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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第535号   2024.2.23.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】雪上ハイキング       2月11日(日)
    2. 【活動案内】3月の自然観察交流会    3月2日(土)
    3.【活動案内】2023年度総会       3月10日(日)
    4.【活動案内】第5期乙女高原案内人養成講座
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」 書籍 ユーチューブ動画
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0.【ニュースニュース】
●1.2/11、雪の中を4人で自然観察ハイキングに行ってきました。その様子を鈴木さんがレポートにしてくださいました。鈴木さんがレポートにしてくださったからこそ、皆さんにこのハイキングの報告ができます。鈴木さん、ありがとうございました→1

●2. (再掲)3/2(土)は今年度最後の「乙女高原自然観察交流会」です。9:00に「道の駅はなかげの郷まきおか」集合。集まった皆さんで相談して観察場所等を決め、乙女高原に向かいます。自然観察交流会について詳しくは、スクロールして「2023年度 第8期 乙女高原観察交流会」の項もお読みください→2

●3. (再掲) 3/10(日)14:00から山梨市役所牧丘支所の会議室で2023年度総会を開催します。今年度の活動を振り返り、来年度の活動計画や予算を決めます。会員の皆さんのご出席をよろしくお願いします→3

●4. (再掲) 普通会員の皆さんには会報とともに3/10総会の出欠ハガキ(欠席する場合の委任状も兼ねる)をお送りしています。忘れないうちに必要事項をご記入の上、お出しください。すでにちょうど100通が返ってきています。ご意見・近況等を自由に書ける欄もあります。

●5.街の駅やまなしで常設展示させていただいている「乙女高原展」のシーズン41「雪がつもった乙女高原」が始まりました。雪が降ると見られる景観や動物たちの足跡がテーマです。JR中央線・山梨市駅のすぐ北です。お近くに来られた折りにはのぞいていってください。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20240216

●6. (再掲)第5期乙女高原案内人養成講座の受講者を募集しています。まわりの方にもぜひお勧めください。講座は5/26、6/9、7/28(いずれも日曜)の3日間です。定員30人。以下のページもご覧ください→4
https://fruits.jp/~otomefc/annainin2024.html

●7.乙女高原の話題ではありませんが、 3月2日に東京農業大学で「自然共生サイトと里山」というフォーラムを開催することとなったそうです。14:00~17:30、東京農業大学世田谷キャンパスサイエンスポート8階エアーブリッジ。詳細は下記HPをご覧ください。
https://nodai-nri.jp/news/20240213_001

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1.【観察報告】●雪上ハイキング● 2月11日(日)

※参加された鈴木辰三さんがレポートを書いてくださいました。

「乙女高原は40cmの積雪らしい・・・」
山梨県内で今シーズン一番の大雪が降り、こんな情報が。井上さんの呼びかけに、じっとしていられないメンバー4人が集まり雪上ハイキングが企画されました。2月11日、まずは行けるところまで行ってみようと道の駅を出発しました。

 途中で何かが目の前の道路を横切りました。シカの親子です。幸先の良い出迎えを感じます。柳平までは除雪されていて支障はありませんでしたが、その先は車で行くのは無理そうです。ここからが雪上ハイキングの始まり。左手に臨む乙女湖はほぼ全面結氷していました。

 雪上の魅力は何といっても動物たちが残したフィールドサインです。ウサギ・リス・キツネ・テン・シカなど多くの足跡を観察しながら乙女高原へと向かいます。日本語では一口に足跡と言いますが、英語ではPrint(ひとつの足でつけられた足裏の形)とTrack(長く続いた一連の足跡)で呼び分けらます。PrintとTrackそして大きさや歩幅・跳躍痕などに注目して、どんな動物が何をしていたのか想像をめぐらせます。
 ウサギの足跡がたくさん残っていたのは印象的でした。ダッシュやジャンプや急に向きを変えたりと忙しそうです。キツネは左右の足跡をほぼ一直線におき、延々とまっすぐ続きます。慎重に獲物を探しているのでしょうか。シャクトリムシのような走り方をするテンは、左右の足跡が並んでいるのが特徴です。多様な生き物たちの存在を感じて嬉しくなります。

