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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第589号 2025.8.6.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊/盛夏編 8月02日(土)
2.【活動案内】訪花昆虫調査8月 8月17日(日)
3.【活動案内】樹名板の設置作業 8月24日(日)
NEW! 4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊/初秋編 9月06日(土)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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【メールマガジンのバックナンバー】 https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】 https://fruits.jp/~otomefc/
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0.【トピックス】
●1.(再掲)乙女高原へのルートのうち「杣口~柳平」間が全面通行止めです。他のルートでおいでください。
https://www.pref.yamanashi.jp/dourokisei/kisei_info.php?id=8603
●2.8/2(土)は今年度2回目のマルハナバチ調べ隊でした。参加者24人、うち子ども10人の参加で、とても楽しくマルハナバチの観察・調査を行いました。レポートを槙田さんと井上さんが書いてくださいましたよ→1
●3.その「マルハナバチ調べ隊」の中で、「あれっ、花粉団子を付けている子が少ないよね」と話題になりました。マルハナバチにとって、蜜は大人の食べ物、蜜と花粉は幼虫の食べ物です。「花粉団子が無い➝花粉を集めていない」ということは、巣ではもう子育てをしていない? ちょっと心配になりました。9月の調査はどうなるでしょうか➝4
●4.こんなとき、「以前から、夏のマルハナバチは花粉団子を付けていなかったのか」がわかると、いいですよね。じつはマルハナバチのデータって、メールマガジンや会報で個別に報告することはあっても、全体のデータをひとまとめにして管理するということができていませんでした。高槻先生がデータ処理を大事にされている姿を見て、奮起一番。これまで23年間のマルハナバチのデータを一枚のエクセル・シートにまとめるべく、打ち込み作業を始めました。観察したマルハナバチ1頭分のデータが1行です。これまでに10年分のデータを打ち込みましたが、約2,800行になりました。これが完成すれば、PC上で「8月のマルハナバチの花粉団子の有無の割合」なんていうのが、すぐにわかるようになると思います。それまでが大変ですが・・・。
●5.(再掲) 8/17(日)は今年度4回目の訪花昆虫調査です。たくさんの昆虫が観察できる8月に、全遊歩道を歩いて、花を訪れている昆虫を全部記録します。結構な作業量なので、多くの方に参加していただけるとありがたいです。日曜日なので、子どもたちの自由研究にもいいかもしれません。参加ご希望の方は、このメールに返信をください。今のところ参加予定者5名。もう少し増えてくれるといいな→2
●6.(再掲) 8/24(日)に樹名板の設置作業を行います。ご協力よろしくお願いします。参加ご希望の方は、このメールに返信をください。今のところ参加予定者10名です→3
●7.(再掲)今年度の学校の子どもたちの案内活動はあと3回です。いずれも午前中。
(1) 9/3(水) 日下部小4年67人 (予備日9/12(金)…大人数!!
(2) 9/9(火) 笛川小3年25人 (予備日9/11(木)
(3) 11/13(木) 笛川小4年23 人 (予備日11/19(水)…草刈り・草運び体験
子どもたちの案内をボランティアでしてくださる方を募集します。立候補くださる方は、このメールに返信をお願いします。(1)には7人が立候補くださっていますが、子どもたちが67人と多いので、もう少し多くの方にご参加いただきたいです。
●8.(再掲)2025年度第4回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は10/9(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
