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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第593号 2025.9.16.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【活動報告】笛川部小3年生の案内 9月09日(火)
NEW! 2.【活動報告】訪花昆虫調査9月 9月13日(土)
3.【活動案内】植物群落調査 9月20日(土)
NEW! 4.【活動案内】訪花昆虫調査10月 10月04日(土)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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メールマガジンのバックナンバー】 https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】 https://fruits.jp/~otomefc/
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0.【トピックス】
●1. 9/9(火)に笛川小学校3年生24人の案内を7人の乙女高原案内人で楽しく行いました。加藤由美さんがレポートを書いてくださいました→1
●2.9/13(土)には高槻先生のご指導で訪花昆虫調査を行いました。曇予報でしたが、乙女高原はずっと小糠(こぬか)雨でした。それでも、草原の中に出て、調査しました。槙田幹夫さんがレポートを書いてくださいました→2
●3.今度の土曜日9/20は年に一度の群落調査です。11:00乙女高原集合。高槻先生の指導で草原内にある10箇所の調査ポイントで植物の群落構造を調べます。相手は植物なので、雨天決行です。今のところ、高槻成紀さん、角田敏幸さん、加藤由美さん、和平拓馬さん、植原の5人が参加予定です。他に希望者がいらっしゃいましたら、このメールに返信ください→3
●4.【重要】10月の訪花昆虫調査ですが、諸事情から10/4(土)に行うことになりました。この日はもともと自然観察交流会の日。9:00道の駅集合を予定していましたが、『11:00乙女高原集合』に変更します。お間違いのないようお願いします。なお、雨天中止です。申し込まれた方には事前にメールで連絡します。参加を希望される方は、このメールに返信を→4
●5.訪花昆虫調査で使う巻き尺は100mと長いものです。効率的に巻けるようにギアが入っていて、取っ手を廻した以上に長く巻き取れる便利な構造になっていますが、その分、ギアの部分が壊れやすく、ファンクラブ備品の巻き尺は3つも壊れてしまいました。篠原 厚さんがそれらを持ち帰り、きれいに直してくださいました。感謝です!!
●6.学校の案内を頼まれると、後日、礼状の文集が届くことがあります。昨年2024年9月の日下部小4年生の礼状集、今年2025年7月の笛川小学校4年生の礼状集をロッジのホールに置きました。手に取ってご覧ください。また、ホールの『乙女高原文庫』に図鑑類を中心に自然の案内に使える本を揃えています。貸し出していますので、ぜひ、ご活用ください。
●7.山梨駅前の街の駅やまなしで乙女高原展をしています。展示シーズン50は「乙女高原草刈りボランティア」。今までの草刈りちらしなどを展示しています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/09/15/000000
今年のちらしも置いてありますので、ご自由にお持ち帰りください。
●8. (再掲)2025年度第4回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は10/9(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
●9.「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」動画「乙女高原スペシャル」の再生回数が2千回を超えました。多くの方に見ていただき、ありがたいです。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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1.【活動報告】笛川小3年生の案内 9月09日(火)
※加藤さんがレポートを書いてくださいました。加藤さん、ありがとうございました。
9/9笛川小3年生の学習支援のレポートです。
「おはようございます!」
朝からとても元気な子ども達の声に
「今、目が覚めました」と私。
「え?!寝てたの?」とスタッフ。
「そう!寝ながら(車で)来たの! 1時間かけて!」とやっと子ども達と同じテンションになった私。
ワークシートに使うシールを配り、自分のワークシートと予備のシールを持って、青レンジャーの1班の子ども達と1番目に出発しました。
今年は暑さのせいか、天気が良くてもなかなかマルハナバチに会えず〝今日は、マルハナバチに会えるかな?〟という心配をよそに、もっぱらちょうちょに夢中な宇津さんジュニアのような班長さんを筆頭にマルハナバチを探しに鹿柵の中へ。
きれいに咲き誇っている花を「これ何?」と聞くので「調べてみて」と私。ワークシートを見ながら、確認。それでも不安な時は、後ろから一緒に来ている槙田さんに確認。
「わぁ!これ、何?」「イチゴの妖精」と子ども達。見るとそれは去年の子ども達(今年は4年生?)が「何?あのバフンウニみたいなの」と言った去年よりも小さめなハバヤマボクチの蕾でした。
「これはまだ蕾、この花は変わった咲き方をして、トラちゃん(トラマルハナバチ)が、大好きな花なんだよ」「この前、トラちゃんがいっぱい来ていたよ」と私。先日、このハバヤマボクチの花に複数のトラちゃんがいっぱい蜜を吸っていて花粉団子もついていました。
途中、日陰で水分補給をしたり、涼んだりしたけれどとても暑く、「(長袖ジャージ)脱いでもいい?」と班長(?)男子。「うーん、いいけど…」と答えに困る私。〝確かに半袖ジャージの上に長袖ジャージは暑いよね〟と思いつつ、「脱いでもいい?」「うん、いいけど…」と押し問答。遂に暑さに耐えられなくなった男子は、「やっぱり脱ぐ!」と長袖ジャージを脱ぎ、続いて女子も「私も脱ぐ」と脱いでしまいました。暫くして追いついた先生が「○○君、脱いだの?○○ちゃんも?」「脱いでもいいけど、虫に刺されないように気をつけてね」と声をかけていました(注:学校の子どもたちを案内する際は、自然観察のことはともかく、子どもの服装や体調等については、引率の先生に対応してもらいましょう。植原)。
ロッジに戻るとみんなで、どのマルハナバチがどんな花に来ていたかを確認して終了。思ったよりもたくさんのマルハナバチに会えてよかったです。
