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  乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン第597号  2025.10.25.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【参加報告】草原の里交流フォーラム    10月14日(火)
    2.【活動案内】草刈りボランティア準備    11月15日(土)
    3.【活動案内】第24回草刈りボランティア   11月23日(日・祝)
    4.【活動案内】乙女高原自然観察交流会12月  12月06日(土)
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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メールマガジンのバックナンバー】  https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】  https://fruits.jp/~otomefc/
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0.【トピックス】
●1.10/14に「未来に残したい草原の里100選 認定書授与式・草原の里交流フォーラム」が東京農業大学の榎本ホールで行われ、植原が参加してきました。その様子を報告します→1

●2.(再掲)今年度最後の「小学校対応」は、11/13(木)に笛川小4年生23人と草刈り・草運び体験です。雨天の場合、11/19(水)に延期です。子どもたちとの活動を希望される方はメール返信にてお知らせください。その際、「11/13(木)・11/19(水) 両日参加」なのか「11/13(木)のみ参加」なのか「11/19(水)のみ参加」なのかをお知らせください。詳細は申し込まれた方にお伝えします。

●3.(再掲)今年の草刈りボランティアでは、一般参加の方にも刈り払い機を使っていただけます。周囲に刈り払い機をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお声がけをお願いします→3

●4.草刈りボランティアの準備を11/15(土)に行います。草刈りボランティアに参加される方が気持ちよく作業ができるように準備をしておくわけです。ロープを外したり、ロッジのそうじをしたり、キッズボランティアの準備をしたりします。ご都合のつく方は、メールにてお知らせください→2

●5.(再掲) 山梨駅前の街の駅やまなしでの乙女高原展・シーズン50は「乙女高原草刈りボランティア」。今までの草刈りちらしなどを展示しています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/09/15/000000
今年のちらしも置いてありますので、ご自由にお持ち帰りください。

●6.(再掲) 2025年度第5回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は11/13(木)19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。

●7.乙女高原の活動とは直接関係ありませんが、ただ今、CATVで「教えうえちゃん いつでもどこでも自然観察」の最新作「葉っぱに水を落としたら」放映中です。10/30(木)までの毎日7:30~、13:30~、19:30~の「まるごと山梨市」という番組内。なお、前作の「ヒガンバナ」はユーチューブ動画配信されています。
https://youtu.be/VWjiV0GL6VM
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1.【参加報告】草原の里交流フォーラム    10月14日(火)

 前回のフォ-ラムには角田さん、三枝さんと3人で参加しましたが、今回は植原一人でした。
 新宿まで「かいじ」。小田急線に乗り換えて経堂で降り、そこから歩いて東京農大に。少し時間があったので、すぐ近くの農大附属博物館と馬事公苑を見学し、学食で「油そば」をいただいて、会場の榎本ホールに行きました。
 フォ-ラムは午後1時から5時までと長丁場。でも、とても濃厚な時間でした。
 オープニングのあいさつは全国草原の里市町村連絡協議会会長・大分県九重町長の日野さん、東京農大地域環境科学部長の竹内さん、環境省自然環境計画課長の西村さん、農水省農泊推進室長の東さん(代理で課長補佐の浜畑さん)でした。
 第1 部の記念講演は東京農大の加藤さんの「草原は炭素を固定する~土壌有機物における半自然草原の重要性」というお話でした。半自然草原(人の手が入った、乙女高原のような草原)は炭素固定において重要な役割を果たしているというのが結論で、つまり、草原の保全は地球温暖化対策としても有効だということです。

 今年は4つの草原の里が新たに認定され、これで「未来に残したい草原の里」は乙女高原も含めて57箇所になりました。新たに認定されたのは、北上川河口域のヨシ原(宮城県石巻市)、池ケ原湿原保全・活用協議会(福井県勝山市)、山田牧場(長野県高山村)、神鍋高原(兵庫県豊岡市)で、北上川以外の3箇所については、第二部の中で事例発表がありました。
 池ケ原湿原では「保全・活用協議会」という湿原の保全に関わるいろいろな団体(行政ばかりでなく、企業や教育機関も)の協力組織が作られているのが印象的でした。「湿原」保全には「草原」保全とはまた違った苦労があるんだろうなと思いました。
 山田牧場は123年の歴史を持ち、1958年からはスキー場も開設しており、観光地という側面もあります。159haという広大な面積で「愛する会」というファンクラブがあるのと、筑波大学の研究者が科学的視点から保全活動をサポートしているのが強みだなと思いました。
 神鍋高原では、アウトドアスポーツの方々も加わって、サステナブル・ツーリズムの一環として山焼きを復活させたというストーリーが印象的でした。中核を担う方々が30代・40代という羨ましい状況です。富士山をそのまま小さくしたような高原で、おはち(火口)の内側を山焼きするそうです。

