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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第531号 2024.1.24.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】第21回乙女高原フォーラム(概略編)1月21日(日)
NEW! 2. 【観察報告】1月23日の乙女高原
3. 【活動案内】2月の自然観察交流会 2月3日(土)
4. 【活動案内】2023年度総会 3月10日(日)
5.【活動案内】第5期乙女高原案内人養成講座
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」 書籍 ユーチューブ動画
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0.【ニュースニュース】
●1.1/21、乙女高原フォーラムが無事に開催できました。おかげ様で70名の参加された皆さんに乙女高原の活動を知っていただき、岩科さんの有意義なお話を聞いていただくことができました。今後、山梨CATVで放映されます(2/23~22/25 21:00から)。放映後、ユーチューブで配信されます→1
●2. 1/23の乙女高原は雪でしたが、とても暖かでした。今までボサボサだった谷地坊主の長髪が雪に撫でられて、かわいいオカッパ頭になっていました→2
●3.「第5期乙女高原案内人養成講座」の受講者募集を始めています。講座は5/26、6/9、7/28(いずれも日曜)の3日間です。講義と実習によって、乙女高原案内人の基礎知識・基本技能を学んでいただきます。定員30人。詳しくは以下のページをご覧ください。「紙」のチラシもあります→5
https://fruits.jp/~otomefc/annainin2024.html
●4. (再掲) 2/3(土)は乙女高原自然観察交流会です。9:00に「道の駅はなかげの郷まきおか」集合。集まった皆さんで相談して観察場所等を決め、乙女高原に向かいます。「ケガと弁当は自分持ち」です。自然観察交流会について、詳しくはこのメールマガジンの一番下の方をお読みください→3
●5. (再掲) 3/10(日)14:00から山梨市役所牧丘支所の会議室で2023年度総会を開催します。今年度の活動を振り返り、来年度の活動計画や予算を決めます。会員の皆さんのご出席をよろしくお願いします→4
●6. (再掲)山梨市駅の北口を出て、信号を渡ってすぐの「街の駅やまなし」で、乙女高原展をしています。シーズン40のテーマは「草花たちのライフ・ステージ」。一つの草花について3~5枚の写真で、異なるライフ・ステージの姿を紹介しています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20231130
●7. (再掲)乙女高原の活動ではありませんが、笛吹市春日居町鎮目の山梨岡神社の境内で行っている、小中学生対象の「自然観察と本の読み聞かせ」イベント案内です。2/18(日)9:30-12:00。そこにある自然探索~おおぞらの下のおはなし会「節分すぎたら、虫たちは?」。自然観察の講師は植原です。問い合わせ等は「おはなしのへや もも」馬場さん080-5046-9436まで。
●8. (再掲)これも乙女高原の活動ではありませんが、山梨CATVのテレビ番組「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」についてです。万力公園で12月にロケを行った最新作「ケヤキの観察」が山梨CATVで1/26(金)~2/1(木)まで放映されます。毎日7:30、13:30、19:30の3回です。なお、番組の「見逃し配信」がユーチューブで見られます。以下のユーチューブ・チャンネルから見たい番組をお選びください。乙女高原のスペシャル番組もあります。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLl4SoTwWyU5bYf0xy_SQYDvkeK8zu0yuC
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1.【活動報告】●第21回乙女高原フォーラム(概略編)● 1月21日(日)
1週間ほど「大雪に注意」と天気予報に散々脅かされ続けましたが、結局、当日は暖かい雨。助かりました。イベントの当日に雨が降って、ありがたかったというのは、初体験だったかも。
11:30にスタッフが集合して準備を始めました。会場の大会議室前のロビーに受付場所を作ったり、演台の準備をしたり、プロジェクターとスクリーンを設置したり。講師の岩科さんをお迎えし、交替でお弁当を食べて、準備をさらに進め、開会を迎えました。
山梨市観光課長の土屋さんの司会で開会行事が始まりました。山梨市長の高木さんと山梨県峡東林務環境事務所長の深水さんからご挨拶をいただきました。お二人とも乙女高原の行事には必ず出席してくださいます。
そして、植原がマイクをバトンタッチし、会を進行しました。まず、植原がパワーポイントを使いながら乙女高原ファンクラブの活動報告をしました。
この中で一つ、訂正したいことがあります。それは乙女高原の気温測定についてです。2015年のデータが不備だったので、てっきり、「甲府で1m以上の大雪」の年だと勘違いしていまいましたが、大雪はその前年の2014年でした。乙女で気温測定しているデータロガーは「1時間おき」に設定すると85日つまり3ケ月弱連続で測定できます。「甲府で1m以上の大雪」があった2014年は、ちょうどうまい具合に85日間が大雪の期間中になったので、この期間もデータが取れました。一方、翌2015年もじつは結構な雪が降っていたのですが、この時は、データ回収・再設定のタイミングが悪く、1月~2月下旬までのデータが取れませんでした。ですから、スライドに出てきた「2015年が大雪のためデータが不備だった」というのは事実ですが、この大雪というのは「甲府で1m以上の大雪」のことではなく、その翌年のことで、誤解を産む表現になってしまいました。ご承知おきください。
