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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第557号 2024.9.12.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】笛川小3年生の案内 9月4日(水)
NEW! 2.【活動報告】マルハナバチ調べ隊~初秋編 9月7日(土)
3.【活動案内】植生調査 9月14日(土)
4.【活動案内】訪花昆虫調査9月 9月15日(日)
NEW! 5.【活動案内】自然観察交流会10月 10月5日(土)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」/書籍/ユーチューブ動画
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0.【ニュースニュース】
●1.9/3(火)日下部小4年64人、9/4(水)笛川小3年21人、9/5(木)笛川小4年19人の案内が無事終了しました。予定通り19人の方々が子どもたちの支援のため参加してくださいました。日下部小のレポートはメルマガ前号に掲載しましたが、今回は笛川小のレポートです。鈴木辰三さんが書いてくださいました。鈴木さん、ありがとうございました→1
●2.9/7(土)にマルハナバチ調べ隊~初秋編を開催しました。21名もの方々が参加してくださり、楽しく調査を行いました。井上敬子さんがレポートを書いてくださいました。井上さん、ありがとうございました→2
●3.9/3(火)日下部小の案内の際に、案内人の宇津貴史さんが「チョウの写真カード」を用意してくださいました。子どもたちに説明する際の教材です。1枚に1種のチョウが写っているL版写真22枚です。乙女高原ファンクラブにご寄贈いただいたので、使いやすいようラミネートしておきました。ロッジに置いておきますので、ご活用ください。
●4.9/3(火)に案内した日下部小4年生から感想文集をいただきました。子どもたちの人数(感想文の枚数)が多いし、案内人の数も多く、とても感想文全部をコピーして案内人の皆さんにお渡しすることができません。ファンクラブの活動の折に持って行きますので、その時にぜひご覧ください。
●5.今度の土曜日9/14は9:40から植生調査、日曜日9/15は9:00から訪花昆虫調査を行います。二日間とも天気はよさそうですし、暑くなりそうです。涼しい乙女高原に来て、一緒に調査しませんか? 特に訪花昆虫調査は人手がかかるので、多くの方が参加してくださると助かります。参加希望の方は、このメールに返信してください→3、4
●6.9/11の乙女高原は、アキノキリンソウ、ゴマナ、マツムシソウ、ハンゴンソウ、ハバヤマボクチ、ノコンギク、ユウガギクなどが花盛り。多くの夏の花が咲き終わりの時期を迎えていますが、「まだまだ元気だぞい」と言っているようです。これらの花々がどんな実になり、どんな種を、どんな方法で散布するのか、これからが見ごろです。ヤマラッキョウとヤマトリカブトの蕾が大きくなっていました。リンドウはまだまだのようです。
●7.(再掲)2024年度第4回の乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は10/10(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひ、どうぞ。
●8.9/7(土)マルハナバチに植原は欠席でした。そこで9/11に荷物を取りに乙女高原を訪れました。残念なことがありました。それは調査グッズの片付けです。特に悲しかったのは、整理かごの底で、ハチのお人形たちが、保存袋から出されたまま、他のものに押しつぶされて、ぺちゃんこになっていたことです。
今週末にも調査があるので、持ち帰りはその時でもよかったのですが、笛川小から「マルハナバチの紙芝居がよかったので、教室でもう一度見たい」という連絡をいただき、早急に持ち帰るために、この日に行きました。悪い予感がしたので、紙芝居の中身を確かめると、順番がバラバラでした。
準備した本人でないと、うまく片付けるのは難しいかもしれませんが、できるだけ整理しておいていただけると助かります。お小言で申し訳ありません。
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1.【活動報告】●笛川小3年生の案内● 9月4日(水)
※参加された鈴木辰三さんがレポートを書いてくださいました。鈴木さん、ありがとうございました。
9月4日、笛川小3年生の乙女高原自然学習が行われました。6月に続いて2回目です。今回は事前に「マルハナバチの観察がしたい!」と具体的な要望があったため、「マルハナバチ調べ隊」午前中のプログラムを取り入れることにしました。とは言え通常の調査票を使うのは少し難し過ぎます。記録する内容をシンプルにした「子ども用バージョン」を用意しました。
朝9時20分、21人の生徒と引率の先生4人を乗せたスクールバスが予定通りに到着。お迎えする案内人は6人。3つの班(1班:加藤さん・鈴木、2班:・・角田さん・荒井さん、3班:槙田さん・植原さん)に分けて調査を行います。最初にマルハナバチについて説明を行い、恒例の紙芝居は加藤さんと槙田さんがアドリブを交えて実演しました。
