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  乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン第582号  2025.5.30.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【活動報告】訪花昆虫調査5月       5月21日(水)
NEW! 2.【活動報告】乙女高原案内人養成講座1日目 5月25日(日)
NEW! 3.【活動案内】訪花昆虫調査6月       6月11日(水)
    4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊初夏編   6月29日(日)
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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0.【トピックス】
●1.乙女高原はいよいよ「忙しい」季節となりました。いろいろなお花が次から次へと咲き始めます。これだけでも忙しいですが、それに伴って?いろいろな生き物が活発に動き始めるので、なおさら忙しいです。乙女高原のシンボルであるレンゲツツジが咲き始めました。森の中ではマイヅルソウが小さな花を並べています。スミレの中で一番背が高く、スミレ・シーズン最後に登場するシロバナエゾノタチツボスミレが真っ白くて、凛とした花を付けています。新緑の淡い黄緑色が草原とまわりの森全体に広がり、まぶしいほどです。乙女高原のすり鉢状の地形はコンサートホールのようです。カッコウやホトトギスの声がホールに響きます。さぞ気持ちよく歌っているのだろうなと思って聞いていると、 “カッコー”に時々 “カッフォー”という、かすれ声が混じります。ずっと鳴き通しですもの。鳴き疲れているけど、力を振り絞って鳴いている…というのが実態なんでしょうね。いろいろな生き物の気配が濃く、気持ちのいい乙女高原にぜひおいでください。

●2.5/21(水)に今年度第一回の訪花昆虫調査が高槻先生をはじめ5人の参加者を得て、無事に終了しました→1 。次回の調査は6/11(水)10:50乙女高原集合です。今回と同じく平日になってしまいましたが、興味のある方は、ぜひご参加ください→3

●3.5/25(日)に第Ⅵ期乙女高原案内人養成講座の第一日目が無事に終了しました。多くの方がスタッフとして参加してくださり、講座を支えるとともに、ご自分も研修されていました。→2

●4.6/29(日) は23年目のマルハナバチ調べ隊の第1回です。ふるってご参加ください。「参加者」としてではなく「スタッフ(運営する側)」として参加していただけると、なお、ありがたいです→4

●5.乙女高原が校区である笛川(てきせん)小学校の子どもたちが、乙女高原に自然体験学習に来ます。小学校から協力依頼が来ています。依頼内容は「子どもたちの指導」ですが、要は、子どもたちの安全を確保しながら、子どもたちが自然観察するのを「いいね」を連発しながら楽しむ役です。詳しい時間は追って連絡しますが、いずれも午前中2時間程度です。希望される方はご連絡ください。予備日も参加できるかもお知らせください。
7/7(月) 予備日7/14(月) 4年生 自然観察(植物を中心に)
7/9(水) 予備日7/11(金) 3年生 自然観察(昆虫を中心に)

●6.メルマガ前号の「乙女高原ファンクラブとSNS」の記事で、一つ、大事な大事なSNSを載せ忘れてしまいました。角田さんがファンクラブの活動を録画・編集し、ユーチューブで配信しているユーチューブ・チャンネル「乙女高原」です。角田さん、申し訳ありません。ちなみに、昨年の乙女高原案内人養成講座の動画もアップされていますので、ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_A2VwKP1eF2P1t1SIPqi7W2bMc5N7TMD

●7.「街の駅やまなし」の乙女高原コーナー、今はシーズン48「乙女高原のスミレ・パート2」のパネル展です。山梨市駅のすぐ近く。お近くに来た折りには、ぜひお立ちお寄りください。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/05/12/000000

●8.(再掲) 2025年度第3回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は7/10(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
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1.【活動報告】訪花昆虫調査5月  5月21日(水)

