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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第591号 2025.8.27.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【活動報告】樹名板の設置作業 8月24日(日)
2.【活動案内】マルハナバチ調べ隊/初秋編 9月06日(土)
NEW! 3.【活動案内】訪花昆虫調査9月 9月13日(土)
NEW! 4.【活動案内】植物群落調査 9月20日(土)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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メールマガジンのバックナンバー】 https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】 https://fruits.jp/~otomefc/
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0.【トピックス】
●1. 8/24に樹名板の設置作業を行いました。16人もの参加者があり、みんなで楽しく作業しました。乙女高原に44枚の樹名板が「仲間入り」。ぜひ見てやってください。赤松さんがレポートして下さいました。赤松さん、ありがとうございました→1
●2.赤松さんレポートの後半に出てくる「乙女高原自然観察路」という登山道ですが、塩平から林道を2kmほど走った左側に入口があります。そこから乙女高原まで、約2.5kmの登山道です。まだ乙女高原グリーンロッジが稼働していたころ、牧丘地区(当時は牧丘町)の全小学校3校と笛川中学校が毎年2泊3日の自然教室を実施していました。子どもたちは塩平までスクールバスで行き、そこから焼山林道→乙女高原自然観察路を歩いて乙女高原に向かいました。途中で小さな沢を渡るのですが、そこでハコネサンショウウオを探すのが楽しみでした。1.5時間ほど汗びっしょりで歩いて、草花いっぱいの草原を目の当たりにした時の感動は今も忘れられません。車で行っちゃうと、そんな感動は味わえません。赤松さんのレポートを読んで、そんなことを思い出しました→1
●3.9/6(土)は、今年最後のマルハナバチ調べ隊です。今年はマルハナバチがいっぱい観察できました。今回は、どんなハチがどんな花を訪れているのか、楽しみですね。参加ご希望の方は、このメールに返信をください→2
●4.モンゴルでの調査から帰って来られた高槻さんと相談し、訪花昆虫調査9月と植物群落調査の日程を決めました。訪花は9/13(土)、群落は9/20(土)、いずれも11:00からです。お弁当を持って、ご参加ください。参加ご希望の方は、このメールに返信をください→3,4
●5.『広報山梨2025,9月号』にヒメギフチョウが山梨市の天然記念物に指定されたという記事が載っていました(23ページ。以下引用)。「ヒメギフチョウ」はアゲハチョウ科に属する 50mm ほどのチョウです。成虫は桜の開花とともに出現するため、春の女神と呼ばれています。準絶滅危惧種に指定されていて、全国的に数が減少しています。乙女高原ではヒメギフチョウの卵と幼虫が確認されていますが、年々個体数が減少しているため保護が必要です。
●6.(再掲)2025年度第4回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は10/9(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
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1.【活動報告】樹名板の設置作業 8月24日(日)
※赤松さんがレポートを書いてくださいました。
「グリーンロッジの倉庫で発見された200枚を超える樹名板を、折角なので有効活用しよう」という作業に参加しました。遊歩道のどの場所のどの樹木に設置するかなどの選定作業や、樹名板に杭を取り付ける作業などは、事前に松澤さん、井上さん、植原さん、雨宮さんで実施して貰っていました。なので、実際の作業は、地図と、地図に記入された樹木の名前を頼りに、現地の目印のリボンに書かれた樹木の名前と同じ樹名板をゴムの大槌で打ち込むという作業内容です。ちょっぴりオリエンテーリングの要素もあって、子供達でも楽しめそうです。
9:30に集合。植原さんが時間をたっぷり使ってしっかりと説明していきます。高原も暑かったので、日陰でベンチに座りながら説明を聞き、班分けをします。A~C班と、専門的な特別班の4班体制で、我々はC班になりました。大堀さん、赤松、臼田さん、あかねさんの4名です。
10:00、割としっかりした杭が付けられた樹名板を担いで、高原に入って行きます。八月の高原は夏の花が旺盛を誇っていて、今日はオミナエシの黄色が鮮やかで、可愛らしいツリガネニンジンやマツムシソウ、タチフウロが目立っていました。ヤマハギも多かったです。
草原から湿地の方へ向かうルートで、陽当りの良いそうげんから林の中に入ると少しは暑さが和らぐ気がします。林に入るとすぐにリボンは見つかり、地図とリボンに書かれた木の名前を確認して樹名板を打ち込みます。
C班は樹名板6本受け持ちで、最初の一回目こそは、深さとか、向きとかを話し合って慎重に設置しましたが、その後は慣れると言う程ではないけれど、問題なく進められました。湿地エリアの近くなので、ロッジからは離れていたけれど、割と平坦だし、申し訳ないくらいに設置する木の場所が近くに固まっていたので、10:20には設置完了しました。
ロッジ前に戻って待機します。用意した樹名板で振り分けていない物が、まだ10本以上ありましたが、どこのどの木に設置するのか分からず、勝手にする訳にもいきません。他の班の手伝いをと思ったが、もう終わるので大丈夫だと断られてしまったので、全員が戻るの待ちます。
小一時間待機になりましたが、残りの樹名板を振り分けてまた設置に行きます。今度は地図に載っていないので、少し探したけれど無事に設置を完了しました。11:55分に集合し、記念写真を撮って終わりました。