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1.【活動報告】マルハナバチ調べ隊/盛夏編 8月02日(土)
※スタッフの槙田さんがレポートを書いてくださいました。ありがとうございました。
2025年度「マルハナバチ調べ隊-盛夏編」を8/2(土)に参加者17名(子供10名、大人7名)と乙女高原世話人・案内人7名〔鈴木さん/まとめ、植原さん、角田さん、井上さん、春日さん、高野さん、槙田〕で実施しました。
これまでと同様、始めの会のあと紙芝居〔マルハナバチの1年〕と写真〔マルハナバチの種類とその特徴〕を使った学習会でマルハナバチについて基本を学び、その後所定のコースを歩いてマルハナバチを数える「ラインセンサス調査」、午後は担当する花の前で15分間に訪れるマルハナバチを数える「待ち伏せ調査」を行い、終わりの会で調査結果を報告しました。
10時10分から始めの会です。今回も鈴木さんが担当です。鈴木さんの司会進行で、代表世話人の角田さんの歓迎の挨拶、スタッフと参加者の自己紹介を行いました。今回は17名と大勢参加して頂きました。プログラムの最初はマルハナバチについての学習です。紙芝居を使った「マルハナバチの一年」では案内人の春日さんのお子さんが上手に解説してくれました。そのあと春日さんが写真を使ってマルハナバチの見分け方について説明しました。
学習の後は草原に入って「ラインセンサス調査」です。所定のコースを参加者全員で歩いて、咲いている花を訪れたマルハナバチの種類と行動を観察して記録します。槙田による調査・記録方法の説明を聞いてから3班(先導/鈴木さんと井上さんと槙田)に分かれて出発しました。草原には色々な花が咲いています。
入り口近くにはオオバギボウシが沢山の花をつけています。早速マルハナバチが飛んできて筒形の花の中にもぐり込んでいきました。見ていると後ずさりしながら出てきます。体の色から種類を、脚に黄色い花粉団子があるかどうかを観察し、ハチの種類、花の名前、花粉団子の有無、行動を記録します。さらに行くと薄紫の花ヒメトラノオやクガイソウの花で蜜を吸うマルハナバチが次々に観察できます。クリーム色・黒・オレンジ色の縞模様があるオオマルハナバチ、頭の近くが赤茶色のトラマルハナバチ、レモン色の毛があるミヤママルハナバチの3種類です。子供たちはすぐに見分けられるようになり、『おーちゃんがいた』『みーちゃんが来た』と次から次と見つけます。
ツツジのコースに入ると旅をする蝶アサギマダラがヒヨドリバナの蜜を吸っていました。草原のコースに戻って丁度1時間で調査終わりです。槙田の記録では9種類の花に71頭のマルハナバチ〔トラ19,オオ29,ミヤマ23〕が観察できました。
12時からランチです。またまた角田さんから美味しいプラム〔貴陽〕と2種類の桃〔暁、浅間〕の差し入れがあり、参加者全員で美味しくいただきました。いつも自家産の美味しい果物、有難うございます。槙田が持参したスイカは小さく切って子供達に食べて貰いました。
12時45分から「待ち伏せ調査」です。参加者各自が好きな花を選んで、15分間観察しその花を訪れるマルハナバチを記録します。調査方法の説明を聞き、12頭まで記録できる記録用紙を各自4枚持って調査開始です。槙田が選んだノハラアザミ、チダケサシはマルハナバチにはあまり人気が無く4頭、2頭でした。参加者各々15分間、2回調査してロッジ前に戻ってきました。結果を鈴木さんに報告し、花別にマルハナバチの種類と1時間あたりに換算した頭数を集計します。
14時から終りの会を行い、井上さんから調査結果の発表と植原代表世話人から御礼と乙女高原ファンクラブへの入会のお誘い、この後の昆虫調査(8/17)と次回のマルハナバチ調べ隊(9/6)のお知らせがありました。
前回(6/29)の初夏編では咲いている花の種類が少なく、午前中が16頭でしたが、今回は沢山の花が咲いていて、午前中の「ラインセンサス調査」では植原さんの記録で93頭〔トラ25、オオ41、ミヤマ27〕でした。午後の「待ち伏せ調査」では観察した10種類の花で、マルハナバチに人気の花は、ヤナギランが一番で1時間あたりで69頭、次がクガイソウ、タチフウロ、オオバギボウシの順でした。今回は期待以上のマルハナバチが観察できました。
終わりの会終了後、道具や備品類を確認しロッジに収納したタイミングで大粒の雨が降り出しました。
調査中に降られずにラッキーでした。スタッフを含めて参加者の日頃の行いが良いのでしょう!
