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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第508号 2023.4.21.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】4月17日の乙女高原
2.【活動案内】第24回遊歩道づくり 5月14日(日)
3.【活動案内】春の自然観察会 5月14日(日)
4.【活動案内】黄色いスミレ・ハイキング 6月3日(土)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし・乙女高原展
●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察
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0.【ニュースニュース】
●1.今日4/21付けの山梨日々新聞。17面に乙女高原が登場します。見開き2ページ「ふるさと探訪」コーナーで今回扱っているのが山梨市。笛川小6年の武藤さんが「ここがイチオシ」で乙女高原を紹介しています。山日電子版には載っていないので、引用しますね。「5年生の時に総合学習の授業で初めて現地に行きました。遊歩道が整備されているので歩きやすく、高原ではたくさんのチョウやマルハナバチが飛んでいます。夏は涼しくて、とても気持ちのいい場所です」乙女高原の特徴や魅力をこんなにコンパクトにまとめてくれていて、とても感心しました。
●2.4/18のテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に、乙女鉱山で採掘された水晶「日本式双晶(英語で、ジャパニーズ・ツインズ)」が出品されていました。鑑定された値段はさておき、日本式双晶とはどういうものなのか、説明が分かりやすかったです。また、鑑定品の水晶に付いていたラベルにはotomezaka(たぶん乙女坂)と書いてありました。乙女鉱山の近くには乙女沢、乙女坂という地名が確かにあります(『乙女高原大百科』489ページ)。
●3. 今年もイオン石和店から「黄色いレシートキャンペーン」の助成金をいただきました。2008年に「石和サティ」の時代から始まったこの「企業による社会貢献」も15年目です。
●4.(再掲)今年度乙女高原ボランティア第1弾「遊歩道づくり」の下準備を5月10日(水)に行うことになりました。交換しなければならない杭をチェックしたり、ロッジのそうじをしたりします。10:00集合で、午前中で作業は終わります。参加できる方は、メールを返してください。
●5. (再掲)5月14日(日)に行う「遊歩道づくり」のスタッフに、ぜひ立候補してください。受付をしたり、参加者の皆さんを誘導したり、作業の説明をしたり・・・といったことが活動内容です。スタッフは当日、一般参加者より30分早い9時集合。そこで説明を受けます。また、下準備の5月10日(水)にもご説明します。
●6.(再掲)5月14日(日)に行う「遊歩道づくり」のちらしをサイトにアップしました。PDFファイルです。ダウンロードして、周囲の方にぜひおすすめください。ちらしを「紙」で欲しい方はこのメールに返信をください。送付させていただきます。
http://fruits.jp/~otomefc/2023yuuhodo.pdf
●7. (再掲)2023年度第2回の乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は6月15日(木)午後7:00から山梨市役所牧丘支所(旧牧丘町役場)です。ご都合がつく方は、ぜひのぞいてみてください。
●8. 街の駅やまなし「乙女高原展」はシーズン36「乙女高原のスミレ」なのですが、乙女高原のスミレは30種類もあるので、いっぺんに全部を紹介することはできず、今回、マイナーチェンジをし、「第2章」が始まりました。お近くに来た際には覗いてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20230420
●9.山梨CATVの「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」のユーチューブ動画配信のチャンネルです。ここからお好きな番組をご覧になってください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLl4SoTwWyU5bYf0xy_SQYDvkeK8zu0yuC
昨年春に収録したのは第1~4話です。今頃視聴するとちょうどいいと思います。
なお、4月21日・今日から2023年度初回放映が始まりました。10チャンネル「まるごと山梨市」の後半で出てきます。4/21~27日の7:30、13:30、19:30の一日3回。ドローンで空から〇〇の様子を観察しました。〇〇は何だと思いますか?
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1.【観察報告】 ●4月17日の乙女高原●
前日の4/16がヤマアカガエル産卵調査の日だったのですが、地区の行事等で来られない人が多く、結局、今日に調査を延期しました。
風が強くて気温は低め。手袋が必要なほどでした。立ち寄ったところはどこも新しい卵はありませんでした。金峰山の肩にはまだ少し雪が見えましたが、まわりは春、春、春でした。
林道では走り始めはヤマブキ満開、でも登るにつれて、蕾が多くなりました。モミジイチゴも咲いていました。夏が楽しみです。林の中ではイタヤカエデの明るい黄緑が目立ちます。木全体に花が咲いている感じです。
柳平の先に行くと、石垣の間にセイヨウタンポポの花。見上げると、まだバッコヤナギの黄色い雄花が目立っていました。焼山で観察していたら、地面の落ち葉にコマルハナバチの女王が止まりました。マルハナバチがこんなにじっとしているのは珍しいです。だから、写真を撮りまくりました。後で写真を拡大して見ると、女王の体は黄色い粉だらけ。バッコヤナギの花を訪れたに違いありません。
さて、ここで、私はヤナギに謝らなくてはなりません。ヤナギの花って花びらがないので風媒花とばかり思っていました。ですから、2008年3月、まだ周りは雪ばかりなのに、草原の大きなダケカンバの洞に巣を作ったミツバチたちが盛んに巣から出入りし、黄色い花粉団子を付けているのを目にしたので、バッコヤナギの花粉を集めていたんだろうとは推測しましたが、あくまで花粉だけと思っていました。今回、コマルハナバチの女王が花粉だらけなのを見たのですが、「冬眠から覚めたばかりの女王は、花粉より蜜が欲しいはず。なのに、ヤナギの花じゃ期待外れだったんだろうなあ・・・」と思っていました。ところが、調べてみると、ヤナギは虫媒花で蜜と芳香があるそうです。だったら、コマルの女王はバッコヤナギの花で満腹になり(?)大満足だったはずです。だとしたら、15年前に見た雪の中のミツバチたちも、雪の中というリスクを冒してまで蜜が欲しくてバッコヤナギの花を往復していたんでしょうね。
今度、バッコヤナギを見たら、匂いをかいで、蜜を舐めてみなくちゃ!! でも、バッコヤナギの花って、木の上のほうなので、なかなか近くで見られないんですよね。
