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    乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン 第276号 2012.9.15.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
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  ▲▼ も く じ ▼▲
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【活動報告】 9月 9日 マルハナバチ調べ隊V
NEW! 2.【オピニオン】乙女高原に増えたススキをどうするか?
NEW! 3.【活動報告】 8月31日 牧丘第一小学校の子どもたちを案内
NEW! 4.【活動案内】11月23日 第13回草刈りボランティア
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0.【ニュースニュース】
●1.乙女高原の駐車場の真向かいにある山小屋『岳樺荘』。これを建てたのは,なんと50年前の大学生でした。9月8日,50周年を迎えたこの山小屋の記念式典がはやぶさ温泉で行われました。乙女高原ファンクラブもご招待を受けましたので,会を代表して代表世話人の宮原さんとウエハラが参加させていただきました。この小屋は成城学園生物部のものです。50年前からこの小屋に寝泊まりしながら,乙女高原の自然を調べていらっしゃったそうです。乙女高原ファンクラブの大先輩といえます。
 さて,悲しいことに,この小屋,この式典を最後に,解体してしまうそうです。「小屋を建てたなら,最後まで建てた本人が責任を持つ」というこのポリシー,すばらしいと思います。式典の中で多くの方とお話させていただきましたが,人間的にもすばらしい方々ばかりでした。記念誌や記念DVDもいただいたので,機会があったら,ぜひお見せしたいと思います。多額のご寄付もいただきましたので,報告します。
 乙女高原では,手塚小屋が壊され,山梨高校の寮がなくなり,グリーンロッジが休館(閉館?)になり,そして,成城の岳樺荘まで。ずいぶんとさびしくなりますね。
 この件,朝日新聞山梨版の記事にもなりました。

●2.今年3回目のマルハナバチ調べ隊も楽しく終了しました。今回は山梨CATVさんの取材を受けました。放映日・時間は次の通りです。(→1)
 山梨CATV11チャンネル『ほっと山梨』
 月日 9月24日〜27日
 時間 7時・13時・19時の1日3回

●3.草刈りの日,11月23日は今まで13年間,雨なしです。今年の草刈りちらしもできあがりました。配布に協力していただけるという方,ご連絡ください。ちらしを送付させていただきます。
 ちらし見本を見たいという方は以下へ。PDFで見ることができます。
http://fruits.jp/~otomefc/kusakari2012.pdf (表面)
http://fruits.jp/~otomefc/kusakari2012ura.pdf (裏面=詳細情報)
 なお,去年の草刈りの様子をTBSテレビが取材してくださり,2分間の『風の言葉』という番組にしてくださいました。ユーチューブで見ることができます。ウエハラのインタビューも収録されています。草刈りの意義がコンパクトにうまくまとめられていると思います。
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI
 また,草刈りボランティアの準備と下見は11月18日(日)です。今から予定に入れておいてください。(→4)

●4.皆さんは「乙女高原のススキ」の現状について,どうお思いですか? どうお考えですか? ファンクラブの中でも「ススキが増えたじゃんねー」「どーにかしんとねー(どうにかしないとね)」と話題になったこともあります。実際にススキの勢力を削ぐために,ススキに農業用のマルチをかぶせる実験をしたこともあります。
 「ススキ『なんか』刈っちもーじゃん(刈ってしまおう)」という意見がある一方,「ススキが日の光にキラキラしてて,綺麗じゃんねー」という感想もあります。定量的に調べているわけではありませんが,ススキ(の面積)が増えていることは確実だと思います。
 では,どうしたらいいか? 皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。メールマガジンのいいところは双方向性があること。皆さんがこのメールに返信してくだされば,そのご意見をメールマガジンに載せます。紙上討論をお願いします。
 まずは先週の日曜日に乙女高原を訪ね,感想やご意見をお寄せいただいた麻布大学の高槻先生のご意見を載せます。(→2)

●5.乙女高原案内人としても活躍された故杉田幸子さんの作品展が行われます。心あたたまる作品がいっぱいです。
 杉田幸子の「絵本聖書」原画展&クリスマスと恵みの版画展
 10月2日〜15日
 平日・土曜・祝日は10〜20時。日曜は13〜20時。最終日は17時まで。
 銀座教文館3階 ギャラリーステラ
 http://www.kyobunkwan.co.jp/
 入場無料

●6.来年1月27日の乙女高原フォ―ラムにお呼びするゲスト案を募集中です。「お呼びして話を聞きたい」という人がいましたら,お知らせください。

●7.次回の乙女高原ファンクラブ世話人会は10月17日(水)午後7時半から9時まで牧丘総合会館で行います。ファンクラブ会員であれば世話人でなくても参加できます。おいでください。
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1.【活動報告】 9月9日 マルハナバチ調べ隊V

 今年3回目のマルハナバチ調べ隊は,ちょうど地元中学校の学園祭の日。毎年,同じ時期に調査しているので調査日を変えるわけにもいかず,カレンダーの並びが都合よくなることを祈るばかりです。中学生の兄弟がいる小学生の子どもたちまで来れなくなることは確実ですから。参加者があるのか心配していましたが,10人の参加者があり,楽しくマルハナバチの観察・調査ができました。

