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乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン 第271号 2012.6.16.
発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】5月27日 スミレ観察会U
NEW! 2.【活動報告】6月10日 スミレ観察会V
3.【活動案内】マルハナバチ調べ隊(第1回は6月24日)
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0.【ニュースニュース】
●1.スミレ観察会の第2回・第3回の様子をブログで紹介しています。メルマと違って写真中心です。ご覧ください。
第2回 http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120527
第3回 http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120610
●2.5月の世話人会の議事録を,やはりブログに掲載しました。ご覧ください。昨年の草刈りボランティア後の世話人会で「草刈り機を使っている人たちの中に危険な取り扱いをしている人がいた。このままではいつ事故が起きてもおかしくない」という反省が出されました。この件について,集中的に話し合い,「草刈り機を使用する人を制限する」等の結論を出しました。詳しくは議事録をご覧ください。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120530
●3.乙女高原ファンクラブと連携して活動させていただきたいと考えている乙女高原星空観望会の直近の観望会予定です。06/22(金)夜 〜 06/23(土)夜 の2泊です。詳しくは観望会のホームページでお確かめください。
http://otome.sblo.jp/
●4.夏のキャンプ復活です。キャンプとはいえ,宿泊は金峰山荘という民宿。食事と飲み物の心配はありません。ボランティア活動(杭を作る)や星空観察,懇親会,自然観察会もやっちゃおうという,とても欲張りな計画です。8月18日(土)〜19日(日)の1泊2日。この夜はちょうど新月なので,星を見るのにうってつけです。参加費は未定です(そんなに高くなりません)。参加希望者はメールに返信を。
●5.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は6月20日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。
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1.【活動報告】5月27日 スミレ観察会U
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120527
たいへんな観察会でした。講師の依田さんは急にご都合が悪くなり,スミレ・フィールドガイドの編集スタッフである井上さんも不参加。そんな時に限って,参加者がなんと45人も。こんな大人数で小さなスミレなんて観察できるのかなー,踏み荒らしてしまわないかなーと,心配になりました。でも,結局,天気はそこそこいいし,楽しい観察会になりました。
大人数なことは予測していたので,一応準備はしておいたんですよ。スミレの画像をいくつか大きくプリントアウトし,それを紙芝居のように使いながらスミレの説明をしました。「有茎種と無茎種」「花の時期に葉があるかないか」「葉の形」「スミレのたねをアリが運ぶこと」「スミレをヒョウモンチョウの幼虫が食べる」などです。
説明後,森のコースを登っていきました。どうしても列が長くなってしまうので,ここからは十分な説明は無理でしたが,スタッフの三枝さんや芳賀さん,鈴木さんに途中に入っていただきました。サクラスミレがたくさん咲いていました。乙女高原を代表するスミレです。早い時期に咲かせるエイザンスミレの花が咲き残っていました。タチツボスミレも咲いています。スミレ以外にも,ミツバツチグリとキジムシロの見分け方を説明したり,高いところに咲いているヤマナシの花を見たりしながら,てっぺんの「ヨモギ頭」に到着しました。
ヨモギ頭では,サクラスミレ,タチツボスミレ,アケボノスミレ,アカネスミレが観察できました。エゾノタチツボスミレもありました。
そこから草原コースのてっぺんに出て,草原コースを歩きながら,フデリンドウやカンバ3兄弟,シカ柵の観察をしました。湿地に向かう道で白いサクラスミレを探したのですが,この回では見つかりませんでした。
湿地にはクリンソウが咲き始めていました。
昼食後,参加者のお一人が散歩して見つけたというスミレを見に,全員でクリスタルラインを歩いていきました。白いスミレで,新種発見とも思われましたが,
おそらくはマルバスミレ。乙女までの林道では春早く咲くスミレで,今頃はもう咲き終わっています。そんなスミレが標高の高い乙女高原では今頃咲いていました。
車に乗って焼山峠まで移動し,タチツボスミレやミヤマスミレ,ツボスミレを観察。ここまでは観察会として実施し,いったん解散。その後,希望者でシコクスミレやオトメスミレを見に行きました。
※※※参加者の「ひとことカード」から(一部)※※※
・スミレにもたくさんの種類があることが驚きでした。植物が棲み分けを工夫していることもわかりました。また,乙女高原に来たいと思います。ありがとうございました。(女性)
