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   乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第200号 2008.2.14.
発行者:植原 彰 (乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】2月11日の乙女高原
    2.【イベント案内】総会と座談会 3月16日
    3.【イベント案内】乙女高原案内人養成講座2008
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  0.【ニュースニュース】
●1.このメールマガジンも200号という節目の号を迎えました。配信し始めたのが2000年11月ですから,7年3ヶ月となります。2000年の11月というと,乙女高原をスキー場として管理するための草刈りがなくなってしまい,第1回の草刈りボランティアをやろうと準備していたころです。乙女高原の保全活動とともに歩んできたメールマガジンです。これを機に,皆さんからのメッセージがいただけたらなと思います。

●2.1月27日の第7回乙女高原フォ−ラム後も続いた「ようこそ乙女高原へ」展Vは2月14日で終了しました。たくさんの方が見に来てくださいました。ありがとうございました。

●3.ファンクラブ総会は3月16日(日)午後2時から牧丘町総合会館大ホールです。総会後の座談会のゲストは櫛形山の石原 誠さん。シカが増えたことによって植生が変ってきているのではないか?という疑問を持って,調べ始めたその経緯や様子をお話していただく予定です→2

●4.乙女高原ファンクラブ普通会員の方には,「ニュースレター乙女高原が好き!0704号」をお送りしました。その中に総会の出欠ハガキが入っています。これは欠席の場合の委任状も兼ねており,ぜひ,お早めにご投函ください。委任状が集まらないと総会が成立しかねません。よろしくお願いします。なお,今回の会報の封筒詰めの作業は牧丘の竹居さんにやっていただきました。竹居さん,ありがとうございました。
 ニュースレターはウェブでも公開しています。
  → http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/newsletter0704.pdf

●5.2008年5月から乙女高原案内人養成講座を行います。乙女高原を知り,守り,伝えるための様々な講義・実習がてんこ盛り。講座の受講生を募集しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。募集要項・申込用紙をpdfファイルで用意しています。申込み締め切りは4月末日です→3
  →  http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/annainin.html

●6.山梨県立博物館(笛吹市御坂町)では2月19日より「レッドデータブックの生き物たち」という展示会を行います。この中に,乙女高原の展示もあります。ぜひお出かけ下さい。また,3月2日(日)午後1時半から講演会が行われます。絶滅したニホンオオカミと絶滅しそうなツキノワグマの話がメインなのですが,コーディネーターとして植原が参画し,乙女高原の保全活動も事例紹介します。参加費無料。申込み不要です。
  → http://www.museum.pref.yamanashi.jp/5th_tenjiannai_symbol_012.htm

●7.乙女高原案内人養成講座の講師もお願いしている北垣さんたちが都留文科大学で「フィールドミュージアム」をテーマにフォ−ラムを開催します。2月23日(土)午前10時から午後5時まで。午前中は今泉吉晴さんの基調講演,午後はシンポジウムとなります。詳しくは以下のウェブを。
  → http://www.tsuru.ac.jp/top_chiiki.html

●8.乙女高原ファンクラブ専属カメラマン(?)鈴木さんたちのグループの写真展が行われます。2月29日(金)から3月2日(日)まで。山梨市民会館展示室です。

●9.昨年9月のマルハナバチ調べ隊でクロマルハナバチを乙女高原で初めて確認!とお知らせしましたが,その後DNA鑑定していただいた結果,クロではなくコマルハナバチだったそうです。

●10.次回世話人会は2008年2月20日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。世話人でなくても参加できます。おいでください。
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 1.【観察報告】
●2月11日の乙女高原●

 今シーズンは昨シーズンと違い,しっかり雪が降るし,しっかり寒い日が続いています。山梨では9日の午後から,また大雪となりました。ぼくは雪が降ると,いてもたってもいられなくなります。晴天の11日,乙女高原に向かいました。
 柳平までの林道は生活道路なので,しっかり雪かきがしてありました。とはいえ,路面は真っ白です。道の両脇に,低いけれど,雪の壁があります。
 柳平から先はまったく除雪されていません。ぼくは柳平に車を置き,ここからスノーシューをはいて乙女に向かうことにしました。サングラスとリップクリームは冬の乙女の必需品です。もちろん,出かける前に日焼け止めを顔にたっぷり塗りました。

 車のわだちがあるところはまだいいのですが,新雪そのままのところでは,スノーシューも役に立ちません。ズボズボとひざ上までもぐってしまうこともあります。途中,鉄砲を持っている人たちに会いました。乙女で猟をしないことを確認し,進みました。

 えらいもんですね,スノーシュー(西洋かんじき)では歯が立たないのに,ウサギたちのごくごく浅い足跡がたくさん見つかります。雪に沈まないのは,体重が軽いのと,体重あたりの接地面積が広い〜つまり,生まれながらにして,かんじきを履いている〜からなのでしょう。

 母母峠からは自然観察路に入りました。すぐに後悔しました。ここは,まったくの新雪。ほんとに足が埋ってしまい,次の一歩を踏み出すのが大変でした。そんな中,「小さな細身のブルドーザーが通った跡」といった感じの足跡を見つけました。シカです。シカは足が細いので,雪が苦手だと言われています(小さな足に全体重が乗ってしまうので,足が雪に深くもぐってしまう)。いわゆるラッセルをした跡です。この日,シカの足跡は3ヶ所しか確認できませんでした。他のシーズンで見つかるシカの糞や足跡から考えると,少なすぎる気がしました。