 予定した5/17(土)が雨予報だったので、5月21日(水)に行いました。平日ではありますが、高槻先生、加藤さん、井上さん、岡﨑さん、植原の5人が参加。
 高槻先生から調査方法の説明後、分担して遊歩道を歩き、花に来ていた昆虫すべてを記録しました。といっても、この日に草原に咲いていた花は10種類もなかったし、花数も少なかったので、調査はサクサク進みました。昆虫が来ていた花はほぼ全部ミツバツチグリとキジムシロ。二つとも黄色い花です。少数派としてセイヨウタンポポ、モミジイチゴ、シロバナエンレイソウ。来ていた昆虫はハチ、アブ、ハエ、小さな甲虫(ハムシの仲間やモモブトカミキリモドキ)でした。
 調査を済ませ、少し遅いお昼を、みんなで食べました。この時期が乙女高原のわらびシーズンです。ちょうど植原が昨日採ったわらびがあったので持参しました。醤油とかつお節も持参して、かけて、みんなに食べてもらいました。自分で言うのもなんですが、あくの抜き加減といい、湯がき加減といい、最高に美味なわらびでした。
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2.【活動報告】乙女高原案内人養成講座1日目  5月25日(日)

 少し早めに会場である山梨市民会館に着き、玄関前で開館を待っていました。今日は大ホールを使った180人が集まる催しがあるというし、日曜日で万力公園に人出があるだろうし、戦々恐々としていました。最も困りそうなのは駐車場でしたが、ふたを開けてみると、そんなでもなかったので、ほっとしました。
 第Ⅵ期養成講座の受講生は16人。講座のお手伝いをしてくださるスタッフは15人。この中に昨年度の修了生が9人もいます。後輩受講者の面倒を見たい、自分も後輩受講者と一緒にもう一度講師の話を聴きたいという意欲のある方ばかりです。
 朝、借りていた302会議室でスタッフ打ち合わせをし、準備をし、受講生を受け入れました。とてもスムーズに進み、予定より若干早い時刻に開講式が始められました。開講式では角田代表世話人のあいさつに続いて、スタッフ全員の自己紹介。終了後、オリエンテーション。スケジュールや注意事項などを共有しました。

 開講式が終わったら、いきなり外に出て野外実習です。雨を覚悟していましたが、早朝のザーザー降りが上っていてよかったです。野外実習「インタープリテーション体験」講師は植原です。前回は、会館前のちどり湖畔で、風景を見てクイズを作る実習や、生垣の中に生えてきた木の赤ちゃんたちにインタビューしたらどんな答が返ってくるか考える実習などをしました。
 今回は趣向を変えました。玄関前のコンクリートの上で少し説明してから歩き出し、万力公園の森の中に入りました。コンクリートの上で説明したのは、そこと森の中の様子を比べてもらいたかったからです。森に入って、しばらくしたら、「森の外と中とでは、何がどうちがいましたか?」と質問し、はじから答えてもらいました。全員です。答えてもらいながら、植原の受け答えにも注目してもらいました。植原は、参加者からの言葉を「オウム返し」して、全員で共有したり、わからないことは質問したりしましたが、評価はしませんでした。お互いに感じたことを出し合ってもらい、「お金は分けると減るけれど、自然観察は分けると増える」ことを実感してもらいました。
 次に、やるつもりはなかったのですが、あまりにも新鮮なモグラ塚があったので、以前書いたモグラの絵(実物大)やモグラのトンネルの断面図(原寸)を見せながら、モグラの説明を少ししました。
 さて、「森の外と中のちがい」を出し合ってもらったのには、裏の意図がありました。この場に長く留まれば、絶対に「あの音」が気になるはずです。それを狙いました。こちらの思惑通り、受講者から、「あの『声』はなんですか」と質問がありました。少し話し合った後、「あれはアオサギという鳥の声です」「もし、抱きかかえたら、どれくらいの大きさになると思いますか?」と、鳥を抱えるジェスチャーをしてもらいました。アオサギの写真を見せながら、話をしました。
 最後に、二人一組になって、遊歩道を歩きながら、気になるもの・気に入ったものを一つ決めて、そこに荷札を付けるというゲームをしました。みんな、見つけるのを楽しんでいるようで、なかなか進みません。時間がなくなり、「見つけたものをみんなで分かち合う」ことはできませんでした。

