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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第270号 2012.5.26.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】5月13日 遊歩道づくり
NEW! 2.【活動報告】5月13日スミレ観察会
 3.【活動案内】スミレ観察会(第2回は5月27日)
   4.【活動案内】マルハナバチ調べ隊(第1回は6月24日)
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0.【ニュースニュース】
●1.今朝の山梨日々新聞で,乙女高原のスミレ・フィールドガイドのことが取り上げられていました。以下のアドレスで,ネットでも読めます。明日は今年2度目のスミレ観察会です。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/05/26/8.html

●2.5月13日に行われた遊歩道づくりとスミレ観察会の様子をブログで紹介しました。メルマと違って,ちょっとですが,写真入りです。
遊歩道 →
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/80fd6c6cd6020c7fbe4dfa00ca68e24a
スミレ →
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/a962b5fcc8e7955f1defe3cb595bdc7c

●3.13回目となる遊歩道づくり,晴天に恵まれ,楽しく行うことができました。午後からはスミレ観察会も予定通り行われ,依田さんを講師に,春一番に咲く乙女のスミレたちを観察しました。この様子はCATVが取材してくださったので,6月に放映されると思います。→1,2

●4.乙女高原ファンクラブと連携して活動させていただきたいと考えている乙女高原星空観望会の直近の観望会予定です。06/22(金)夜 〜 06/23(土)夜 の2泊です。詳しくは観望会のホームページでお確かめください。
http://otome.sblo.jp/

●5.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は5月30日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●6.乙女高原とは関係ありませんが・・・笛吹市春日居町の山梨岡神社をフィールドに前半は植原の自然観察,後半は「おはなしのへや もも」の皆さんの読み聞かせ・・・という「おおぞらの下のおはなし会」を6月3日(日)午前9時半から12時まで行います。対象は小中学生(小学生未満の場合,保護者同伴で。大人の方の視察もオッケーです)で,参加費無料です。このイベントも6年目となりました。ぜひおいでください。
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1.【活動報告】5月13日 遊歩道づくり

ブログ→ http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/80fd6c6cd6020c7fbe4dfa00ca68e24a
 いい天気でした。
 今年も80人もの「乙女高原ファン」が遊歩道づくりに集ってくださいました。田丸グリーン基金や山梨ロータリークラブの方々は毎年,団体をあげて参加くださっています。ありがたいことだと思います。

 今回は路上駐車対策を重視しました。昨年秋,草刈りボランティアのときに,路上駐車が複数あって,刈り草の積み込みと運び出しに苦労したり,林道を通行する車に迷惑をかけたりしたので,乙女高原の活動時には路上駐車は根絶しようと乙女高原連絡会議(市・県・ファンクラブの話し合い)で決めたのでした。
 道端にA4判の駐車禁止ポスターをたくさん設置し,駐車場係をおきました。今後,乙女高原での活動では「路上駐車はなし」でお願いします。

 スタッフの打ち合わせを終えた後,受け付けを開始しました。参加者には青・赤・緑色という3種類のカードのうちの1枚を渡します。これでどこの班に参加するのかわかります。カードには番号が書いてあるので,受け付けでもどこの班に何人の参加者が所属しているかが把握できます。これによって人数の調節ができます。
 受け付けを済ませた方には,ロープの結び方を復習していただきました。基本的には1年に1回しかやらないことなので,結び方を忘れてしまいます。そこで,ロッジの庭に2本の杭を打ち,そこで結び方の練習をしていただきました。

 はじめの会が始まりました。毎年参加してくださる山梨市長さんはあいにく所用のため欠席。メッセージを代読していただきました。諸注意をし,各班ごとに打ち合わせをしていただき,いよいよ出発しました。なんといってももう13回目の開催です。ぼくら以上に慣れている方が多く,しかも,少し前に下見をして交換が必要な杭には印を付けておき,事前に必要本数も把握しておいたので,とてもスムーズでした。大人も子どももけがをする方もなく,無事に,楽しく作業ができました。

 あまりにも早く作業が終わってしまったので,スミレ観察会まで時間があり,プレ観察会として,スミレ観察会では行かない予定のポイントに有志で行ってみました。そしたら,・・・またまた乙女高原のスミレ・ニューフェイスが見つかってしまいました。最終的な確認はまだですが,とりあえず速報としてお知らせします。
 一つは,白い花をつけるエイザンスミレ「シロバナエゾスミレ」,もう一つは,やはり白い花をつけるタチツボスミレ「オトメスミレ」で,花全体が真っ白ですが,距(花の「しっぽ」)の一部がうっすら紫色です。
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2.【活動報告】5月13日 スミレ観察会

ブログ→
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/e/a962b5fcc8e7955f1defe3cb595bdc7c

