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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第497号 2023.1.18.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】乙女高原観察交流会 1月7日
2.【活動案内】第20回乙女高原フォーラム 1月29日
NEW! 3.【活動案内】乙女高原観察交流会 2月4日
NEW! 4.【活動案内】2022年度総会 3月12日
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし・乙女高原展
●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察
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0.【ニュースニュース】
●1.1月7日は今年初の自然観察交流会でした。3人で乙女高原の自然を満喫しました。いろいろな動物のフィールドサインを見ることができましたよ→1
●2.いよいよ1月29日の第20回乙女高原フォーラムが近づきました。2021、22年とコロナのため中止。今回が「3度目の正直」になります。3年間もお待ちいただいたゲストの鷲谷いづみさんには、ただただ感謝です。「20回目の記念すべきフォーラムは鷲谷さん!」って、かなり前から思っていました。まだ申し込んでない方は、ここから申し込んでくださいね。
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true
●3.3月の2022年度総会で、新しい世話人を決めます。任期は2年間です。乙女高原を次の世代にきちんと引き渡すためには、ファンクラブの持続可能性がなにより大切です。活動の内容ややり方はいくら変わっても構いません。「乙女高原の自然を次の世代に」という目的がブレない限り。
人は生き物なので、活動限界があります。ですから、持続可能性のためには、バトンタッチが必然です。多くの人が世話人に立候補してくださったら、うれしいです。
今年の実績で言うと、世話人会は年7回。午後7時から山梨市役所牧丘支所で開催しています。山梨市・山梨県の担当者とファンクラブ世話人が一堂に会する円卓会議である「乙女高原連絡会議」終了後に行っています。もちろん、「自分の都合の範囲で参加すればいい」というのはボランティア団体の基本のキです。
●4.(再掲)街の駅やまなしでの乙女高原展シーズン34「新聞に載った乙女高原」開催中です。山梨市駅近くに来た際には覗いてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221129
●5.今年度第7回の乙女高原連絡会議兼乙女高原ファンクラブ世話人会は1月19日(木)19:00から、山梨市役所牧丘支所の1階相談室です。ご都合の付く方はぜひおいでください。明日です!!
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1.【活動報告】●乙女高原観察交流会● 1月7日
※井上さんがレポートを書いてくださいました。
1月7日の観察交流会。数日前は雪予報もあり、心配しましたが、良い天気になりました。今回の参加者は3名。途中、道路が凍っている所があって、危ないかもしれないということで、牧丘道の駅から植原さんの車に乗せてもらって出発しました。
サワラ林のところで、カメバヒキオコシの氷華を観察。根から吸い上げた水分が凍って根元に氷の造形ができています。透明でうつくしかったです。サワラの木々は曲がって、いろいろな樹形になっていて、それぞれに歴史がありそうです。
次に琴川ダムのダム湖、乙女湖の上の道に車を止めて、湖を観察。全面結氷にはなっていませんでしたが、ほとんどが凍っています。厚く氷が張っているところとまだ青っぽい薄氷のようなところがありました。その中にすじや亀裂のような部分があり、御神渡りができるのかなと話したりしました。そして見ていると湖から何か音が聞こえます。けものの鳴き声にも聞こえる不思議な音。氷がぶつかっているのか、凍る音なのか不思議です。鳥の鳴き声がしたので、どこにいるのか探すと、カケスが2羽、木の枝にからみついたツルウメモドキの実をついばんでいました。ここにはヤドリギのついた木もあります。雌株と雄株があって、雌株には実がついています。陽の光が当たって黄色い実がきれいでした。
ゲートの中に入ると道の凍った所が何か所かありました。焼山峠から小楢山林道に少し入った所で観察しました。斜面から水が出ているところはすっかり凍って、氷が段々になっています。氷の上を水が流れて、それがまた凍り、何日もかけて段々になったのでしょう。峠の奥の湿地の中に入ってみました。ここは通常は水が流れたり、たまっているところですが、すっかり凍っています。スケート場のようになった氷の上を、すべって転ばないように気をつけて歩きました。真っ平ではなく凸凹があります。雪の上には動物の足跡もありました。テン、シカ、イノシシなど。小鳥が枝から枝を動いています。双眼鏡で覗くと、ルリビタキのメスです。体の横の黄色が鮮やかで目がぱっちりして、かわいかったです。
乙女高原に到着しました。草原の半分くらいに雪が残っていました。雪の季節の楽しみは動物のいろいろなフィールドサインです。雪原にはいろいろな足跡がありました。植原さんに足跡や歩き方の特徴など教えてもらいました。テン、キツネ、ノウサギ、何かの鳥の足跡が見られました。キツネの糞もありました。遊歩道上には足跡がたくさんあって、動物も歩きやすいのかなと思いました。雪面には小さな氷の結晶がキラキラ光っている所があって美しかったです。
展望台では雪をかぶった富士山がよく見えました。反対側にはカラマツの樹幹越しに八ヶ岳も見えました。前の斜面に何か所か土が盛り上がっています。イノシシが掘り起こしたようです。モグラの掘った土の小山もありました。
昼になったので、いったんロッジに下り、ベンチで昼食にしました。晴れて風もなく、意外に暖かかったです。昼も氷点下の厳しい寒さを覚悟していたので、よかったです。