※スタッフの井上さんもレポートを書いてくださいました。ありがとうございました。
ラインセンサス調査は3つの班に分かれて、調査しました。私の班は大人3人、子ども4人です。大人は子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんでお孫さんの様子を見ながら、後からついてきてくれました。子どもたちは、3種類のマルハナバチをすぐに覚えて、たくさん見つけて観察していました。
鹿柵ゲートを入ると、オオバギボウシがいっぱい、ここにはトラマルハナバチ(トラちゃん)が次々と訪れて、なかなか先に進めません。でも次のグループが入ってきたので、切り上げて進んでいきますが、タチフウロ、クガイソウなどにオオマルハナバチ(オーちゃん)ミヤママルハナバチ(ミーちゃん)がいっぱい。1本のクガイソウにオーちゃんが3頭も吸蜜しているのも見ました。子どもたちも次々にやってくるマルハナバチを見て、どのマルハナバチか、花粉団子がついているかなど見ては、記録用紙に記入するのに大忙し。いっぱいいすぎて始めに配った4枚の記録用紙では足りなくなって、5枚目の用紙を追加であげるほどでした。マルハナバチを覚えて、たくさん見つけることもできて、子どもたちは大満足、「楽しかった、」「また次も来たい」と口々に言っていました。2番目に出発したのに、戻ってきたら最後になってしまいました。日陰で水分補給をしながら、70分間で調査を終えました。私も子どもたちと一緒にたくさんのマルハナバチを見て、とても楽しかったです。私の記録ではトラ29頭、オー64頭、ミー34頭、合計127頭でした。訪れていた花のベスト3はクガイソウがダントツの58頭、オオバギボウシ21頭、タチフウロ15頭でした。
午後の待ちぶせ調査では、私はヤナギランとクガイソウをそれぞれ15分ずつ調べました。ヤナギラン(2本)にはオーちゃんのみ、16頭がきて吸蜜していました。またクガイソウ(10本くらいがまとまっていた)にはオーちゃん16頭、ミーちゃん7頭でした。
昨年はヤナギランにはほとんどトラちゃんが来ていたのに、今回は全く来ませんでした。どういうことでしょうか。
それから気になることといえば、たくさんのマルハナバチがいたのに、花粉団子をつけているものがほとんどいなかったことです。花粉団子は巣にいる幼虫の食べ物です。働きバチは幼虫に与えるための花粉団子を集めて、かいがいしく働いているのに、花粉を集めないということはもう巣に幼虫がいないということ??? 例年のこの時期は花粉団子をつけたマルハナバチでいっぱいなのに・・・・・・。今年の暑さで幼虫が早く育ってしまったのか?不思議です。9月のマルハナバチがどうなっているか、心配でもあり、楽しみでもありますね。9月のマルハナバチ調べ隊も子どもたちと一緒に、8月のマルハナバチのその後を調べたいと思います。
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2.【活動案内】訪花昆虫調査8月 8月17日(日)
・09:30~ 終了予定 15:00 (雨天中止)
・事前に申し込まれた方には中止連絡をします。
※問い合わせ・申し込み このマガジンに返信
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。できればカメラ。
【調査内容】全遊歩道を分担して歩きながら「花に来ている昆虫」を全記録。
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3.【活動案内】樹名板の設置作業 8月24日(日)
・09:30~ 終了予定 15:00 (少雨決行)
・事前に申し込まれた方には中止連絡をします。
※問い合わせ・申し込み このマガジンに返信
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、念のため雨具や防寒具
【作業内容】樹名板と杭を設置場所まで運び、設置
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4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊~初秋編 9月6日(土)
今年度最後のマルハナバチ調べ隊
・10:00~ 終了予定14:30 (雨天中止)
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・定 員 20名 小学4年生以上 それより小さいお子さんも大人と一緒なら可。
・参 加 費 無 料(保険料はクラブで負担)
・持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
・内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
・問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
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■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。
【2025年度 自然観察交流会 予定】
【終了】4月 5日(土) ヤマアカガエル産卵調査と兼ねる
【終了】5月 7日(水) 遊歩道づくりの準備と兼ねる
※6・7月は養成講座開催のため休止
【終了】8月 2日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
9月 6日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
10月 4日(土)
11月15日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
12月 6日(土)
2026年
1月10日(土)
2月 7日(土)
3月 7日(土)
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン49「乙女高原のチョウ」の展示をしています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/06/05/000000
■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。
■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/
(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566
(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。
(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/
(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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