 受付は芳賀さんにお願いしました。はじめの会後,いつものように,マルハナバチの紙芝居を見ていただきました。途中,乙女高原にいるマルハナバチの紹介は三枝さんにお願いしました。紙芝居後,草原の中を歩きながらマルハナバチを見つけ,見つけたら,何というマルハナバチが,どんな花に来て,何をしているかを観察しました。観察結果は調査用紙に書き込みました。結果の概要はマルハナバチ総計11頭でした。
 午後からは待ち伏せ調査をしていただきました。お一人お一人に2種類の調査する花を決めていただき,その花の前でそれぞれ15分ずつ,マルハナバチを待ち伏せしてもらい,どんなマルハナバチが何をしていたかを記録してもらいました。
 総計すると,以下のようになりました。
・ノハラアザミ   60分 5頭
・ヤマハギ     30分 3頭
・タムラソウ    15分 2頭
・アキノキリンソウ 15分 1頭
・ヤマハハコ    15分 1頭
・ノダケ      15分 1頭
・マルバダケブキ  15分 0頭
・マツムシソウ   15分 0頭
 最後に「ひとことカード」を書いていただき,書いていただいた方には引き換えにマルハナバチのポストカードをフレゼントしました。担当を宮川さんにお願いしました。

 さて,家族で参加してくれた小学校4年生のあやかちゃんが,ステキな感想を書いてくれました。ご本人とご家族の承諾をいただき,ここに紹介します。

■かんさつできて,とてもうれしかった  (あやか/小4)
 今日はいろいろな植物や生き物たちにふれあえて,とても勉強になりました。ハチはとてもこわいイメージがありますが,マルハナバチは毛がたくさん生えていて,丸くて,人になついているので,とてもかわいいハチでした。
 他にも,イモムシが2ひきいて,とてもやわらかくて,プニプニしていたり,キノコが2種類?生えていて,ひとつは表がイモムシのようなさわりごこちで,うらは紙でできているみたいにヒラヒラしていました。トンボがたくさんいて,手に乗ってきたり,頭の上に乗ったりしてくれました。羽のさわりごこちは,紙よりもうすくて,とてもパリパリでした。
 マルハナバチもわたしのズボンや服のピンクのところに,花をまちがえて,止まってきました。わたしは,マルハナバチは,みつをすう花を決めるので,花を色で区別しているだなーと思いました。今日はマルハナバチが少し少なくてざんねんだったけど,かんさつできて,とてもうれしかったし,楽しかったので,またやりたいと思いました。
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2.【オピニオン】 乙女高原に増えたススキをどうするか?

 皆さんは乙女高原に増えたススキを,今後,どうしたらいいと思いますか? その出発点として,麻布大学・高槻成紀さんの以下の文章をお読みください。読んだ上で,多くの方のご意見をお聞かせいただきたいと思います。