 遊歩道づくりの午後,行いました。
 まずは今回の講師・依田さんからスミレについて簡単なレクチャーをいただき,さっそく歩き始めました。
 森のコースを登っていくと,途中の森の中でエイザンスミレの花を発見。このスミレは草原より森の中のほうが好き。木々が芽吹く前に大急ぎでわりと大柄な花を咲かせます。葉っぱに切れ込みがあるという変わり者なので,一度見ると忘れないでしょう。春真っ先に咲くスミレの一つです。

 森のコースを登っていき,展望台に出ました。富士山が目線の高さくらいに見える場所です。この時期,盆地からは富士山の雪をかぶった部分しか見えませんが,ここからだと雪の下の部分まで見ることができます。盆地からだと富士山は見上げる存在ですが,ここからだと,なんか同じ高さというか対等に見えます。
 さて,ここは乙女高原屈指のスミレ・ポイント。特に早春に咲くスミレがごそっと見られる場所です。
 まず遊歩道のすぐ脇でタチツボスミレを見ました。「坪」とは「庭」という意味で,「庭で見られるスミレ」つまり里山で普通に見られるスミレです。珍しくないスミレですが,ぼくはこの花の色といい,感じといい,大好きです。
 次に,ミツバツチグリやキジムシロといった黄色い花に囲まれたアカネスミレです。きれいな紫色のスミレです。このスミレはとても毛深く,距(スミレの花のしっぽ)の表面にも毛が生えています。
 アケボノスミレは,ちょっと不気味です。だって,葉っぱがまったくないのに,まるで蛇が鎌首を持ちあげるみたいに地面からニューッと出てきて,花だけ咲かせています。もちろん,お花はとても上品だし,色も紅色できれいなのですが,地面から花柄だけ出ているというが,どうも・・・。ちなみに,アケボノスミレは林の中に出てくるスミレです。
 ヒナスミレも見ることができました。乙女で真っ先に咲き終わってしまうので,最近までぼくは花の存在すら知りませんでした。依田さんに教わって,はじめて存在を知ったスミレの一つです。

 「今年のぼくのスミレ宿題」は,ヒゴスミレの花を見つけて写真を撮ることと,スミレにちょうちょが来ているシーンを見つけて写真を撮ることの2つだったのですが,今日もこれを果たすことができませんでした。ヒゴスミレは一昨年花を見つけ,去年は葉だけ見つけることができました。今年こそは花を・・・と思っていたのですが,だめでした。葉っぱは見つかった・・・と思ったら「これはエイザンスミレの出始めの葉だよ」と指摘されてしまいました。ちょちょのほうは4月から1週間おきに乙女高原に行っているのですが,どうもダメみたいです。これらの宿題は来年に持ち越しです。

 さて,車に乗って移動し,焼山峠の近くの林の中を第2ポイントとして観察しました。ここはタチツボスミレとミヤマスミレの共演が見られる絶好のポイントなのですが,ミヤマスミレにはまだ早いようでした。でも,ヒメイチゲはたくさん見られました。ヒナスミレに混じって,シロバナヒナスミレも確認できました。

 今日は23人もの参加者がありました。中でも小学生の女の子二人がとても熱心にメモしたりしていて,観察会の雰囲気を和やかなものにしてくれていました。びっくりしたのは,この二人,「走りたいから」と,乙女から焼山まで走って行ったんですよ。若いなあ・・・。次の観察会にもぜひ参加してほしいなあと思いました。

 参加してくださった皆さん,講師の依田さん,ありがとうございました。
 次回は5月27日(日)です。
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3.【活動案内】スミレ観察会

観察会ちらし→
http://fruits.jp/~otomefc/sumirekan2012.pdf

第1回 5月13日(日) ・・・楽しく終了・・・
第2回 5月27日(日) 午前10時から午後2時半
第3回 6月10日(日) 午前10時から午後2時半
(少雨決行。雨天の判断は各自でお願いします)

 春,乙女高原には見つかっているだけで18種類のスミレがかわいい花を見せてくれます。といっても,いっぺんに・一ケ所で見られるわけではありません。少しずつ時期をずらし,生息場所をずらしています。そんな乙女高原のスミレをスミレ・フィールドガイドの編集代表・依田 昇さんの案内で観察します。
なお,参加者のみなさんにはできたてホヤホヤの『乙女高原フィールドガイドV 乙女高原のスミレ・ウォッチング』をもれなくプレゼント!!

■集 合 乙女高原グリーンロッジ前
■持ち物 べんとう,水筒,雨具,筆記用具,
     観察用具(ルーペがあると便利です),図鑑など。
■参加費 無料。
■講 師 依田 昇さん(乙女高原案内人。スミレ・フィールドガイド編集代表)
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
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4.【活動案内】(再掲) ●マルハナバチ調べ隊● 6月24日(日)

調べ隊ちらし→
http://fruits.jp/~otomefc/maruhana2012.pdf

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 6月24日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。

※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で10年目。
 第1回は6月24日(日)
 第2回は8月 5日(日)
 第3回は9月 9日(日)
 時間やプログラムは第1回と同じです。
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