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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第511号 2023.5.18.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】5月18日の乙女高原
2.【活動案内】第24回遊歩道づくり 5月14日➝21日(日)
3.【活動案内】黄色いスミレ・ハイキング 6月3日(土)
4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊~初夏編6月25日(日)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし・乙女高原展
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0.【ニュースニュース】
●1.5月14日に予定されていた遊歩道づくりは「雨のため」中止し、21日に延期しました。つまり、今度の日曜日です。集合時刻は変わらず9:30。開会行事は行いませんが、全体で打ち合わせをしたのちに、作業に入ります。ご都合のつく方はぜひご参加ください。午前中で終わる作業量ですが、できればお弁当持参で、午後からゆっくり春の乙女高原を楽しみませんか。5.13の「号外」にも書きましたが、「21日に参加できるよ」という方で、返信がまだの方は、このメールに返信の形でお知らせください→2
●2. 「当日6:00時点の現地の天候を確認した上で実施判断する」というのが計画でしたが、土日月と三日間が雨の予報だったので、皆さんのご都合を考え、前日の15:00に県・市・ファンクラブの担当者で協議し、遊歩道づくりの中止・延期を決定しました。
とはいえ、もし、当日、乙女高原に来られる方がいたとしたら、その方の乙女高原を想う気持ちを受け止めてあげたいなと思い、乙女高原に行きました。すごく寒かったですよ。手袋をしても、手がかじかむほどでした。そして、朝から雨はまったく降りませんでした。11:30頃になってようやくポツポツきたし、どなたも来ませんでしたから、山を下りましたが、下り始めたら、すぐに雨は止んでしまいました。中止して損した気分です。ま、天気ばかりはどうにもなりませんけど。
●3.今日の甲府の最高気温は34℃という予報だったので、乙女高原に「逃げ込む」ことにしました。乙女高原も、標高1,700mにしてはとても暑く、キンポウゲが咲くころの天候でした。サクラスミレがとにかくいっぱいでしたよ。フデリンドウも増えました。ぜひ、今度の日曜日は乙女高原へ→1
●4. (再掲)2023年度第2回の乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は6月15日(木)午後7:00から山梨市役所牧丘支所(旧牧丘町役場)です。ご都合がつく方は、ぜひのぞいてみてください。
●5. (再掲)街の駅やまなし「乙女高原展」はシーズン36「乙女高原のスミレ パート2」を開催中です。お近くに来た際には覗いてみてください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20230420
●6. (再掲)山梨CATVの「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」のユーチューブ・チャンネルです。ここからお好きな番組をご覧になってください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLl4SoTwWyU5bYf0xy_SQYDvkeK8zu0yuC
●7.わたくしごとになりますが、植原が令和5年度 「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰を受賞することになった話は本メルマガ509号でお知らせしましたが、受賞を記念してのイベントを開催していただけることになりました。日本自然保護協会と日本環境教育フォーラムの共催です。今回、日本自然保護協会の推薦で神奈川県在住の一寸木 肇さんが、そして、日本環境教育フォーラムの推薦で植原が受賞させていただくことになったのですが、二人とも長く自然観察指導員講習会の講師を務めてきました。そんなご縁で、二人が登壇するオンラインの受賞イベントを企画していただいたのです。ご都合のつく方は、ぜひご覧になってください。事前申し込みが必要です。詳細は以下
https://www.jeef.or.jp/2023/05/53449/
◇開催概要◇
■主 催:(公財)日本自然保護協会・(公社)日本環境教育フォーラム
■日 程:2023年6月17日(土) 15:00~16:30
■会 場:Zoomミーティング
■対 象:自然保護や環境教育に興味・関心がある方はどなたでも
■参加費:無料(事前の申し込みが必須となります)
■申 込:〆切りは6月16日(金)17時。こちらから申し込んでください。
https://forms.gle/VpUmQKJ2zS5K16KL7
■登壇者:
【自然ふれあい部門 受賞】一寸木肇さん(大井町教育委員会おおい自然園園長)