話を元に戻しましょう。ロッジの庭にシカの足が置いてありました。だれが置いて行ったんだろう、キツネかな。骨をよく観察すると、関節がどうなっているかとか、どう動かくかとか、ひづめがどんなふうに骨とつながっているかとか分かって、おもしろかったです。足の一つの関節のちょっと上に、後ろに飛び出ている骨(?)がありました。なんの骨か気になったので、あとで調べて見たら、シカの「かかと」でした。ヒトでも、「かかと」って、ひざから足先のラインより後ろに出ていますよね。そこを土につけて踏ん張るわけですが、シカの「かかと」って、人と違い、足のかなり高いところにあるんだなと思いました。
草原ではキジムシロが咲き始め。ヨモギ頭では、ミツバツチグリが咲き始めでした。両方とも黄色い小さな花です。乙女の春は黄色から・・・ですね。
枯れ草ばかりの草原で、足元から瑠璃色のチョウが飛び立ちました。スギタニルリシジミでしょうか。フユノハナワラビの葉が黄ばんできました。マメザクラの蕾が少し大きくなっていました。ロッジ道脇にセイヨウタンポポとタチツボスミレが咲き始めていました。
帰りの林道ではミツバツツジが満開でとてもきれいでした。カスミザクラでしょうか。ピンク色の花が咲き始めていました。
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2.【活動案内】●第24回遊歩道づくり● 5月14日(日)
【お願い1】遊歩道づくりの下準備を5月10日(水) 10:00から行います。
作業内容は、交換する杭のチェック、ロッジのそうじなど。
参加してくださる方は、このメールに返信をください。
【お願い2】受付をしたり、参加者を誘導したりするボランティアの「スタッフ」を募集しています。応募してくださる方は、このメールに返信してください。
◆古くなった杭を交換し,ロープを張り巡らし,遊歩道をはっきりさせます。春の乙女高原で,いい汗をかきましょう。この日の午後は「春の観察会」を開催します。春の乙女高原をゆっくり楽しみましょう。
■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月14日(日) 午前9時半から12時半ごろまで
※スタッフは9時集合
※少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします。
※荒天の場合,21(日)に延期予定。
■集合 乙女高原グリーンロッジ前。
■持ち物 雨具,軍手。希望者はべんとう
かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
【参考】昨年(2022年5月)の遊歩道づくりの様子
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220515
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3.【活動案内】 ●春の自然観察会● 5月14日(日)
※乙女高原自然観察交流会と兼ねる
昨年度まで12年間、年に2~4回の「スミレの観察会」シリーズを開催していました。あまりにもスミレばかりがフォーカスされてしまうので(ま、それくらいスミレは魅力がありますけどね・・・)、今年からもっと視野を広げようということになりました。よって、スミレに特化した観察会は6月3日の「黄色いスミレ・ハイキング」だけです。お楽しみに!!
今回は、乙女高原で春探しをします。ちょうど、多くの夏鳥たちが渡ってくる季節でもあるので、そんな鳥たちのラブ・ソングもいっぱい聴けると思います。
・5月14日(日)13:00乙女高原グリーンロッジ集合 ~16:00 参加無料。
・「乙女高原自然観察交流会②」を兼ねて行います。
・この日の午前中は「遊歩道作り」です。遊歩道作り→お昼ごはん→観察会というスケジュール。
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4.【活動案内】 ●黄色いスミレ・ハイキング● 6月3日(土)
・6月3日(土)集合8:30牧丘の道の駅 ~15:30ころまで 参加無料。
・乙女高原自然観察交流会を兼ねて。
・1日かけて標高2000mほどのところに広がるキバナノコマノツメ群落を観察しに行きます。
・キバナノコマノツメは黄色い花をつけるスミレです。
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■2023年度 第8期 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済①04月01日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
次②05月14日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:春の観察会
③06月03日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
④07月01日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
⑤08月05日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑥09月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑦10月07日(土)集合:09:00・道の駅
⑧11月11日(土)集合:09:00・乙女高原 兼:草刈り準備
⑨12月02日(土)集合:09:00・道の駅
【2024年】
⑩01月06日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月03日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン36-2「乙女高原のスミレ・第2章」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20230420
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●教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察●
ウエハラと地域のケーブルテレビ局「山梨CATV」とがコラボして標記の番組を作っています。放映後、局がユーチューブに投稿しています。山梨CATVさんが「教えてうえちゃん」専用ページを作ってくださいました。お好きな番組をご覧になってください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLl4SoTwWyU5bYf0xy_SQYDvkeK8zu0yuC
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【乙女高原ファンクラブ事務局】
植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3
電話とファックス 0553(35)3682
◎郵便振替口座
口座番号 00220-8-71093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
◎ゆうちょ銀行への送金
店名 029店
種目 当座預金
口座番号 0071093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
※乙女高原ファンクラブのホームページです。
→ http://fruits.jp/~otomefc/
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