが半端なく分厚いのです。指で押したら、3cmもへこみました。これはもう「コケのじゅうたん」どころではありません。「コケのスポンジ」です。「石の上に永い時間かけてコケのスポンジが形成され、そこにたまたま落ちた木の種が発芽して成長し、今のこの姿がある」と思うと、なんだか感動でした。木はこれからも成長していきそうな感じでした。岩の横にも十分なコケが付いていたので、もしかしたら、岩の横のコケの中を這って、根が地面まで達しているのかもしれません。
 「自然界におけるコケの仕事ぶり」を見せてもらった気がしました。

 そして、その先に、この日一番の感動シーンが待っていました。
 私は10年以上も前から、「この寒い時期に、乙女の森の中を歩いていると、小さな白っぽいガがパタパタ飛んでいるのが気になるなあ。こんな寒い時期にわざわざ飛んでいるなんて、どういうことだろう」と疑問を持っていました。
 調べてみると、このガはどうもフユシャクというガの仲間らしいです。名前の通り、出現するのは冬。しかも、多くは夜に飛ぶのだそうです。飛ぶのはオスだけ。メスは翅が退化しており、飛べず、木の幹などにいて、フェロモンでオスを呼ぶのだそうです。
 オスはパタパタと無防備に(そう見えるんです!)飛んでいるので、分かるのですが、メスの姿を観たいなあと思っていました。
 ちょうど目の前にフユシャクが飛んでいたので、角田さんにそんな話をしていたら、なんかフユシャクたちが変です。一か所に集まっているし、動きが速く、盛り上がっています。「これは何かある!」と思って、近づいたら、オスのガたちが集まって、盛んにお尻を突き出しています。よくよく見ると、そこに虫のようなものがいます。フユシャクのメスだったのです。メスのお尻は毛足の長いブラシのようになっていて、そこに4匹のオスたちがお尻を伸ばしています。だけど、すでに一匹のオスのお尻とメスのお尻はくっついているように見えました。夢中で写真を撮っているうちに、まわりのオスたちはスーッと消えてなくなり、カップルだけが残りました。

 フユシャクの交尾シーンも見られて、大満足の自然観察交流会でした。


※この日のレポートを角田(晴)さんが書いてくださいました。
 写真入りのものはブログで公開しています。
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221203

 牧丘はなかげの郷に9時集合、車2台で乙女高原に杣口経由で向かいました。
 サワラ林で車を降り、氷華を探しましたがカメバヒキオコシの氷華は暖かいせいか見当たりませんでした。キツネノチャブクロ(狐茶袋)発見 袋を押すと胞子が出てきました。12月に入り冬の気配ですがまだまだ苔の緑が美しい世界が広がります。
 次に小楢山林道にも寄り、カメバヒキオコシに氷華が残っていました。氷華はじめて見る花?自然現象。初冬の寒い朝、茎の維管束の中にある水が凍りついて、茎から氷が花のように出現する現象を「氷華」と呼んでいる。

 知ってましたか‼ 乙女高原山頂? 地図上にはありません。咲き終えた花を自然観察しました。富士見百景 美しい富士山 見事です!来て良かった‼
 乙女高原湿原のミズゴケも美しかったです。
 フユシャクを見ました。フユシャクとは冬に出現するシャクガ(尺蛾)。冬なのにひらひら飛んでる蝶?蛾? フユシャクという蛾でした。フユシャクのオスは普通の蛾なのに、メスは翅(はね)が退化していて、とても蛾の仲間とは思えない奇妙な姿をしています。お互い似ても似つかないオスとメスが交尾している場面に遭遇すると、私たちのすぐそばで、人知れず繰り広げられている小さな自然のドラマに感動することができます。
 今日一日が素晴らしい体験でした。

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3.【活動案内】●第20回乙女高原フォーラム● 2023年 1月29日(日)

日 時 2023年1月29日(日) 午後1時~3時

※スタッフ集合は11時半です。
 スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。

場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料 要事前申込み。 ※ユーチューブ「時間差」配信あり

■フォーラムのテーマ・・・「生態系スチュワードシップで草原を守る!」
 気候危機に加えて生物多様性危機ともいうべき環境危機が進行する現代、日本ではまだあまり聞き慣れない「生態系スチュワードシップ」という言葉が欧米ではよく使われるようになり、地域規模から広域、地球規模までの自然環境の保全・再生の活動を支えている。地域ではそれらの取組は、SDG'sに掲げられている人類が現在抱えているさまざまな問題と関連させながら取り組むことが重視される。講演では、1930年代の生態学から生まれ、その後、自然、社会、科学の変化に応じて発展してきた「生態系スチュワードシップ」にもとづく草原・湿原再生を取り上げ、それを支える科学と倫理について紹介する。また、炭素貯留、災害防止、生物多様性の保全など「自然にもとづく解決法」の統合的実践に寄与する「自然再生推進法」を活用した自然再生の可能性にも言及する。

■ゲスト・・・鷲谷いづみさん
わしたに いづみさん。東京大学名誉教授。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は生態学。東京大学大学院教授、中央大学理工学部教授などを歴任。主な著書として、『さとやま―生物多様性と生態系模様―』、『生物多様性入門』、『実践で学ぶ生物多様性』(以上岩波書店)、『生態学-基礎から保全へ』培風館、『なっとく大学一年生の生態学』、『絵でわかる生物多様性』、『新版 絵でわかる生態系』(以上講談社)、『たねはどこからきたか』(山と渓谷社)など、最新の翻訳書として『生態学大図鑑』(三省堂)がある。