 約1時間歩いて焼山峠に到着。積雪が深くなり雪質もサラサラに変わってきました。レンゲツツジやコブシ・ツノハシバミなどの冬芽を見ながらさらに高原を目指します。冬芽はまだ小さく閉じていましたが、少しづつ芽吹きの準備を進めている様子です。

 湿地に近づいた辺りから林の中へと入りました。そこではカラ類の混群に出逢いました。ヒガラ・ヤマガラ・シジュウカラ・ゴジュウカラ、エナガやコゲラも混ざっています。混群とは冬の間複数種の小鳥が群れをなして行動することで、捕食者からの危険を避けたり採餌のメリットがあるようです。木々の間からは時折さえずりが聞こえてきます。ヒガラは高くて短いテンポ、ヤマガラは2音でのんびりなどの特徴で聞き分けますが、まだまだぎこちないさえずりです。練習を積みながらパートナーを探しに群れから離れていくのでしょう。

 いつもは車であっという間の距離を約2時間半かけてようやくロッジに到着。高原の積雪は30cmほどありました。青空と雪景色を楽しみながらお昼を食べていると上空をノスリが通過していきます。昼食を終え、帰路では「キャーン」とシカの甲高い鳴き声を聞きました。見送りの挨拶と思いたいところですが、仲間へ危険を知らせたのかも知れません。ふと人と野生動物の関わりなどを考えさせられました。乙女高原周辺に棲息するすべての生き物たちとずっと共存していきたいですね。

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2.【活動案内】●3月の自然観察交流会● 3月2日(土)

・9:00道の駅「花かげの郷まきおか」集合。乗り合わせで乙女高原へ
・弁当、観察用具等持参。(下にスクロールし、「2023年度 第8期 乙女高原観察交流会」の項もお読みください)

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3.【活動案内】 ●2023年度総会● 3月10日(日)

日 時 3月10日(日)午後2時~(準備は1時半から)
場 所 山梨市役所牧丘支所

次 第
 1.開会のことば
 2.代表世話人あいさつ
 3.来賓あいさつ
 4.議 事
  ①2023年度活動報告
  ②2023年度収支決算報告
  ③会計監査報告
  ④2024年度活動計画提案
  ⑤2024年度収支予算提案
 5.その他
 6.閉会のことば

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4.【活動案内】●第5回乙女高原案内人養成講座●

 乙女高原を案内することによって乙女高原の自然を守る輪を広げようと、2003年から3年間に渡って開催し、2008年に第4回を開催後,16年間行われていなかった乙女高原案内人養成講座を開講します。乙女高原を知り,守り,そして伝えるノウハウが満載の講座です。これを機会に,ぜひ,乙女高原のことを知り,ファンになり,そして,乙女のことを伝えるメッセンジャー「インタープリター」になってください。

※特設ページ (ここから申し込みフォームにも行けます)
https://fruits.jp/~otomefc/annainin2024.html

・募集定員 30名(申し込み多数の場合は抽選)
・養成講座 5/26、6/9、7/28(いずれも日曜) 計3日

・講義と実習を通して、自然観察の手法、案内の技術、自然保護の知識、乙女高原の地形地質・植物・動物・歴史などを学びます。

●第1回 5月26日(日)  会場:山梨市民会館と万力公園
 開講式 野外実習「インタープリテーション体験」
 講義「インタープリテーション」「自然の保護」「乙女高原の歴史」

●第2回 6月9日(日)  会場:乙女高原
 実習「乙女高原の地形地質」「乙女高原の動物」

●第3回 7月28日(日)  会場:乙女高原
 実習「乙女高原の植物Ⅰ」「乙女高原の植物Ⅱ」
 ワークショップ「今後の活動について 閉講/修了式

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  ■2023年度 第8期 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

※今後の予定
 ⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅

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  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン41「雪の積もった乙女高原」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20240216

  ■『乙女高原の自然観察』■
A5判32ページ、オールカラーで、1ページに1テーマずつ記事を載せています。頒価300円。送料は1冊だと140円、2~8冊だと180円。送付を希望される方は、送料込みの金額をご送金ください。

  ■『乙女高原大百科』■
厚さ3cmという分厚い本。A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2000円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。

  ■「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察・乙女高原スペシャル」■
山梨CATVが制作した動画がユーチューブ・チャンネルで公開されています。約1時間、植原が乙女高原の案内をします。乙女高原三昧の番組です。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4

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