神奈川県生まれ。小さい頃から、何か拾ってくるのが大好きだった。今は子どもたちが拾ったり見つけたりしたものの情報を集めることを無上の喜びとしている。地域の自然について観察や調査を行い、記録していくとともに、よりよい自然観察の方法を生み出そうとしている。子どもの自然体験のあり方についても強い関心を持っている。
【保全活動部門 受賞】植原 彰(NACS-J理事/乙女高原ファンクラブ代表世話人)
山梨県生まれ。学生時代に自然観察指導員講習会を受け「自分が進む道はこれだ!」と観察会活動を始める。就職後も「やまなしナチュラリストの会」や「ノラやまなし」を設立。自然かんさつから始まる自然保護活動を続けている。自分のホームグランドは乙女高原。2001年春には「乙女高原ファンクラブ」を設立し、マルハナバチの観察会や乙女高原案内人の養成、草原保全のための草刈りボランティアなどに取り組んでいる。
■当日のスケジュール:
15:00~15:10 開会挨拶、趣旨説明(功労者表彰について)
15:10~15:30 特別講演1:一寸木 肇さん
15:30~15:50 特別講演2:植原 彰さん
15:50~16:25 パネルディスカッション「自然観察から未来をつくる」
16:25~16:30 閉会
※予告なしに変更となる場合もありますのでご了承ください。
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1. 【観察報告】●5月18日の乙女高原●
今日は勝沼で34.9℃だったそうですね。あまりにも暑い!ので、乙女高原に逃れることにしました。
林道ではミズキやミツバウツギの白い花が目だっていました。それだけではありません。ヤマツツジの赤、フジの紫、トウゴクミツバツツジの赤紫と、色とりどりです。綿毛が宙を飛んでいます。バッコヤナギのたねの旅です。標高差があるので、柳平の近くではまだヤマブキが咲き残っていますが、トチノキの花が見られるのは杣口近くだけです。
草原に着きました。緑が一段と濃くなってきました。シラカバは緑が濃くなり、ダケカンバは芽吹いた直後の淡い色で、ヤエガワカンバは同じく芽吹き直後なのにちょっと赤味を帯びた色です。もうすぐこれら微妙に色の違う緑のパッチワークは、真夏の同じような緑色になってしまうことでしょう。
今回は虫たちがいっぱいでした。車を降りたら、まずオオミズアオに遭遇。なんというきれいな空色、そして天女のようやフォルムなんでしょうか。キマダラヒカゲにも会いました。遊歩道を歩いていて、なんか小さなガ?チョウ?がミズナラの芽吹いたばかりの葉に止まったなと思い、近づいて見ようと思ったら、逃げられてしまいました。少し待っていたら、戻ってきたので、今度は動かないでそっと観ていました。そしたら、そのチョウ・ミヤマセセリはお尻をぐっと曲げて、葉の陰に卵を産もうとしていました。また、飛んで行ってしまいましたが、少し待っていたら、戻って来たので、今度はゆーっくりゆっくり手を動かしてカメラを構え、産卵シーンを動画撮影。一応、成功しました。
近くのヤマハンノキの葉はポツポツと穴だらけ。おそらくその犯人の虫たちがいっぱいたかっていました。そうそう。ギンイチモンジセセリにも出会いましたよ。乙女高原に居る間じゅう、エゾハルゼミのミョーケンミョミョミョ・・・という声が響いていました。
サクラスミレがいっぱいです。一株で10個も花を付けている株をいっぱい見ました。エイザンスミレはもう咲き終わりでしたが、代わりにマンジュリカが咲き始めていました。タチツボスミレは相変わらず至る所で目につきます。森のコースではシロバナエンレイソウが可憐な花を咲かせていました。なんとマイヅルソウがもう咲き始めていましたよ。
フデリンドウもいっぱい。黄色い花はキジムシロからミツバツチグリにバトンタッチの時期みたいです。
今日はツツドリ、コルリの声を今年初めて聞きました。コルリはいろいろなところで聞きます。増えたのかな? 帰ってきてたら家でホトトギスの声も聞きました。
湿地も歩きました。サンリンソウが満開です。シロバナノヘビイチゴやニョイスミレもきれいです。水が流れている土の中からは「グエッ」というようなタゴガエルの声が聞こえてきます。サナギイチゴも咲き始めていました。谷地坊主が坊主頭のてっぺんだけ緑色で、1年で一番かわいい時期です。もう少し経つと、ぼさぼさ頭になってしまいます。
さて、前々回、イチヨウランの蕾を見つけて、花が咲くのを楽しみにしていたら、前回、その株がありません! ん?食べられた?盗まれた?と、なんだか嫌な気分。それでも、その近くに蕾を付けている株がまた見つかったので、花を楽しみに、今日、行って見ました。そうしたら、その花もなくなっていました。コケのじゅうたんに穴が開いていたので、誰かが掘り取って、持ち去ってしまったのでしょう。
生き物はなんでもそうですが、その生き物だけでは生きていけません。必ず周りの生き物とつながりながら、生きています。私は、その場に咲いているからこそ、花は美しいと思うのですが、それは、そんなつながりがあるからこそです。持ち去ってしまったら、そのつながりが絶たれてしまいます。
私はいまだにイチヨウランの花に虫が訪れるのを見たことがありません。イチヨウランがどんな虫とつながりを持っているかをその場で確かめたいのに、その前に、無くなってしまうのが、残念でなりません。