■新型コロナ感染対策のお願い
・事前の申し込みをよろしくお願いします。
 申し込みは山梨市観光課(0553-22-1111代)への電話か、QRコードの申し込みフォーラムから。
・感染状況によっては、中止や規模縮小をするかもしれません。ホームページ等でご確認ください。
・発熱等かぜ症状のある方はご遠慮ください。
・マスクを着けてご参加ください。
・会場内は換気のため、窓を開けます。暖かい服装でご参加ください。
・入口で検温・手指消毒をさせていただきます。アレルギー等のある方はお伝えください。
・受付でお名前・連絡先等をご記入いただきます。万が一の場合、お知らせするためです。
・会場内では大声での会話はお控えください。

■ユーチューブでの動画配信について
・フォーラムの様子は地元のケーブルテレビ局・山梨CATVにより収録され、後日、放映されます。
・放映後、期間限定でユーチューブにより無料配信される予定です。
・㈱山梨CATV様のご配慮によるものです。同時配信ではありません。
・ユーチューブのアドレスは、追って乙女高原メールマガジン等でお知らせします。
・動画配信のアドレスや時期を知らせてほしい方はQRコードでお申し込みください。

※申し込みフォームのアドレス
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true

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4.【活動案内】●乙女高原観察交流会● 2023年1月7日(土)

・日 時 2023年1月7日(土) 集合9時。解散は午後2~3時ごろ。
・集 合 午前9時 道の駅 はなかげの郷牧丘(国道140号沿い)
・持ち物 弁当、水筒、観察用具。雨具、防寒着も用意してください。
・参加費 無料。

※いつもだと乗り合わせて乙女高原に向かいますが、コロナ対策のため、各自の車で向かうかもしれません。

【参考】2022年1月の観察交流会の様子
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220108

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 ■乙女高原観察交流会■

●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。


※今年度の予定

済①04月02日(土)集合:09:00・道の駅  兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月15日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
済③06月04日(土)集合:08:30・道の駅  兼:黄色いスミレ観察会
済④07月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
済⑤08月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月01日(土)集合:09:00・道の駅
済⑧11月12日(土)集合:09:00・乙女高原  兼:草刈り準備
済⑨12月03日(土)集合:09:00・道の駅
   【2023年】
次⑩01月07日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑪02月04日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月04日(土)集合:09:00・道の駅

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  ■街の駅やまなしでの乙女高原展■

中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
 https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html

現在、シーズン34「最近の新聞に載った乙女高原」の展示をしています。
 https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221129

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  ●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察●

 ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして標記の番組を作っています。放映後、局がユーチューブに投稿してくれています。10/4に3回目(=3rd season)のロケを行い、12/9から第11話「シロツメクサ・カタバミ」を放映予定です(12/15まで毎日7:30-,13:30-,19:30- 山梨CATV-10ch「まるごと山梨市」内)。

◆3rd season「秋の自然観察」2022年10月4日、万力公園にて収録
・第11話 シロツメクサとカタバミの手品
 (CATVで放映後、ユーチューブにアップ)
・第10話 ドングリⅡ
 https://youtu.be/9mm-OqCLUMo
・第9話 ジョロウグモⅡ、ドングリⅠ
  https://youtu.be/6ThmCLwZQDo
・第8話 ジョロウグモはゴールデン・シルク。網に2匹のクモ?!
 https://youtu.be/r1KxjyLTKfE

◆2nd season「夏の自然観察」2022年7月20日、万力公園にて収録
・第7話  蜜を盗むハチ!? 透明な虫?!~イチモンジカメノコハムシ
 https://youtu.be/f0jUvRVf2Ig
・第6話  木の蒸散作用の実験、つる草実験~スズメウリ
 https://youtu.be/tNHEHiINFK0
・第5話 スズメバチに出会ったら、樹液レストラン~カナブン
 https://youtu.be/p9pMHZ_wXO4

◆1st season「春の自然観察」2022年5月13日、万力公園にて収録
・第4話 オニグルミ~頼りになる樹名板~まとめの話
 https://youtu.be/8ua4r62y8zg
・第3話 葉っぱ一枚をじっくりスケッチ~ユリノキ・エノキ
 https://youtu.be/k3-kDrFC9Ic
・第2話 アカマツに赤い実!?~マツグミ
 https://youtu.be/m_o1j1kxQU8
・第1話 プロローグ~万力代表アカマツ
 https://youtu.be/HVMMHTg6Sxw

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【乙女高原ファンクラブ事務局】
植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3
       電話とファックス 0553(35)3682

◎郵便振替口座
   口座番号 00220-8-71093
   加入者名 乙女高原ファンクラブ

◎ゆうちょ銀行への送金
   店名 029店
   種目 当座預金
   口座番号 0071093
   加入者名 乙女高原ファンクラブ

※乙女高原ファンクラブのホームページです。
 http://fruits.jp/~otomefc/



※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。
 ウイルスソフトはいつも最新のものにしています。



以上。





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