乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第272号(2012.7.21.)



□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第272号 2012.7.21.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】6月24日 マルハナバチ調べ隊T
NEW! 2.【観察報告】7月16日 夜の乙女高原
NEW! 3.【活動案内】8月 5日 マルハナバチ調べ隊U
NEW! 4.【活動案内】8月 7日 看板修理
NEW! 5.【活動案内】8月18日 杭づくり
NEW! 6.【活動案内】8月19日 乙女高原自然観察会
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原グリーンロッジが閉館になってから2年たちますが,乙女高原が大好きな方々が,ロッジがなんとか使えるようにと,いまだに骨を折ってくださっています。たとえば,武井さんは去年も今年もロッジ庭の草刈りを自主的にやってくださいました。
 また,ロッジが閉館なのに,ロッジ前にいろいろと新しいものが置かれているのを見ましたか? 真新しく見える百葉箱は,JAフルーツ山梨の山梨支所からいただいた中古品を,雨宮さんが直してくださったものです。斜めになっていたベンチとテーブルを新しいものにし,古いものも作り直して置いてくださったのも雨宮さんです。おかげさまでベンチとテーブルのセットが3組になりました。

【急募】
●2.そして,今度は,雨宮さんを中心に,根元が折れて,倒れてしまいそうなロッジ前の看板の修理も計画されました。今にも倒れそうで危ないので,5月に急遽,雨宮さんが「つっかえ棒」を取り付けてくださいましたが,このたび,本格的に修理することになりました。修理の際には,あの重たい看板を人力で支えなければならない場面もあり,人手が必要です。平日で,しかも,無償ボランティア(手弁当)ですが,ご協力いただける方は,ぜひ来てください。(時間は未定ですが)8月7日(火)の午前中から午後にかけてです。立候補いただいた方には,開始時刻等をあらためてご連絡しますので,ご参加いただける方は,このメルマに返信をお願いします。→7

●3.先日,ニュースレター1202号を発送しました。今回は普通会員だけの送付です。全部で200通ほどを送付したのですが,ニュースレターを折って,封筒に入れて,封をするという,たいへんな作業を竹居さんにやっていただきました。ありがとうございました。

●4.山梨日々新聞の『顔』というコラムで,乙女高原案内人に登録くださっている方が立て続けに紹介されたのをご存じですか? 7月13日には山梨市の駒田さん(ワイズメンズクラブ東日本区代表として),7月20日には同じく山梨市の小林さん(県PTA協議会の新会長として)です。ますますご活躍ください!

●5.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は9月12日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。

●6.今回で9回目となる「全国草原サミット・シンポジウム」が群馬県みなかみ町で10月27日(土)〜29日(月)にかけて行われます。
・27日はお昼から現地見学会。藤原地区の見学コースと茅刈り体験コースがあります。
・28日は朝から全国草原シンポジウム。午前中は和歌山大学の養父志乃夫さんの基調講演に続いて,各地からの実践報告。報告は3本で,このうちの一つが,なんと乙女高原です。午後は分科会で,参加者が4つの分科会に別れて討論します。
・29日午前中は全国草原サミット。今回のサミット議長であるみなかみ町長さんのお話,前回サミットの報告を前回の開催地・北広島町長さんから,そして,全国草原再生ネットワーク会長さんのお話と続きます。
 このパンフレットをたくさんいただきました。興味がある方にはお送りしますので,遠慮なくメール返信してください。

●7.乙女高原とは関係ありませんが,植原が関わっている「おおぞらのしたのお話会」の開催案内です。8月10日,午後7時から,自然観察と絵本の読み聞かせのコラボというイベントを行います。今回のテーマは「夜遊び」。コウモリの「声」を聞いたり,セミの羽化を見たりします。場所は笛吹市春日居町の山梨岡神社。よろしかったら,夕涼みを兼ねて,お子さんとおいでください。
--------------------------------------------------------------