午後はツツジのコースを歩きました。尾根に向かう三差路にテンの糞がたくさんありました。ここはテンのトイレになっているのでしょうか。センサーカメラで確認できたらいいねという話になり、急遽、植原さんがカメラをロッジまで取りに行き、設置しました。下って行くとウサギの丸い糞が点々と落ちています。古い鹿柵のある曲がり角のところにはウサギの糞がいっぱい。笹の先端が食べられていて、この場所で食事をし、糞をしたのでしょうか。ここにもセンサーカメラを仕掛けてウサギの様子を見たいということで、また植原さんがカメラを持ちに行き……。(植原さん、本当にありがとうございます)カメラに動物たちのどんな姿が映るか楽しみです。
谷地坊主の湿地に行こうと、東側のゲート扉を開けようとしたら、地面が凍って、持ち上がってしまい、開きません。そこで扉を持ち上げて開けようとしたら、ちょっと上げただけなのに、金具がはずれてしまいました。金具は10cmくらい差し込んであるのですが、すでに8cmくらい上がっていたのです。重い鉄の扉を数cmも持ち上げてしまう氷(霜柱)のパワーはすごいものです。3人で外れた金具を差し込みましたが、あと少し上がったら、金具が外れて扉が開いてしまうかもしれないと、とりあえず結束バンドで止めておきました。
谷地坊主は雪と氷の中で寒そうな感じ。ここで、植原さんが数日前にアオシギを見たというので、探しましたが見あたりません。タイミングがあわなかったのでしょう。でもアオシギはなぜ、こんなに寒くて、食べ物もないようなところにやって来ているのでしょうか。湿地を見ると凍っている所が多いのですが、水の流れがあります。草原から水が湧き出ているので凍らないのです。それなら、その流れの中に水生昆虫などがいて、それを食べにやって来ていることも考えられます。三人とも納得して帰りに向かいました。
駐車場では彩雲を見ることもでき、今年の観察交流会も幸先がよさそうです。兎年でもあり、乙女高原のウサギもたくさんいそうな様子も見られました。他にもいろいろな動物たちのフィールドサインを見つけることもでき、とても楽しい観察会でした。
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2.【活動案内】●第20回乙女高原フォーラム● 1月29日
日 時 1月29日(日) 午後1時~3時
※スタッフ集合は11時半です。
スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。
場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料 要事前申込み。 ※後日ユーチューブ配信あり
■テーマ・・・生態系スチュワードシップで草原を守る!
気候危機に加えて生物多様性危機ともいうべき環境危機が進行する現代、日本ではまだあまり聞き慣れない「生態系スチュワードシップ」という言葉が欧米ではよく使われるようになり、地域規模から広域、地球規模までの自然環境の保全・再生の活動を支えている。地域ではそれらの取組は、SDG'sに掲げられている人類が現在抱えているさまざまな問題と関連させながら取り組むことが重視される。講演では、1930年代の生態学から生まれ、その後、自然、社会、科学の変化に応じて発展してきた「生態系スチュワードシップ」にもとづく草原・湿原再生を取り上げ、それを支える科学と倫理について紹介する。また、炭素貯留、災害防止、生物多様性の保全など「自然にもとづく解決法」の統合的実践に寄与する「自然再生推進法」を活用した自然再生の可能性にも言及する。
■ゲスト・・・鷲谷いづみさん
わしたに いづみさん。東京大学名誉教授。東京大学理学部卒業、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。専門は生態学。東京大学大学院教授、中央大学理工学部教授などを歴任。主な著書として、『さとやま―生物多様性と生態系模様―』、『生物多様性入門』、『実践で学ぶ生物多様性』(以上岩波書店)、『生態学-基礎から保全へ』培風館、『なっとく大学一年生の生態学』、『絵でわかる生物多様性』、『新版 絵でわかる生態系』(以上講談社)、『たねはどこからきたか』(山と渓谷社)など、最新の翻訳書として『生態学大図鑑』(三省堂)がある。
■新型コロナ感染対策のお願い
・事前の申し込みをよろしくお願いします。
申し込みは山梨市観光課(0553-22-1111代)への電話か、以下のフォームから。
・感染状況によっては、中止や規模縮小をするかもしれません。ホームページ等でご確認ください。
・発熱等かぜ症状のある方はご遠慮ください。
・マスクを着けてご参加ください。
・会場内は換気のため、窓を開けます。暖かい服装でご参加ください。
・入口で検温・手指消毒をさせていただきます。アレルギー等のある方はお伝えください。
・受付でお名前・連絡先等をご記入いただきます。万が一の場合、お知らせするためです。
・会場内では大声での会話はお控えください。
■ユーチューブでの動画配信について
・フォーラムの様子は地元のケーブルテレビ局・山梨CATVにより収録され、後日、放映されます。
・放映後、期間限定でユーチューブにより無料配信される予定です。
・㈱山梨CATV様のご配慮によるものです。同時配信ではありません。
・ユーチューブのアドレスは、追って乙女高原メールマガジン等でお知らせします。
・動画配信のアドレスや時期を知らせてほしい方は以下フォームから。
※申し込みならびにユーチューブお知らせフォームのアドレス
https://docs.google.com/forms/d/1iOiE1arrRSDXeTsVpcvR4xNrcHXDbtiKygBO7U3LzzA/viewform?edit_requested=true
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3.【活動案内】●乙女高原観察交流会● 2月4日
・日 時 2月4日(土) 集合9時。解散は午後2~3時ごろ。
・集 合 午前9時 道の駅 はなかげの郷牧丘(国道140号沿い)
・持ち物 弁当、水筒、観察用具。雨具、防寒着も用意してください。
・参加費 無料。
※いつもだと乗り合わせて乙女高原に向かいますが、コロナ対策のため、各自の車で向かうかもしれません。車道はところどころ凍っています。
【参考】2021年2月の観察交流会の様子(2022年2月の講習会はコロナのため中止)
