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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第606号 2026.1.3.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【トピックス】
NEW! 1.【オピニオン】みどり・あお・るりは、どんな色? その2
NEW! 2.【観察報告】12月27日の乙女高原
3.【活動案内】乙女高原自然観察交流会1月 1月10日(土)
4.【活動案内】第23回乙女高原フォーラム 1月25日(日)
■乙女高原自然観察交流会
■街の駅やまなし「乙女高原展」/出版物/SNS
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0.【トピックス】
●1.2026年・午年。あけましておめでとうございます。今年も乙女高原と乙女高原ファンクラブをよろしくお願いします。
正月休み、甲府の街中に奥さんと映画を見に行きました。『てっぺんの向こうにあなたがいる』女性初のエベレスト登頂を成功させた田部井淳子さんをモデルにした映画です。田部井さんは東日本大震災で被災した高校生たちに富士登山を体験させるなどの社会貢献もされてきました。主人公を演じるのは吉永小百合さん。
吉永さんは1965年公開の映画『明日は咲こう花咲こう』のロケで山梨市牧丘町西保地区を訪れています。映画最初のシーン、バス停で吉永さんが降りた所、どこだかわかりますか? 焼山峠です。乙女高原への分かれ道もはっきりと映っています。今から60年前はまだ木が成長しておらず、眺めがよかったんですね。
https://www.nikkatsu.com/movie/20876.html
また、映画と同名の主題歌は明るくて、乙女高原ファンクラブの応援歌にちょうどいいという方が多くいますよ。聞いてみてください。
https://www.youtube.com/watch?v=hQY7Q3gz8TA
●2.(再掲) 1/10(土)に次回自然観察交流会を行います。9:00に道の駅「花かげの郷まきおか」に集まり、集まったメンバーでスケジュールや観察場所を決めるというゆるやかな催しです→3
●3.(再掲) 1/25(日)は第23回乙女高原フォ-ラムです。スタッフは11:30集合。一般参加者は13:00からです。テーマはチョウ。ぜひ、ご参加ください→4
●4.(再掲) 山梨市駅前「街の駅やまなし」の乙女高原展。今回のテーマは、宇津貴史さんによる『乙女高原のチョウ」写真展です。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/12/22/000000
●5.(再掲) 2025年度第8回乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は1/15(木)、19:00から山梨市役所牧丘支所です。世話人でなくても会員であればどなたでも参加できます。のぞいてみてください。
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1.【オピニオン】みどり・あお・るりは、どんな色? その2
※メールマガジン604号の高槻さんと植原のやりとりを読んで、お便りをいただきました。紹介します。まずは、この「論争」の仕掛け人(?)伊佐治さんです。
あら、思いがけないところで話題が発展していたのですね!
それで思い出したのですが、中国語では青は藍色と言いました。紺色は藍色の前に深いを付けて「深蓝色」、水色は浅いを付けて「浅蓝色」、インディゴブルーは「靛蓝色」、マリンブルーは「海洋蓝色」、ネイビーブルーは「藏青色」。で、恐らく中国の人に青の漢字を見せると黄緑色を連想する人が多いと思います。「青蛙」はカエルのことです。日本の青信号、青リンゴと一緒です。緑色は日本と同じで「绿色」です。日本語で藍色と言えば濃い青を思い浮かべると思いますが、中国では空の色だったかと。今日仕事中に高い木の上にオナガが3羽遊びに来ていました。あの青色は何といえばいいかしら?コバルトブルーかなあ。「钴蓝色」
そうそう、ケニア、ブルガリア、インドネシアで幼少期を過ごした我が家の子供ですが、学校で太陽の絵を描くと黄色やオレンジで描く子供たちが圧倒的に多かった印象です。マサイ族は黄色で描いていました。欧米系の子供たちや確か中国でも黄色の太陽だったと思います。インドネシアでは赤で描く子供もいたかも。(記憶が定かではありません)。因みに中学途中から日本の学校に通い始めた24歳の娘に何色で太陽を描くか聞いたところ、黄色かオレンジと答えました。赤で描かないの?と尋ねたら赤くなんか見えないじゃん、だそうです。日本人じゃないわ!(笑)
※続いて、井上さんです。
高槻先生と植原さんの色についてのお話、興味深く読ませていただきました。私もちょっと気になって調べてみました。我が家には小学館の「色の手帳」という本があったので、それを見てみました。その本には青もありました。
青:空や海の澄んだ色などを中心に、色相の青緑、青、青紫の範囲にわたる色をいう。古くは無彩色もさした。
*東大寺諷暗誦文平安初期点(830年頃)「青(あを)珠赤□(あかたま)をば沙土(いさごつち)と斉しくせり」(□は王編に毎という字、バイと読むようですが、漢字が出てきません)