1.【活動報告】6月24日 マルハナバチ調べ隊T

 年に3回,マルハナバチの調査兼観察会を行うという「マルハナバチ調べ隊」も今年で10周年となりました。毎年,6月最後の日曜日,8月の第2日曜日,9月の第2日曜日をめどに,できるだけ調査月日を同じにしています。毎年の調査結果を比較するためです。また,この活動を「マルハナバチ観察会」としないのは,この活動に参加して調査方法を会得してもらい,今度は個人的にもマルハナバチの調査をしてもらい,乙女高原のマルハナバチのより詳しいデータを集積しようと考えたからでした。なかなか思惑通りには進んでいませんが,それでも10年も続いていることは評価できると思います。

 今日の参加者は18人。曇ってはいますが,天気もこの時期としては上々です。レンゲツツジが満開を迎え,多くの方が乙女高原を訪れていました。
 いつも通り,まずは紙芝居を使ってマルハナバチの紹介です。BGMはリムスキー・コルサコフ作曲の「クマバチは飛ぶ」。このタイトル,じつは誤訳で,正しくは「マルハナバチは飛ぶ」です。マルハナバチの概要,乙女高原にいるマルハナバチの種類,マルハナバチの1年間,マルハナバチの花への訪れ方を紹介し,いよいよ草原の中を歩いて,マルハナバチを探します。

 キンポウゲのてかてかした黄色い花が目立つ草原ではアヤメも咲き始めていました。レンゲツツジが咲いている前に差しかかったところ,いました,マルハナバチ。でも,おもしろいんです。ハチは花の中には入らずに入り口付近で体を盛んに動かし,すぐに隣の花に移り,同じ行動を繰り返しています。典型的な花粉集めの行動です。蜜を吸うなら,花の奥まで入り込んでいきますからね。全身真っ黒で,お尻の先だけオレンジ色のコマルハナバチのワーカー(働きバチ)でした。
 遠くにいるマルハナバチはパピリオ双眼鏡で観察です。この双眼鏡50pまでピントが合うので,虫を観察するには最適です。今度のコーちゃん(親しみを込めてマルハナバチたちをニックネームで呼んでいます。コマルハナバチはコーちゃん,トラマルハナバチはトラちゃんなど)は花の蜜を集めているようでした。

 途中,レンゲツツジの花や葉を食べちゃう尺取り虫であるヒョウモンエダシャクや6月だというのにまだ咲いているスミレの花(じつは今頃がちょうど咲き頃であるエゾノタチツボスミレ)なども観察しながら,午前中の調査を終えました。
 出会ったマルハナバチは16頭で,すべてがコーちゃんでした。いた花は全部がレンゲツツジで,10頭は花粉集め,4頭は蜜集め,残りの2頭は不明でした。

 午後からは待ち伏せ調査を変更し,ブナじいさんまでの自然観察ハイキングをしました。ブナじいさんの森ではたくさんの落とし文を拾いました。

活動ブログでマルハナバチ調べ隊のスナップ写真が見られます。
http://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20120624
--------------------------------------------------------------

2.【観察報告】7月16日 夜の乙女高原

 スミレ観察会の最中,乙女高原案内人であり三ツ峠ネットワークもやってらっしゃる山本さんから「乙女高原ではヒメボタルが出ますか?」と聞かれたのがきっかけです。ヒメボタルはちょうど梅雨明けごろの夜,森の中に出てくるホタルなんだそうです。出てくるのは1年のうち,この時期の1週間だけ。
「乙女高原の森の中で,ホタルの光が見られるなんて,幻想的だなあ。ぜひ見たいなー」と思い,連日暑さが続くこの日の夜なら出てくるかなーと,乙女高原に一人で向かいました。途中,ときどき,車をとめて,ライトも消して,まわりの気配に神経を集中させましたが,森の中で光るものは見つけられませんでした。

 その代わり,ところどころで,動物たちを見ることができました。シカは行き帰りで合計9頭。そのうち1頭はじっくり立ち止まってくれたので,写真に納めることができました。ブログに掲載しています。
 鳥居峠の手前では,あんなにしっぽが長くて,黒っぽくて,背が低かったのでハクビシンだろうなあという動物が前方遠くを駆け逃げていきました。
 まだまだあどけなさの残る子ギツネに会ったのは柳平。3頭身の頭でっかちが,とってもかわいかったです。しばらく車に並走してくれました。