 部屋に帰り、少し休憩したら講義「インタープリテーション」。講師は植原です。お気づきになりましたか? ここまでa運営といいb司会進行といいc野外実習講師といいd講義講師といい、全部、植原がやっています。a~dの全てに綿密で膨大な準備が必要でした。しかも、当日は「これをやりながら、あれとそれを考えて、次の準備をして、さらに…」と頭の中が目まぐるしすぎてクラクラしました。それを顔には出さず、余裕な顔して講師をするのがイキというもの。長い人生の中でも、こんなに忙しくて、こんなに充実した日はなかったと思います。
 講義の中身については、いずれどこかで公開できればと思います。

 ここでお昼。講師とスタッフにはオーチャードカフェさん(街の駅やまなしに入っている)の美味しいお弁当を用意しました。

 午後は、伏見さんの「自然の保護」、三枝さんの「乙女高原の歴史」という2本の講義でした。
 伏見さんからは自然を守る意義や自然の守り方のいろいろについて、また、生物多様性の概念と、その危機、そしてその保全の方策について、乙女高原の活動にリンクしながら、お話していただきました。山梨県の生物多様性地域戦略についても詳しく触れていただきました。皆さんも山梨県が生物多様性保全に対してどんな姿勢で、どんな取り組みをしているのか、知っておいたほうがいいと思います。
https://www.pref.yamanashi.jp/documents/98626/yamanashi_seibututayousei.pdf
 三枝さんはこの日のために、乙女高原に関わって来られた多くの人からお話を聞き、8ページの資料を作ってくださいました。それを読み上げながらの講義でした。心に響くものでした。この資料、多くの方に活用していただかないともったいないと思います。

 今日のプログラムが全て終了し、諸連絡・質疑応答をして解散しました。
 受講生の皆さん、スタッフの皆さん、そして、講師の皆さん、次はいよいよ乙女高原です。
 6/8(日)10:00に乙女高原グリーンロッジ前でお待ちしています。雨天決行です。
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3.【活動案内】訪花昆虫調査6月      6月11日(水)

・10:50~ 終了予定 15:00
・この日が雨の場合、調査はできません(翌22日に再延期する予定)。
 事前に申し込まれた方には中止連絡をします。
※問い合わせ・申し込み このマガジンに返信

【集合】乙女高原グリーンロッジ
【指導】高槻成紀先生 (元麻布大学教授)
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。できればカメラ。
【調査内容】今回は、いつもの「遊歩道を分担して歩き、花に来ていた昆虫を全て記録する」という調査ではなく、花に来ている昆虫の様子をじっくり観察する」という調査です。
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4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊~初夏編   6月29日(日)

・日 時 6月29日(日) 雨天中止 10:00~ 終了予定14:30
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・定  員 20名 小学4年生以上 それより小さいお子さんも大人と一緒なら可。
・参 加 費 無 料(保険料はクラブで負担)
・持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
・内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
・問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)

  【今後のマルハナバチ調べ隊】
・盛夏編 8月2日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
・初秋編 9月6日(土) 雨天中止 午前10時から午後2時半くらいまで
※時間やプログラムは6月の回と同じです。
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  ■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。

   【2025年度 自然観察交流会 予定】
【終了】4月 5日(土) ヤマアカガエル産卵調査と兼ねる
【終了】5月 7日(水) 遊歩道づくりの準備と兼ねる
※6・7月は養成講座開催のため休止
  8月 2日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
  9月 6日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
 10月 4日(土)
 11月15日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
 12月 6日(土)
    2026年
  1月10日(土)
  2月 7日(土)
  3月 7日(土)
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  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン48-2「乙女高原のスミレ2」の展示をしています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/archive/2025/05/12

  ■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
 A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
 A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
 厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。

  ■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/
(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566
(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
 「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。
(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/
(5) 角田さんの「乙女高原」ユーチューブ (YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_A2VwKP1eF2P1t1SIPqi7W2bMc5N7TMD
(6)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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