*源氏物語(1001~14頃)「この尼君は・・・・・・にび色あをいろといへど、いときよらにぞあるや」
緑、翠:青と黄の間色。草木の葉のような色。明るい緑。カワセミ(翡翠)の羽の色からともいい、「翠」とも書く。
*万葉集(8C後)「春は萌え夏は緑に紅の綵色(まだら)に見ゆる秋の山かも」
*源氏物語(1001~14頃)「猶かのみどりのそでのなごり、あなづらはしきにことつけて」
(参考)海や空などの深い色をいうこともある。その場合は「碧」の字を当てることが多い。
瑠璃色:宝玉の瑠璃のような色。濃い紫みの色。瑠璃は梵語の音訳「吠瑠璃(べいるり)」の略から。古代インド、中国などで珍重した青色の宝玉で、七宝の一つ。また、ガラス類もさす。
*竹取物語(9C末、10C初)「金、しろかね、るり色の水、山より流出たる」
緑の由来については書いてなかったので、別に調べてみました。植原さんや高槻先生もおっしゃっているように、古代(奈良時代前)日本では赤(明)、白(顕)、青(漠)、黒(暗)という4色、これは日の光(明け方から夜までの空の色)を表しているというとのことで緑は青にふくまれていたとのこと。緑は色という認識ではなく、みずみずしい新芽や若葉をさすもので、緑色としての認識は、平安時代から鎌倉時代頃とのこと。
でも、聖徳太子の冠位十二階(603)の冠の色は紫、青、赤、黄、白、黒の6色の濃淡ですが、その後、冠位十三階(647)になって緑色の冠ができたとのことです。どういうことなのでしょうか? いずれにしても、緑は他の基本的な色に比べて、だいぶ遅れて認識された色だったのでしょうね。
色の手帳では、和色名の黄緑系は20色、緑系は18色、青緑系は6色、青系の色は38色と微妙な違いで色がたくさんあります。古代は4色しかなく、おおらかに色をとらえていたのでしょうが、だんだん多くの色がでてきています。やはり日本人の感性は細やかなのではないのでしょうか。おもしろいですね。
ちなみに緑の信号は、法令では緑と表記されていたのが、新聞記者が青と書いてしまったため、それが広まって青信号となったということですね。やはりその新聞記者は、緑を青と言っていたのがインプットされていたのでしょうかね?笑
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2.【観察報告】12月27日の乙女高原
12/27、柳平の気温-3℃。金峰山は真っ白ですが、乙女湖は凍っていません。林道も凍ってはいませんが、はしっこに雪が残っていました。おっ、林道を横切ってヤマドリが飛んできました。尾っぽが長いです。
草原に着き、ロガーのデータを回収し、ロガーを再設定しました。10/30から12/27の2か月間の平均気温は2.2℃、最高気温は13.5℃、最低気温は-11.5℃でした。
鳥はカケス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ツグミ、トビを確認。標高1,700mの冬にヒヨドリがいるんですよね。
今日はとてもラッキーでした。ロッジ庭の東屋の向こうから、木を叩く大きな音が聞こえてきたので、もしやと思い、音のする方に少しずつ近づいては止まり、目ぼしい所を探しました。きっと枯れ木にいるに違いありません。しかも太めの。お、あそこが怪しい。枝全体がつつかれすぎて、材が露出しています。じっと見ていたら、現れました。濃い赤のベレー帽をかぶったキツツキ。オオアカゲラです。
おっと、飛んでいってしまいました。でも、大きなコツコツという音は、まだ響いています。そんなに遠くではなさそうだし、近づいても逃げる気配があまりなかったので、歩いて姿を探しました。そしたら、見通しのいい枯れ木にいました。これは幸運! じっくりゆっくり見ることができました。
見ている前で、枯れ枝の皮を剥がし落としました。結構な広さです。皮を落としては、残った皮のすきまをのぞいています。作業を積み重ねて、A4用紙くらいの広さの皮を剥がしてしまいました。そうか、今度、高いところの(太めの)枯れ枝の皮がはがされていたら、オオアカゲラを疑うとよさそうです。
体の様子もじっくり見えました。お腹はピンクっぽい灰色に黒い筋が何本も。足の付け根の羽毛はきれいなピンク。時々、立ち位置を変えてくれるので、背中の様子がよく見えます。白黒というより黒地に小さな白い斑点がある感じです。
オオアカゲラを見ることはできましたが、こんいな寒い季節に、わざわざこんな山ン中の沢に単独で渡ってくるというアオシギの姿は見られませんでした。
それにしても、この斜面、不思議です。ちょうどミヤコザサとスズタケの境界線になっています。ミヤコザサは背こそ低いですが、そこそこ生えています。一方、スズタケの多くは稈(笹の茎のようなところ)だけになっていて、枯れ木が林立しています。シカの影響?と思いましたが、それにしては、ミヤコザサに食痕が見つかりません。草原の「レンゲツツジのコース」では、シカ柵のすき間に頭を入れて、柵内側のミヤコザサを食べていたのに、ここは、これだけたくさんのミヤコザサが生えているのに、手つかずなのです。この場所で起きているストーリーが読み解けませんでした。
今日も一日、寒かったです。クリスタルラインの方も少し歩きましたが、クマ棚は見つかりませんでした。