いよいよ調査開始、3班が同じコースを歩くので50mほど間隔を空けてスタートします。開始早々ノハラアザミに“みーちゃん”を発見。その後も次々にマルハナバチを見つけては、調査票に記録します。最初は戸惑っていましたが、花粉団子の有無・蜜を吸っているかなど徐々に要領を得てきます。ハバヤマボクチの花に6頭もの“トラ”がひしめき合って蜜を吸っている様子に、みな大興奮! その他、虫こぶやオトシブミを観察したり、偶然にもキアゲハの産卵シーンに出逢うというオマケ付きで調査終了。
1班では最終的に40頭のマルハナバチを観察することができました。約3分の2がミヤマ、残り3分の1がトラでオオが2頭という内訳です。花の一番人気はタムラソウ、ノハラアザミ・ヤマハギと続きます。
すべての班が調査を終えてロッジに戻って来ると、マルハナバチに関する質問コーナーが待っていました。生徒たちの疑問に案内人が答えるというものです。
「どうして毛むくじゃらなの?」
「元々はどこから来たの(起源)?」
「働きバチの寿命は?」などなど・・・。
専門家でも回答に困りそうな難しい質問を投げかけられ、案内人がタジタジとなる場面も・・・。子どもたちの発想にはいつも驚かされます。
自然学習を終えて生徒たちがバスで帰った後、角田さんが用意してくれた本格的エスプレッソを飲みながら1日の振り返り。今日の子どもたちが自然の魅力を感じて、また乙女高原を訪れてくれると嬉しいですね。
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2.【活動報告】●マルハナバチ調べ隊~初秋編● 9月7日(土)
※参加された井上敬子さんがレポートを書いてくださいました。井上さん、ありがとうございました。
今年度3回目、秋のマルハナバチ調べ隊が9月7日に行われました。乙女高原は、この季節、一面のススキ草原になります。花はなさそうですが、遊歩道を歩くといろいろな花があります。夏にはたくさん咲いていた花は実になっていたり、もう終盤だったりで、寂しい感じですが、まだヤマハギ、タチフウロ、ノハラアザミ、アキノキリンソウ、タムラソウ、マツムシソウ、ゴマナなどが咲いています。ハバヤマボクチやセイタカトウヒレンは咲き始めたばかりです。こんな時期にはマルハナバチはいるのでしょうか。
朝10時に集まったのは17名(午後から、あと4名参加)。始めの会では、最初に、小学生として一人だけ参加してくれたしゅういち君と案内人の松澤さんが「マルハナバチの一生」の紙芝居をじょうずにしてくれました。次に井上がマルハナバチの特徴と種類を簡単に説明、三枝さんが調査のしかたの説明をしました。
午前中はラインセンサス調査です。決められたコースを1時間程度で歩いて、どんな花にどんなマルハナバチがきているかを調べるものです。3つのグループに分かれて、歩くことにしました。天気は薄曇り、気温は20℃、下界はこの日も真夏日とのことですが、高原は涼しくさわやかです。こんな気温、天気では、マルハナバチは出てくるのか少し心配しながら、草原に入りました。
でも、そんな心配は杞憂で、草原に入ると、さっそくヤマハギにミヤママルハナバチ(ミーちゃん)、タチフウロにも、アキノキリンソウにもという感じで、たくさんのマルハナバチが姿を見せてくれました。私たちのグループには初めての参加者が2人いらっしゃったので、じっくり見たり、説明したりしているうち、他のグループにだいぶ遅れをとってしまいました。でもちょっと立ち止まっていると、次々にマルハナバチがくるので、なかなか進めません。ノハラアザミやタムラソウにはミ―ちゃん以外にトラマルハナバチ(トラちゃん)も。また、数は少なかったけれどオオマルハナバチ(オオちゃん)もいました。初めてのお二人もかわいいと言いながら写真を撮っていました。
ツツジのコースに入ると、ハバヤマボクチが咲き始めていて、そこにはトラちゃんが4,5頭もひとつの花に潜り込んで蜜を吸っています。足には大きな花粉団子をつけています。蜜がたくさんあるのでしょう。長い時間、蜜を吸っていました。
調査用紙を2枚しか持っていかなかったので、途中で記録する場所がなくなってしまい、欄外に書いたりして、集計してみたら80頭くらいカウントできました。多かったのはミーちゃんでした。また夏と違って、花粉団子をつけていないハチもかなりいました。もう巣に幼虫はおらず、子育てをしていないということでしょう。また、ミーちゃんはとても小さい個体やオスかなと思われる美しいクリーム色の個体もいました。今年のマルハナバチの活動も終わりに近づいているのでしょうね。
12時近くにロッジに戻って(他のグループをだいぶ待たせてしまいました)、集計をして、12時過ぎにやっと昼食となりました。
午後は1時から、待ち伏せ調査です。新たに4人の方が調査に加わりました。やり方の説明を聞いてから、各自、草原に入って、気に入った花の前で15分間、じっと見て、どんなマルハナバチが来て、何をするかを調べます。これを2回行いました。
私はラインセンサス調査の時、アキノギンリョウソウの下にトラちゃんが来たのを見かけたので、アキノギンリョウソウが咲いているところに行きました。この花の受粉をマルハナバチがするのか、見てみたいと思ったのです。でもトラは2回、花の根元には来ましたが、花にとまることはありませんでした。残念・・・。次にノハラアザミのところで待ちました。15分間にミーちゃんが6回、蜜を吸いに訪れました。