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20210206
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4.【活動案内】 ●2022年度総会● 3月12日(日)
日 時 3月12日(日)午後2時~(準備は1時半から)
場 所 山梨市役所牧丘支所
次 第
1.開会のことば
2.代表世話人あいさつ
3.議 事
①2022年度活動報告
②2022年度収支決算報告
③会計監査報告
④新規世話人への立候補→承認→代表世話人の互選
⑤新旧世話人あいさつ
⑥2023年度活動計画提案
⑦2023年度収支予算提案
4.その他
5.閉会のことば
※コロナ感染拡大防止のため、できるだけ短時間で行います。
※世話人への立候補をぜひお願いします。
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■乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済①04月02日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
済②05月15日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:スミレ観察会
済③06月04日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
済④07月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
済⑤08月06日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑥09月03日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
済⑦10月01日(土)集合:09:00・道の駅
済⑧11月12日(土)集合:09:00・乙女高原 兼:草刈り準備
済⑨12月03日(土)集合:09:00・道の駅
【2023年】
済⑩01月07日(土)集合:09:00・道の駅
次⑪02月04日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月04日(土)集合:09:00・道の駅
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■街の駅やまなしでの乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン34「最近の新聞に載った乙女高原」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20221129
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●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察●
ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして標記の番組を作っています。放映後、局がユーチューブに投稿してくれています。1/6に4回目(=4th season)のロケを行いました。万力公園北のちどり湖に来ているカモたちが主役です。2月に放映後、ユーチューブ投稿する予定です。
◆3rd season「秋の自然観察」2022年10月4日、万力公園にて収録
・第11話 シロツメクサとカタバミの手品
https://youtu.be/yHSGLwSCR74
・第10話 ドングリⅡ
https://youtu.be/9mm-OqCLUMo
・第9話 ジョロウグモⅡ、ドングリⅠ
https://youtu.be/6ThmCLwZQDo・第8話 ジョロウグモはゴールデン・シルク。網に2匹のクモ?!
https://youtu.be/r1KxjyLTKfE
◆2nd season「夏の自然観察」2022年7月20日、万力公園にて収録
・第7話 蜜を盗むハチ!? 透明な虫?!~イチモンジカメノコハムシ
https://youtu.be/f0jUvRVf2Ig
・第6話 木の蒸散作用の実験、つる草実験~スズメウリ
https://youtu.be/tNHEHiINFK0
・第5話 スズメバチに出会ったら、樹液レストラン~カナブン
https://youtu.be/p9pMHZ_wXO4
◆1st season「春の自然観察」2022年5月13日、万力公園にて収録
・第4話 オニグルミ~頼りになる樹名板~まとめの話
https://youtu.be/8ua4r62y8zg
・第3話 葉っぱ一枚をじっくりスケッチ~ユリノキ・エノキ
https://youtu.be/k3-kDrFC9Ic
・第2話 アカマツに赤い実!?~マツグミ
https://youtu.be/m_o1j1kxQU8
・第1話 プロローグ~万力代表アカマツ
https://youtu.be/HVMMHTg6Sxw
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【乙女高原ファンクラブ事務局】
植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3
電話とファックス 0553(35)3682
◎郵便振替口座
口座番号 00220-8-71093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
◎ゆうちょ銀行への送金
店名 029店
種目 当座預金
口座番号 0071093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
※乙女高原ファンクラブのホームページです。
http://fruits.jp/~otomefc/
※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。
ウイルスソフトはいつも最新のものにしています。
以上。
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