・新緑の中,気持ちいい観察会ありがとうございました。スミレの違いが皆さんよくわかるのに感心しました。皆さんの楽しそうにしている雰囲気を楽しませていただきました。(男性)
・今日はスミレの観察会に参加でき,たいへん楽しく勉強になりました。今までは全部がすみれでした。今日聞いた説明で葉の形,茎の違いなど見分け方がたいへんよくわかりました。先生方の詳しい説明,ほんとうにありがとうございました。また,機会がありましたら,参加させていただきたいとおもいます。(御夫婦で参加)
・観察時間もちょうどよく,今回もたくさんのスミレを見ることができて,よかったです。スミレ以外にも乙女高原の植物・鳥・木などを知ることができて,参加して良かったと思いました。愛しいスミレちゃんたちに会えて,幸せ〜(女性)
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2.【活動報告】6月10日 スミレ観察会V
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120610
今回は参加者20名。講師の依田さんも復活。楽しい観察会になりました。1日中,暑くもなく,寒くもない,ちょうどいい天候でした。
まずは森のコースをヨモギ頭へ。サクラスミレはまだまだたくさん咲いています。この時期,「ミョーケン,ジジジ・・・」と鳴き,カエルの鳴き声と間違えられるエゾハルゼミが葉っぱの上に止まっていました。メスでした。
ヨモギ頭では、エゾノタチツボスミレが迎えてくれました。このスミレ,スミレのくせにいやに背が高く,まわりの草が大きくなってきた初夏にも十分対応できるようになっています。林の中に咲くエイザンスミレは木々が芽吹く前に急いで花を咲かせなくてはならないので春の始めに,背の低いミヤマスミレも春先に,草原に咲くサクラスミレは草の芽が出てくるまでに時間があるので少し遅れて,背の高いエゾノタチツボスミレはほかの草との競争にも強いので初夏に…。いろんなスミレがそれぞれの個性に応じた生き方をしているのが観察できて,とても楽しいし,生物多様性が実感できます。
湿地に向かう道の途中で,ついに見つかりました。白い花のサクラスミレ。シロバナサクラスミレ。2年ぶりに見ることができて,感激です。これを見つけたのは三ツ峠でもスミレ観察をしている山本さん。さすがだなあと思いました。それにしても気品を感じる花です。
お昼のあとで,やはりサクラスミレの変わり種,チシオスミレを探しました。葉脈が赤っぽいスミレです。葉をひっくり返すと,サクラスミレは緑色ですが,チシオスミレはなんとなく赤っぽいです。一つ,それらしい花を見つけてくれたのは,3回のスミレ観察会皆勤賞の小学生あずさちゃんでした。
一応観察会はここまでで,その後,希望者で大窪山に登り,アズマシャクナゲの花を見てきました。もう終わりかなーと心配しましたが,まだ元気に咲いている株もあり,皆さんをご案内する立場としてはほっとしました。
その近くの落ち葉の中からもっこりとギンリョウソウが出てきている様子をみんなで観察。観察会だといろいろな人がいて,いろいろな話が聞けるのでおもしろいですね。どなたかが「ギンリョウソウって,どういう漢字を書くんですか?」
すると,別のどなたかが「わたし,図鑑を持っています」とおっしゃり,さっそく調べてみると「銀竜草」だそうです。土の中からもっこりと出てくる感じを竜に見立てたんですね。
するとすると,別のどなたかが「アメリカでは,これをインディアン・パイプといいます」と教えてくれました。
いろんな話が出てきて,どんどん盛り上がりました。これだから,観察会はやめられません。
帰り道は少しだけ遠回りをして,湿地を観察しながら帰ってきました。
※※※参加者の「ひとことカード」から(一部)※※※
・初めて参加させていただきました。かれんなスミレ姿に,我が家の庭に咲いているスミレとはまた違った趣があり,楽しい一日になりました。ありがとうございました。(女性)
・今日はシロバナサクラスミレに出会えてうれしかったです。とてもきれいでした。毎回,新しい発見があってうれしいです。(女性)
・依田さんのお話をいつも聞いていて,やっとの思いで今日乙女高原に来られました。スミレのことをいろいろ教えていただき,こんなにたくさんの種類のスミレがあるなんて初めて知りました。また来てみたいと思います。(女性)
・今回,乙女高原のスミレ観察会に参加して良かったです。スミレが少しわかるようになりました。来年も参加したいと思いました。(男性)
・乙女高原に来るようになって,知っているスミレの種類がぐんと増えました。サクラスミレはもう終わっているのではないかと思っていたので,うれしかった。これから夏の花にも会いに来ます。ありがとうございました。(女性)
・チシオスミレが見れて良かったです。大窪山で銀竜草がいろんな葉っぱの中に白くかがやいて見えた。いろいろなスミレが見れて楽しかったです。(小学生)
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3.【活動案内】(再掲)
●マルハナバチ調べ隊● 6月24日(日)
調べ隊ちらし→
http://fruits.jp/~otomefc/maruhana2012.pdf
今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。
■日 時 6月24日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で10年目。
第1回は6月24日(日)
第2回は8月 5日(日)
第3回は9月 9日(日)
時間やプログラムは第1回と同じです。
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