次に、井上さんからパワーポイントを使って訪花昆虫調査についての報告をしていただきました。
乙女高原には春から秋にかけて100種類以上ものさまざまな花が咲きます。それらの花にどんな昆虫がきて、受粉をおこなっているのか、花と昆虫の関わりを調べるのがこの訪花昆虫調査です。乙女高原に鹿柵ができる前の2013年、麻布大学学生の加古さんがこの調査を行いましたが、鹿柵設置後にどのような変化が見られるか、また花と昆虫の関わりについて、麻布大学いのちの博物館名誉学芸員の高槻成紀先生のご指導の下、2020年から行っています。ぜひ多くの方に参加していただきたいと思います。花がきれいに咲くのも虫たちが一生懸命働いているからだと思うと、感動します。いろいろな花が咲いて、いろいろな虫たちがいる乙女高原の多様性、すばらしさを改めて感じる機会にもなります。今年も調査が計画されています。花や虫がわからなくても大丈夫。1回でも半日でも都合のつく範囲で大丈夫です。やってみませんか?とても楽しい調査です。ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしています。
3番目に乙女高原フェローの今年度の認定者の発表と認定証・記念品の贈呈を行いました。乙女高原フェローとは「乙女高原が大好きな人」のことで、具体的には、乙女高原の活動に10回以上、参加された方です。お店のスタンプカードみたいなカードがあって、これにハンコを押していき、10個集まったら、あなたは乙女高原フェロー・・・というわけです。今回は奥平さん、篠原さんご夫妻、高槻さん、松林さんの5名が認定されました。代表世話人の角田さんが認定証を読み上げ、フォーラムにご出席の篠原さん夫妻に認定証と記念品のマグボトルをお渡ししました。ちなみに、これで乙女高原フェローは28人になりました。
そして、いよいよ今回のスペシャルゲスト岩科 司さんのお話です。プロフィール紹介を日本高山保護協会事務局長の山本さんがしてくださいました。岩科さんのお話についてはメルマガ次号からご紹介しますので、楽しみにしていてください。講演後、岩科さんにはそのまま残っていただき、会場からの質問に答えていただきました。
閉会行事では乙女高原ファンクラブ代表世話人の角田さんがお礼のあいさつをし、植原が諸連絡をして、司会の土屋さんが会をお開きにしてくださいました。
会場を片付けたら、部屋を移して茶話会を行いました。20人ほどが残ってくださり、お一人お一人、一言ずつ、感想やご自分のお考え、活動などを話していただきました。こうして、第21回乙女高原フォーラムが無事終わりました。参加者は合計70名でした。
受付に置いた「令和6年能登半島地震義援金」の募金箱には合計1万1千円が寄せられていました。後日、山梨市の義援金に加えていただきます。
また、今回はなんと12名もの入会者がいらっしゃいました。ありがたいことだと思いました。
個人的には・・・もうコロナも5類になったことだし、「打ち上げの懇親会、やりてー!!」と叫びたいところです(笑)。講師の岩科さん、スタッフの皆さん、本当にご苦労様でした。ありがとうございました。
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2.【観察報告】● 1月23日の回乙女高原●
ブログに写真を載せましたので、それも見てみてください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefc/d/20240123
山梨では土日にかなり雨が降ったので、乙女高原周辺は雪だったろうと覚悟を決めて、スノーシューを持参したのですが、柳平のすぐ近くまでは雪がありませんでした。金峰山は雪で真っ白、乙女湖も湖面の7割は凍っていましたが。
乙女高原まで来ると、草原はほぼ雪でした。スノーシューほどではなく、かといって登山靴では靴の中に雪が入ってきそうです。スパイク付きの長靴がちょうどよかったです。青空がまぶしいくらいで、暖か。上空を飛ぶ飛行機を見ると、飛行機雲をまったく引きずっていませんでした。
森のコースを歩き始めてすぐに、おもしろいものを見つけました。シカの足、まるまる一本です。体の他の部位はありません。ひざ(ひじ?)から下はそのままですが、そこより上の部分は骨になっています。もも(二の腕?)は食われてしまったのでしょう。「おもしろい」なんて不謹慎なことを書いたのには訳があります。この1本が途中から折れ曲がってⅤの字形になって、そのままシカ柵にひっかかっていたのです。おそらく、「いいもの見つけたぞ!」とでも思いながら足をくわえてきたキツネ?が、シカ柵の中に入ろうとしたけど、Ⅴ字に曲がった足がひっかかって、いくら引っ張っても運ぶことができなかった…なんてシーンを想像してしまったからです。
雪は8cmくらい。水玉模様にくぼんでいるのは、雨粒が当たったからだと思います。きっと降り始めは雪だったのに、途中から雨になったんでしょうね。雪が雨で溶かされて、積雪が進まなかったのだと思います。これも温暖化の影響といっていいのでしょうか。
シカ柵を出て、富士山の展望台に。青空にカラマツやダケカンバの枝先がとてもきれいです。南を見ると、絵のような富士山でした。甲府盆地上空は雲海でした。だから、なおさらきれいに見えました。