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3.【活動案内】乙女高原自然観察交流会1月 1月10日(土)
・日 時 1/10(土) 午前9時 集合 ~午後3時ころまで
・集 合 道の駅 花かげの郷 牧丘
・持ち物 弁当、飲み物、防寒具、雨具、観察用具
・集まった人で相談して、場合によっては車の乗り合わせで、乙女高原に向かいます。
・途中で寄る場所も、相談して決めます。
・参加ご希望の方は、このメールに返信をお願いします。
※1月10日(土)の次は、2月7日(土)、3月7日(土)の予定です。
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4.【活動案内】第23回乙女高原フォーラム 1月25日(日)
日 時 1月25日(日) 午後1時~3時30分
場 所 山梨市民会館4階
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料
申込み 不要
■テーマ・・・乙女高原のチョウと生物多様性
春から秋、乙女高原では、たくさんの花がバトンタッチするように交代で咲きます。花々をチョウたちが訪れ、蜜を吸い、花粉を他の花に届けます。一口に花といっても、大きさも形も色も咲く時期も多種多様。そんな花を訪れるチョウもまた多種多様で、様々な大きさ、形、色、生活があります。
今回の乙女高原フォーラムでは、チョウにスポットを当てます。乙女高原にはどんなチョウがいるのか、季節によって見られるチョウは違うのか、花以外を求めるチョウはいるのか、幼虫はどこにいて、どんな姿なのかなどを知り、自然観察の楽しみを増やしてください。
なお、チョウの中には人知れず絶滅の危機にあるものもいます。私たちが今、保全の手を差しのべないと、私たちの子孫は魅力あふれるチョウの姿を見られなくなるかもしれません。フォーラムではそんなチョウたちの現状にも心を寄せていただきたいです。
■ゲスト・・・北原 正彦(きたはら まさひこ)さん
山梨県笛吹市出身。小さい頃から昆虫(特に蝶)が大好きで、その後、蝶の研究に深化し、筑波大学で学位(理学博士)を取得。定年前は、山梨県富士山科学研究所で希少蝶類の生息環境や保全対策について研究し、退職後は衰亡著しい里地里山の蝶の保全を目指して奮闘中。現在、甲武信ユネスコエコパーク保全活用委員会、南アルプスユネスコエコパーク科学委員会、山梨県環境影響評価等技術審議会の各委員、環境省自然共生サイト有識者マッチング制度認定有識者等。
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■2025年度 (第10期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。
【2025年度 自然観察交流会 今後の予定】
2026年
1月10日(土)
2月 7日(土)
3月 7日(土)
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■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/soshiki/8/2283.html
現在、シーズン52「宇津さんの乙女高原のチョウ」を展示しています。
https://otomefcact.hatenadiary.com/entry/2025/12/22/000000
■乙女高原ファンクラブ発行の書籍■
(1) 案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら430円。
(2) ガイドブック『乙女高原の自然観察』
A5判32ページ、オールカラー。頒価300円。送料は1冊だと180円、2~8冊だと210円。
(3) 『乙女高原大百科』
厚さ3cm!! A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2,000円。送料は1~2冊なら430円。
※いずれも、送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください(郵便振替口座等は下に)。
■乙女高原ファンクラブ on SNS■
(1)インスタグラム(Instagram)
https://www.instagram.com/otomekogen.fc/
(2)フェイスブック(Facebook)
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(3)ブログ「乙女高原フィールドノート」(Hatena Blog)
https://otomefc.hatenadiary.com/
「植原が乙女高原に行ったら、3枚の写真を選んで載せる」という原則で運営。
(4)ブログ「乙女高原アーカイブ」(Hatena Blog)
https://otomefcact.hatenadiary.com/
(5)「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察」乙女高原スペシャル (YouTube)
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
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