 汗をかいては着ているものを脱いだので,上はTシャツに長袖シャツだけになってしまいました。フリースもジャケットも脱いでしまいました。

 やっと「草原」につきました。柳平等を出発してから2時間近くかかりました。
 苦労はしましたが,でも,雪の乙女はいいもんです。雪の乙女に行くと,いつも思うのですが,乙女高原にはほんとに雪が似合います。
 ここに来るまで,ところどころでストックを突き刺し,雪の深さを測りました。柳平で37センチ,焼山峠で41センチ,木道のあたりで49センチ,母母峠からの観察路が一番深くて,63センチでした。

 ロッジ前のベンチに座って,お昼にしました。ベンチの高さがまわりの雪と同じくらいなので,地面の雪を掘って,踏み固めました。ベンチの上にうずたかく積もった雪も払いました。テーブルの上のは,全部はとても取れないので,半分だけ雪を払いました。温かいコーヒーを飲む前に,まず水を一口飲みました。それくらい暖かかった(暑かった)のです。近くでハシブトガラスの声がします。都会ではゴミをあさることで問題になっているハシブトガラスですが,こんなに厳しい冬の乙女高原でも生きているんですから,すごい適応力・生命力だと思います。遠くでノスリの声を聞きました。姿は見えませんでしたが,きっと空高く鳴きながら飛んでいるのでしょう。春が近いことを感じました。

 森のコースをゆっくり歩いて登り,「てっぺん」で富士山を見ました。いつになく大きく,厳しく見えました。そこからツツジのコースを下りました。
 帰りは湿地コースの遊歩道を歩いてみました。雪がたくさんで,どこが湿地でどこが草地かわかりません。笹原もまったく隠れていました。シカたちはエサ不足に悩まされるでしょう。木橋の上は盛り上がった雪です。踏みはずしそうで,ゆっくり渡りました。

 ウサギのウンチを見つけました。ちょっと見ると,こまかく砕いたアーモンドがコーティングされているチョコレートのお菓子のように見えます。おもしろかったのは,それらウンチが雪の穴の中に入っていたこと。きっとウンチの熱で,ウンチ自らが雪に穴を掘ったんでしょうね。

 焼山峠に戻ってきました。案内看板の屋根から垂れていたツララが行きに比べて大きく成長していました。ここからもう少し歩かなければなりません。普段の運動不足を反省しました。
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 2.【イベント案内】
●ファンクラブ総会ならびに座談会● 3月16日(日)

 総会後の座談会のゲストは櫛形山県民の森・森林科学館の石原 誠さんです。石原
さんは櫛形山の自然をじっと見つめ,守ろうと活動されてきた方です。櫛形山も乙女
高原と同じくシカによる食害が目だってきたので,シカの調査を始められました。そ
んなお話をお聞きします。なお,石原さんが作っている県民の森のブログがとっても
いいので,ぜひ,見てみてください。
   められました。そんなお話をお聞きします。なお,石原さんが作っている県民の森のブログがとってもいいので,ぜひ,見てみてください。
  http://blog.goo.ne.jp/kushigatamori

■日 時 2008年3月16日(日)
     午後2時〜4時30分(片付けと茶話会終了は5時)
■会 場 山梨市牧丘町総合会館大ホール
■対 象 乙女高原ファンクラフ会員(座談会には会員でなくても参加できます)
■参加費 無料
■ゲストのお話のテーマ 「シカのウンチから植生を考える?」
■ゲスト 石原 誠さん(櫛形山森林科学館)
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 3.【イベント案内】
●乙女高原案内人養成講座2008●

 お待たせしました。2003年から3年間に渡って開催した後,休眠状態にあった乙女
高原案内人養成講座を開講します。乙女高原を知り,守り,そして伝えるノウハウが
満載の講座です。これを機会に,ぜひ,乙女高原のことを知り,ファンになり,そし
て,乙女のことを伝えるメッセンジャー「インタープリター」になってください。詳
しくはホームページで。
  http://www.kcnet.ne.jp/~otomefc/annainin.html

第1回 5月25日(日)
 ■開講式
 ■実習「乙女高原の自然」
 ■講義「インタープリテーション」
 ■パネルディスカッション「乙女高原案内人になって」

第2回 6月15日(日)
 ■実習「乙女高原の地形地質」「乙女高原の動物」
 ■講義「自然の保護」「乙女高原の自然」

第3回 6月29日(日)
 ■演習 マルハナバチ調べ隊にインターン(実習生)として参加

第4回 7月13日(日)
 ■実習「乙女高原の植物T」「乙女高原の植物U」
 ■講義「乙女高原の歴史」
 ■講義と質疑応答「今後の活動について」
 ■閉講/修了式

会場 乙女高原 講義・休憩等は乙女高原グリーンロッジ(予定)
定員 30名(申し込み多数の場合は抽選。申し込みしめきりは4月30日)
講師(敬称略)
 北垣 憲仁,時田 恵,小松澤 靖,宮原 孝男,植原 彰,古屋 利雄,小林 茂,
 坂田英明,由井建蔵,小笠原恭子,内藤邦雄,高橋 徹,加藤信子,依田 昇ほか
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