 自宅はあんなに暑かったのに,乙女高原はひんやりしていました。「だめかな」という思いがよぎりましたが,発光ダイオードのヘッドライトを付けて,歩き始めました。ときどき,ヘッドライトの明かりを消して,夜のやみに意識を集中させました。案の定,ホタルの光は見つかりませんでしたが,すぐ近くからシカの警戒音が聞こえてきたり,夜の花たちの様子を写真に納めたりと,楽しい夜の観察でした。

 一周してロッジに帰ってくるころには,少し,空が晴れてきました。天の川と,天の川に沿って真上を飛んでいる白鳥座。白鳥座の一等星デネブと「夏の第三角」を形づくる鷲座のアルタイル,琴座のベガも見えてきました。北の空には北斗七星。なんてきれいなんでしょう。帰る気が起こらず,アスファルトに座って,しばらくは星空を眺めていました。そういえば,星空を眺めるなんて,いつ以来でしょう。

 また,ぜひ,夜の乙女高原を訪ねよう,そう誓って,車のエンジンをかけました。

 夜の観察ブログです。
http://blog.goo.ne.jp/otomefc/d/20120716
--------------------------------------------------------------

3.【活動案内】
 ●マルハナバチ調べ隊U● 8月 5日(日)


調べ隊ちらし→
http://fruits.jp/~otomefc/maruhana2012.pdf

 今年も愛くるしく,乙女高原随一のインタープリターであるマルハナバチたちの働きぶりをじっくりと見せてもらいましょう。

■日 時 8月5日(日) 雨天中止 午前10時半から午後2時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒,筆記用具,時計(腕時計や携帯電話の時計で十分です)
■参加費 無料。
■内 容 午前中は調査の説明とラインセンサス調査。午後はまちぶせ調査。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。

※年に3回調査をするマルハナバチ調べ隊は,今年で10年目。
 第1回は6月24日(日) ・・・18人の参加者を得て,無事終了。
 第2回は8月 5日(日)
 第3回は9月 9日(日)
 時間やプログラムはすべて同じです。
--------------------------------------------------------------

4.【活動案内】
 ●看板修理● 8月 7日(火)


 根元が折れて,倒れてしまいそうなロッジ前の看板を,雨宮さんの計画に沿って修理します。手伝っていただける方,ぜひ,ご参加をお願いします。

■日 時 8月7日(火) 集合時刻は未定。決まり次第,参加者にお知らせします。
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,水筒等,(あったら)軍手,よごれてもいい服装。
■参加費 無料。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
--------------------------------------------------------------

5.【活動案内】
 ●杭づくり● 8月18日(土)


 遊歩道の整備で使う杭を,今年も手作りします。大勢でやれば,たくさんの杭が用意できるし,なにより早く作業を終えられます。できるだけ多くの方の参加をお待ちしています。
 杭づくりは午後からの活動ですが,その準備として,間伐した丸太を運び出す作業を午前中からします。こちらにもご参加いただける方は,ぜひお願いします。こちらは午前9時に塩平バス停集合です。

■日 時 8月18日(土) 雨天決行 午後1時から4時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 水筒等,軍手,(ある方は)カマ,ナタ。よごれてもいい服装で。
■参加費 無料。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します。
--------------------------------------------------------------

6.【活動案内】
 ●乙女高原自然観察会● 8月19日(日)


 遊歩道の森のコース〜ブナじいさん〜草原のコース〜ツツジのコースをゆっくり歩きながら,自然観察を楽しみましょう。お昼に終了になりますが,乙女高原から下るには結構な時間がかかりますので,ぜひ,お弁当持参でご参加ください。

■日 時 8月19日(日) 雨天決行 午前10時から12時くらいまで
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 雨具,水筒等,筆記用具,観察用具。
■参加費 無料。
■問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
※行事災害保険にはファンクラブで加入します
--------------------------------------------------------------




乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第272号(2012.7.21.)        →ページトップ