 次に、環境省のネイチャーポジティブ推進室室長の奥田さんから自然共生サイトについてのお話がありました。自然共生サイトの元になっているのはOECMという考えで、これは「保護地域になっていないけれど、自然が守られている場所」という意味です。生物多様性条約第15回締約国会議では「今後、OECMの面積も保護地域同様に増やして、2030年までに全世界の30%を自然が守られている土地にしよう(30by30)」という国際的な約束が交わされています。
 だから、理屈としては「乙女高原のようにすでに保護地域になっているところは自然共生サイト(OECM)にはなれない」ということなのですが、奥田さんの話は、保護地域になっている場所でも、申請があれば、自然共生サイトとして積極的に認定しているというお話でした。環境省では、自然共生サイトの生物多様性保全に企業が支援する仕組みを整備していて、企業が自然共生サイトの支援をきちんとしていたら「支援証明書」を発行し、その証明書を証拠に「私たちの企業は生物多様性保全に取り組んでいます」と報告書等に書けるようにしているそうです。

 草原の里100選にすでに選ばれている蒜山自然再生協議会(岡山県真庭市)と森林塾青水(群馬県みなかみ市)から、100選に選ばれた後の活動についての報告もありました。
 クロージングでは、次回(第15回)全国草原サミット・シンポジウムが行われる大分県九重町から、草原サミット・シンポジウムにお誘いするお話がありました。来年9月5~6日だそうです。最後に、草原の里100選運営委員長の高橋さんから閉会のあいさつがあり、会は終了したのですが、続く懇親会で、多くの「草原を守る活動をしている」方々とお話することができました。行政の人、企業の人、研究者など、それぞれの立場の違いはありますが、草原を守りたいという思いは一緒で、大いに盛り上がり、乙女高原の活動も知ってもらえました。
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2.【活動案内】草刈りボランティア準備  11月15日(土)

・9:00乙女高原集合 雨天決行 午前中で終了
・作業内容
 ロッジのホールやトイレのそうじ
 遊歩道のロープの取り外し
 準備品の確認
 キッズボランティアの下見など

※お弁当を持参して、みんなで一緒に食べませんか?
※参加いただける方は、このマガジンに返信をお願いします。
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3.【活動案内】第24回草刈りボランティア  11月23日(祝/日)

今年の草刈りボランティアは26年目ですが、コロナのため2年間はスタッフのみで行ったので、第24回になります。
 200人もの「乙女高原ファン」が集まります。この活動を成功させるためには、数多くのボランティア・スタッフが必要です。受付係、キッズボランティアの係、豚汁の係、各班のお世話をする係などです。スタッフにはスタッフ用のマニュアル・資料をお渡ししますし、11/15の準備作業(→3)にご参加いただければ、その際に説明もできます。スタッフを引き受けてくださる方は、このマガジンに返信してください。

●日時 11月23日(日・勤労感謝の日) 9:30~12:30
・荒天の場合24日(月・振替休日)に延期。
・12:30に終了後、豚汁を各自持参のお弁当とともに食べていただき、順次解散。
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4.【活動案内】乙女高原自然観察交流会12月  12月06日(土)

・日 時 12/6(土) 午前9時 集合 ~午後3時ころまで
・集 合 道の駅 花かげの郷 牧丘 
・持ち物 弁当、飲み物、防寒具、雨具、観察用具

・集まった人で相談して、場合によっては車の乗り合わせで、乙女高原に向かいます。
・途中で寄る場所も、相談して決めます。
・参加ご希望の方は、このメールに返信をお願いします。

※12月6日(土)の次は、2026年1月10日(土)の予定です。
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  ■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。

   【2025年度 自然観察交流会 今後の予定】
 11月15日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
 12月 6日(土)
    2026年
  1月10日(土)
  2月 7日(土)
  3月 7日(土)
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  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン49「乙女高原のチョウ」の展示をしています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/06/05/000000

  ■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
 A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。

(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
 A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。

(3) 『乙女高原大百科』
 厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。

  ■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/

(2)フェイスブック(Facebook)
https://www.facebook.com/groups/516231555081566

(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
 「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。

(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/

(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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