ロッジ前に戻って、各自の調べたものを集計です。それぞれが調べたものを報告してもらい、合わせて1時間単位に換算しました。その結果、マルハナバチに人気の花、ベスト3はタムラソウ、ヤマハギ、ノハラアザミでした。やはり、ミーちゃんが一番多く、次がトラちゃんでした。オオちゃんは数頭でした。
参加者も多く、マルハナバチがたくさんいて嬉しかったです。さわやかな草原での楽しい一日でした。
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3.【活動案内】●植生調査● 9月14日(土)
・9:40~ 雨天決行 集合 乙女高原グリーンロッジ
・当日に降雨がなく、翌日に降雨が予報された場合、この日に訪花昆虫調査を行い、翌日に植生調査をする可能性があります。
・元麻布大学教授・高槻先生の指導で、草原内のポールが立っている10箇所で生えている植物の記録を取っていきます。
・シカ柵設置後、植物たちがどのように「回復」していくのかを調べています。
・シカ柵設置直前から毎年1回、9月に行っている調査です。
・弁当、水分、帽子、筆記用具。
・おそらく終わるのは15:00くらいになると思います。
※参加いただける方は、このメールに返信をお願いします。
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4.【活動案内】●訪花昆虫調査9月● 9月15日(日)
・9:00~(いつもより早いです。ご注意を) 終了予定 15:00
・この日が雨の場合、前日に訪花昆虫調査を行ってしまい、この日は植生調査を行う可能性があります。
・集合 乙女高原グリーンロッジ
・元麻布大学教授・高槻先生の指導で、花を訪れる昆虫を見つけては、それを記録していくという調査です。
・弁当、水分、帽子、筆記用具、時計(腕時計や携帯電話の時計で十分)、できればカメラ。
※問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※10月の調査 10/12(土)9:40~ 予備日10/13(日) 調査の流れは9月と同じ。
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5.【活動案内】●自然観察交流会10月● 10月5日(土)
・9:00道の駅「花かげの郷まきおか」集合。できるだけ乗り合わせで乙女高原へ
・弁当、観察用具等持参。
※詳しくは、このすぐ下の欄を
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■2024年度 (第9期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。
【2024年度の予定】
【終了】4月 6日(土) ヤマアカガエル産卵調査と兼ねる
【終了】5月12日(日) 遊歩道づくりの午後(13:00ごろから、乙女高原)
【終了】6月 1日(土) 黄色いスミレ観察会と兼ねる (集合時刻は8:30)
【終了】7月 6日(土) 谷地坊主の観察会と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
【終了】8月 3日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
【終了】9月 7日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
10月 5日(土)
11月16日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
12月 7日(土)
2025年
1月11日(土)
2月 1日(土)
3月 1日(土)
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン44「草花たちのライフステージ」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20240825
■案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』■
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。
■ガイドブック『乙女高原の自然観察』■
A5判32ページ、オールカラーで、1ページに1テーマずつ記事を載せています。頒価300円。送料は1冊だと140円、2~8冊だと180円。送付を希望される方は、送料込みの金額をご送金ください。
■『乙女高原大百科』■
厚さ3cmという分厚い本。A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2000円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。
■ユーチューブ動画「教えてうえちゃん・・・自然観察・乙女高原スペシャル」■
山梨CATVが制作した動画がユーチューブ・チャンネルで公開されています。約1時間、植原が乙女高原の案内をします。乙女高原三昧の番組です。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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