ツツジのコースに行くと、ツノハシバミの枝先に雄花の蕾が目立っていました。メルマガ前号には、ここでたくさんのノウサギの足跡を見たことを書きましたが、今日は一転して、まったく見つけることができました。いえ、ここばかりでなく、後で歩いた草原のコースもです。いったいどうしちゃったんでしょうか? さっきも書きましたが、今回の雪は「雪のち雨」だった可能性がありますから、それで足跡が消えた…?…としても、雪・雨が降ったのは土・日で、今日は火曜日ですから、降りやんだ後もウサギが走り回る時間は十分あったと思うのですが…
シカ柵横のドアから出ようとしたのですが、地面が凍って持ち上がってドアの下部を「飲み込んで」しまい、ドアが動かなくなっていました。仕方なく、駐車場側のドアから外に出て、谷地坊主を見に行きました。雪に撫でられて、ボサボサ状態だった頭が、きれいなオカッパ頭になっていました。というより、ゲゲゲの鬼太郎頭ですね。湿地を歩き回って、アオシギとの遭遇を期待したのですが、今日はどこでも見ることはできませんでした。
今日はポカポカとても暖かくて、雪がどんどん溶けているのがわかります。歩く音もザクザクというよりサクサクという感じです。樋の壊れたロッジの屋根から雪解け水が滝のように落ちています。つららはまったくありません。
ハンノキにコガラたちがいました。雪の反射があるせいか、とても色鮮やかです。ツルウメモドキの芽を食べているようでした。ウソのメスやゴジュウカラも見ることができました。
帰りの林道ではヤマドリの足跡を見ました。やっぱり前回見たカラスの足跡より大きくて、角度も開いていましたよ。
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3.【活動案内】●2月の自然観察交流会● 2月3日(土)
・9:00道の駅「花かげの郷まきおか」集合。乗り合わせで乙女高原へ
・弁当、観察用具等持参。
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4.【活動案内】 ●2023年度総会● 3月10日(日)
日 時 3月10日(日)午後2時~(準備は1時半から)
場 所 山梨市役所牧丘支所
次 第
1.開会のことば
2.代表世話人あいさつ
3.来賓あいさつ
4.議 事
①2023年度活動報告
②2023年度収支決算報告
③会計監査報告
④2024年度活動計画提案
⑤2024年度収支予算提案
5.その他
6.閉会のことば
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5.【活動案内】●第5期乙女高原案内人養成講座●
乙女高原を案内することによって乙女高原の自然を守る輪を広げようと、2003年から3年間に渡って開催し、2008年に第4回を開催後,16年間行われていなかった乙女高原案内人養成講座を開講します。乙女高原を知り,守り,そして伝えるノウハウが満載の講座です。これを機会に,ぜひ,乙女高原のことを知り,ファンになり,そして,乙女のことを伝えるメッセンジャー「インタープリター」になってください。
※特設ページ (ここから申し込みフォームにも行けます)
https://fruits.jp/~otomefc/annainin2024.html
・募集定員 30名(申し込み多数の場合は抽選)
・養成講座 5/26、6/9、7/28(いずれも日曜) 計3日
・講義と実習を通して、自然観察の手法、案内の技術、自然保護の知識、乙女高原の地形地質・植物・動物・歴史などを学びます。
●第1回 5月26日(日) 会場:山梨市民会館と万力公園
開講式 野外実習「インタープリテーション体験」
講義「インタープリテーション」「自然の保護」「乙女高原の歴史」
●第2回 6月9日(日) 会場:乙女高原
実習「乙女高原の地形地質」「乙女高原の動物」
●第3回 7月28日(日) 会場:乙女高原
実習「乙女高原の植物Ⅰ」「乙女高原の植物Ⅱ」
ワークショップ「今後の活動について 閉講/修了式
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■2023年度 第8期 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※今後の予定
⑪02月03日(土)集合:09:00・道の駅
⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン40「草花たちのライフステージ」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20231130
■『乙女高原の自然観察』■
A5判32ページ、オールカラーで、1ページに1テーマずつ記事を載せています。頒価300円。送料は1冊だと140円、2~8冊だと180円。送付を希望される方は、送料込みの金額をご送金ください。
■『乙女高原大百科』■
厚さ3cmという分厚い本。A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2000円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。
■「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察・乙女高原スペシャル」■
山梨CATVが制作した動画がユーチューブ・チャンネルで公開されています。約1時間、植原が乙女高原の案内をします。乙女高原三昧の番組です。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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