もう少し全体を把握している人がいると良かったかもしれませんが、楽しい作業でした。まだまだ樹名板はある様なので、次回は、更に楽しいイベントになるのではないでしょうか。
お昼を食べてから、今日、樹名板を設置した辺りの先、湿地帯の奥に続く道を歩いてみました。湿地帯の先から塩平へと続く「乙女高原自然観察路」という登山道です。
湿地帯から地面に湿気が増えて少し大きめの石が出て来ますが、そこまでの歩きにくさは無く、横には車道のガードレールも見えているけれど、陽射しは少ないです。
一部コンクリートの作業路に当たるゲートで分岐になっていて道標があります。車道を挟んで大窪山側にも行けそうでしたが、道標の塩平方面へ下ります。樹林帯の中を歩き易い広めの登山道が続きますが、荒れているという程では無いにせよ、人が踏んだ跡は少ないようです。
ブナ林の中を更に下って、苔むして緑が目立ってくると水が流れ出しています。源流はもう少し上でしょうが、鼓川の支流になるのでしょうか。この辺りにもクリンソウが群生しているそうです。一つ隣りの谷筋にはフシマノターノ沢という沢が地図に載っていました。岩が大きくなって緑色の苔を纏い、まるでグリーンガーデンのようになると、ちょろちょろだった水の流れも川らしい瀬音に変わって来ます。休憩のベンチがあったけれど、苔に覆われた緑のベンチになっていました。
登山道の道標や印は少ないけれど、注意していれば迷う程でも無く、沢の流れに変わって来たころに車道に出ます。塩平のゲートまでは少し車道を歩くようだけれど、グリーンロッジから車道まで、だいたい1時間でした。
苔むした緑の中を歩く、とても気持ちのいい登山道でした。せっかく「乙女高原自然観察路」と名前が付いているので、もう少し整備されると、乙女高原まで歩く人も増えるのではないでしょうか。
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2.【活動案内】マルハナバチ調べ隊~初秋編 9月6日(土)
今年度最後のマルハナバチ調べ隊
・10:00~ 終了予定14:30 (雨天中止)
・集 合 乙女高原グリーンロッジ
・定 員 20名 小学4年生以上 それより小さいお子さんも大人と一緒なら可。
・参 加 費 無 料(保険料はクラブで負担)
・持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
・内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
・問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
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3.【活動案内】訪花昆虫調査9月 9月13日(土)
・元麻布大学教授・高槻成紀さんの指導で花に来る昆虫の行動を観察・記録します
・この日が雨の場合、調査はできません。
・事前に申し込まれた方には中止連絡をします。
・問い合わせ・申し込み このマガジンに返信
【時間】11:00~ 終了予定 15:00
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。できればカメラ。
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4.【活動案内】植物群落調査 9月20日(土)
・元麻布大学教授・高槻成紀さんの指導で草原内10箇所で植物群落を記録します。
・シカ柵設置後、植物群落がどのように「回復」していくのかを調べています。
・シカ柵設置直前から毎年1回、9月に行っている調査です。
【時間】11:00~ 終了予定 15:00
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。
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■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。
【2025年度 自然観察交流会 予定】
【終了】4月 5日(土) ヤマアカガエル産卵調査と兼ねる
【終了】5月 7日(水) 遊歩道づくりの準備と兼ねる
※6・7月は養成講座開催のため休止
【終了】8月 2日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
9月 6日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
10月 4日(土)
11月15日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
12月 6日(土)
2026年
1月10日(土)
2月 7日(土)
3月 7日(土)
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン49「乙女高原のチョウ」の展示をしています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/06/05/000000
■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。
■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/
(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566
(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。
(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/
(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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