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2.【活動案内】●第24回遊歩道づくり● 5月14日(日)→
21日(日)に延期
■主催 山梨市 山梨県 乙女高原ファンクラブ
■日時 5月21日(日) 午前9時半から12時半ごろまで
※スタッフは9時集合
※少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします。
■集合 乙女高原グリーンロッジ前。
■持ち物 雨具,軍手。希望者はべんとう
かけや(大きなトンカチ),なたなど道具がある方はご持参ください。
■服装 作業のできる服装(まだ寒いので,防寒の準備も)
【参考】昨年(2022年5月)の遊歩道づくりの様子
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20220515
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3.【活動案内】 ●黄色いスミレ・ハイキング● 6月3日(土)
・6月3日(土)集合8:30牧丘の道の駅 ~15:30ころまで 参加無料。
・乙女高原自然観察交流会を兼ねて。
・1日かけて標高2000mほどのところに広がるキバナノコマノツメ群落を観察しに行きます。
・キバナノコマノツメは黄色い花をつけるスミレです。
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4.【活動案内】●マルハナバチ調べ隊~初夏編● 6月25日(日)
今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。
■日 時 6月25日(日) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入しています。
【今後のマルハナバチ調べ隊】
盛夏編 8月5日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
初秋編 9月2日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
※時間やプログラムは6月の回と同じです。
※乙女高原ファンクラブでは年に3回ずつマルハナバチ調べ隊を行っています。
初夏編 女王バチが見られる…かも
盛夏編 たくさんの働きバチ
初秋編 超レアなオスバチが見られる…かも
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■2023年度 第8期 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今年度の予定
済 ①04月01日(土)集合:09:00・道の駅 兼:ヤマアカガエル産卵調査
中止②05月14日(日)集合:13:00・乙女高原 兼:春の観察会
次 ③06月03日(土)集合:08:30・道の駅 兼:黄色いスミレ観察会
④07月01日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:谷地坊主観察会
⑤08月05日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑥09月02日(土)集合:10:00・乙女高原 兼:マルハナバチ調べ隊
⑦10月07日(土)集合:09:00・道の駅
⑧11月11日(土)集合:09:00・乙女高原 兼:草刈り準備
⑨12月02日(土)集合:09:00・道の駅
【2024年】
⑩01月06日(土)集合:09:00・道の駅
⑪02月03日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン36-2「乙女高原のスミレ・第2章」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20230420
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【乙女高原ファンクラブ事務局】
植原 彰(方) 〒404-0013 山梨市牧丘町窪平1110-3
電話とファックス 0553(35)3682
◎郵便振替口座
口座番号 00220-8-71093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
◎ゆうちょ銀行への送金
店名 029店
種目 当座預金
口座番号 0071093
加入者名 乙女高原ファンクラブ
※乙女高原ファンクラブのホームページです。
→
http://fruits.jp/~otomefc/
※「乙女高原メールマガジン」は希望する方に無料で配信しています。まわりにご希望の方がいらっしゃいましたら,アドレスとお名前を「返信」してくだされば,メール配信のリストに加えます。
ウイルスソフトはいつも最新のものにしています。
以上。
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