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2.【活動報告】訪花昆虫調査9月 9月13日(土)
※槙田さんがレポートを書いてくださいました。槙田さん、ありがとうございました。
2025年度5回目の「訪花昆虫調査」を9/13(土)に高槻先生と乙女高原ファンクラブのメンバー9名で実施しました。今回の調査は、従来の「花と昆虫数」調査から一歩進めて「花と昆虫数とその行動」を調査するもので、6月と7月に続いて3回目です。担当する種類の花に来ている昆虫の種類と行動(吸蜜、食花粉、その他)と時刻を、草原の道を移動しながら観察し記録する調査です。
あいにくの天気となってしまい乙女高原は雲の中、グリーンロッジから草原は白いベールに包まれて全く見えません。11時前に高槻先生が到着し調査前の打合せです。参加者は植原さん、井上さん、角田さん、篠原さんご夫妻、加藤さん、松澤さん、松林さん、槙田の9名です。
打合せの前に高槻先生から「玉川上水の野草たち」の冊子を頂きました。花や実の写真と高槻先生が描いた水彩画が掲載してある素敵な冊子です。ありがとうございます。
最初に今回の訪花昆虫調査についての説明がありました。これまでの調査でシカ柵設置後の花と昆虫数の回復は確認できたが、花の形(筒型、皿型)と訪れる昆虫の口吻の形が対応しないケースがあり、吸蜜か花粉を食べているのかの行動を記録する調査を行うということです。
小雨が時々ぱらつく天気でしたが、草原に入って咲いている花を確認しました。夏7月に沢山咲いていたオオバギボウシやヤナギラン、クガイソウには実が沢山ついています。ゴマナが背丈を超えるほど伸びて花盛りです。ノコンギクやユウガギク、シラヤマギクも咲いています。よく似たノハラアザミとタムラソウも咲いています。背たけの低いアキノキリンソウも金色の花を沢山咲かせています。爽やかな水色の花弁を広げたマツムシソウが花盛りです。雄蕊の葯がピンク色で奇麗です。ヤマラッキョウやリンドウは蕾です。オケラやヤマトリカブトが咲き出しました。2mもの高さでハバヤマボクチが咲いています。ツリガネニンジンは実も花も付けています。クチベニタケが生えていました。つまむと天辺の口から白い胞子が煙のように吹き出します。
1時間ほどでロッジに戻って昼食です。小雨が降っているのでロッジ内で食べました。今回も色々美味しいデザートを頂きました。ハバヤマボクチの葉っぱ(裏の細毛)を使ったウラジロ饅頭、黄桃のシロップ漬け、富山の水饅頭などなど、ご馳走様でした。休憩時間を利用して、マツムシソウの花の造り〔五角形の小さな花の集合体〕やハバヤマボクチ〔葉場山火口〕の名前の由来を学びました(注:葉場山とは「草刈りしていた山」という意味だそうです。まさに乙女高原の植物! 植原)。
午後も小雨がぱらつく中で1時間ほど調査・記録しました。花盛りの6種類の花を選定し担当を決めました。ゴマナ(高槻先生・松林さん)、オケラ(植原さん)、アキノキリンソウ(井上さん)、タムラソウ(加藤さん)、マツムシソウ(篠原さん夫妻)、ノハラアザミ(槙田)で、草原のコースを各自歩いて調査しました。雨模様の天気なので昆虫は殆ど飛んでません。ノハラアザミでは甲虫が花の中に潜り込んでいます。吸蜜しているのか雨宿りでじっとしているのか区別がつきません。時々アブやハエが飛んできました。マルハナバチは殆ど見かけません。調査の最後、ロッジ前に咲くノハラアザミにミヤママルハナバチがやってきて吸蜜しているのを見つけ、やっと会えた!となんだか嬉しくなりました。
15時前に調査終了しました。小雨がぱらつく天気のもとでの調査でチョウやトンボは全く姿をみせず、マルハナバチも僅かでしたが、これも貴重な調査データでしょう。次回10月は巻き尺を使って場所を特定しながら花と昆虫の種類と数を調べる調査です。
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3.【活動案内】植物群落調査 9月20日(土)
・元麻布大学教授・高槻さんの指導で、草原内10箇所で植物群落を記録します。
・シカ柵設置後、植物群落がどのように「回復」していくのかを調べています。
・シカ柵設置直前から毎年1回、9月に行っている調査です。
・雨天決行です。
【時間】11:00~ 終了予定 15:00
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。
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4.【活動案内】訪花昆虫調査10月 10月4日(土)
・元麻布大学教授・高槻さんの指導で花に来る昆虫の行動を観察・記録します
・この日が雨の場合、中止です。
・事前に申し込まれた方には中止連絡をします。
・問い合わせ・申し込み このマガジンに返信
【時間】11:00~ 終了予定 15:00
【集合】乙女高原グリーンロッジ
【持ち物】弁当、水分、帽子、筆記用具、念のため雨具や防寒具。できればカメラ。
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■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。
【2025年度 自然観察交流会 今後の予定】
10月 4日(土)【変更】訪花昆虫調査と兼ねて (集合は11:00、乙女高原)
11月15日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
12月 6日(土)
2026年
1月10日(土)
2月 7日(土)
3月 7日(土)
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン49「乙女高原のチョウ」の展示をしています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/06/05/000000
■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。
■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/
(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566
(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。
(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/
(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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