■ススキ群落に思う   (高槻成紀/麻布大学)
 乙女高原には何度も寄せてもらいながら、秋の乙女高原のようすを見ていなかったので、見て来ました。意外でした。もっと虫媒花が多いと思っていたからです。
 頭の中でぐるぐるといろいろなことを思いました。乙女高原で何がおきているかということです。
 もともと森林であった場所が伐採され、草原になり、刈り取りによって管理されて来たとすると、木本の進入、生育を阻止し、遷移の進行を抑制してきたので、草本類に有利に働いていたはずです。その管理(秋の草刈り)が一定の効果を維持するはずであれば、ずっと虫媒花が多いままのはずで、ススキがのさばるようになるのは別の要因があり、たぶんシカというのがありそうなストーリーです。
 もしシカのせいだとすると、どういうことでしょう。シカはススキを食べないわけではありません。金華山ではむしろ好んで食べるくらいで、ススキがへってシバに変わったり、場所によってはワラビやハンゴンソウになります。同じように食べられても植物の反応は違います。イネ科は成長点が低く、上部を食べられても脇から新しい芽を出せるので、耐性、再生力がありますが、双子葉草本類は食べられるとダメージが大きいです。春に両方が食べられたらススキに有利になるはずです。そうするとススキに被陰されて虫媒花が抑制されるというのはありえることです。たぶんそういうことが起きているのだと思います。
  ススキ群落にカンバなどがあるとその下にはススキがなくマルバダケブキが優勢です。このことはススキが暗いことに弱いことをよく示しています。暗くて乾いているとミヤコザサになります。これでわかることは、明るさと乾湿がここの優占種を決めているということです。もともと森林を伐採し、刈り取りをするという管理はススキに圧倒的に有利になります。むしろ虫媒花が多かったことのほうが不思議なくらいです。
 少し前にモンゴルの草原にいました。マツムシソウやワレモコウがたくさんあって、虫がにぎやかにブンブンと飛んでおり、ヒョウモンチョウやときにはアポロ蝶もいて感激しました。量は少ないもののナデシコ、ツリガネニンジン、フウロソウなどもあり、乙女高原との共通種が多いのは驚くほどですが、ヒエンソウやレイジンソウがたくさんあるのは違いました。もうひとつの違いは放牧圧が少し強いところではウスユキソウが多かったことです。それよりも忘れていけない大きな違いはススキのような大きくなるイネ科がないということです。Stipaというノゲのとても長いイネ科が多いのですが、高さはせいぜい40cmで、それを思うとススキはモンスターのようです。モンゴルではイネ科よりも虫媒花のほうが背が高いのです。ススキのようなモンスターが育つことができるのは、日本の夏が高温多湿だからに違いありません。
 こう考えてくると、まるで私がススキ嫌いと聞こえるかもしれませんが、実はそうではありません。むしろ私はススキファンです。私は長い間シカと植物の関係を学んできましたが、その中でササ、ススキ、シバは中心的な存在でした。生態学的にとてもおもしろいのです。それとは離れても、私はススキを実に美しいと思います。おしべとめしべが見えることの花の美しさは格別ですし、それが終わって銀色に輝くようになったとき、秋の日が当たるのを逆光気味に見る時の美しさは息を飲むようです。私は思うのですが、ヨーロッパではバラ、中国では牡丹が愛でられます。まさに華麗なあるいは妖艶な美しさです。でもその感覚はあまりにダイレクト、まるで現代の低質なアメリカ映画の好みです。「これでも怖がらないか」「これでも感動しないか」、あまりにも直裁で単純です。それを思うとき、ススキの美しさはどうでしょう。地味と言えば地味、しかし決して飽きのくるものではありません。その美的感覚の高度なことに驚きと誇らしさを感じます。しかも、それは貴族や文化人のものではなかった。毎日土に向かい汗を流す農民がイネ科の草に美を見出してきたのです。
 ススキはそれだけでも美しいですが、それは秋の七草の舞台でもありました。それは里山を代表する景観であり、ススキは屋根を葺くのに使われ、家畜の餌にもなりました。そしてタヌキやカヤネズミやキジやモズ、無数の昆虫の生活の場でもありました。東京都で戦後最も減少した群落はブナ林でも雑木林でもなくススキ群落(茅場)なのです。私は東京西部の日ノ出町でススキ群落の復活のお手伝いをしています。
 そこまでをお話した上で、やはりかつてのマツムシソウが咲き乱れていた乙女高原を懐かしむ気持ちを否定するのは正しくないでしょう。ただ、そのときはきちんとした議論をして、自分たちはススキ群落よりもマツムシソウが咲く草原を好むので、そういう管理をすると意志を明確にすることは避けられません。穏やかではない表現ですが、そのための理論武装は必要だと思います。
  ではどうするか?ひとつは試みとして春か初夏にススキだけの選択的な刈り取りをしてススキを「叩く」ことです。これを乙女高原全体で実行するのはたいへんですから50m四方くらいの実験エリアをとってやってみることです。作業がどのくらい大変か、ススキがどのくらい抑制できるか、それによって虫媒花がどれだけ挽回できるかを評価して、いい方向にゆくようだったら規模を拡大するのです。
  植原先生たちが作られた実験柵は2年でススキが抑制されて虫媒花が増えることを示したといえると思います。これを単純に理解すると、草原全体を大柵で囲えばよいということになるかもしれませんが、それが「良い管理」かどうかは、上記のように「植物はきわめて複雑な要因の効果によって複雑な動態を示す」ことを十分に考慮したうえで判断しないといけないでしょう。
 そんなことを考えながらススキ群落の中を歩いていました。
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3.【活動報告】 8月31日 牧丘第一小学校の子どもたちを案内

 乙女高原ファンクラブでは,毎年,山梨市牧丘町内の小学校に協力して,乙女高原の案内をしています。これも,乙女高原案内人の皆さんの『ボランティア精神』のおかけです。今回も牧丘第一小学校5年生35人の案内を,内藤さん,竹居さん,三枝さんの3人にお願いしました。三枝さんは『小学校の案内』初体験です。詳しいレポートを書いてくださいました(下に紹介)。
 案内人の皆さん,ぜひ活動にご参加ください。多くの案内人の皆さんの参加があると,負担が一部の案内人に集中するということがなくなります。よろしくお願いします。

■牧丘第一小学校自然観察を終えて   (三枝かめよ/乙女高原案内人)
 8月30日(木)観察会。予定時間9時30分〜11時30分。実際9時30分〜12時20分。乙女高原は昨夜の雨で草原内がしっとりとして足元がどうかなと心配しましたが,観察会が始まる9時20分,笛川中学の大型バスを向かえる頃は気温も26度,ロッジ前のベンチも乾き観察会日和となりました。私達案内人は内藤さんと植原先生との連絡の中,森の中でのミズナラとシラカバの赤ちゃん探し〜陽樹と陰樹が混合して生えているのを確認して,生徒への説明内容の変更。シシウドの雄花と雌花の転生の様子+キハゲハの幼虫を確認して,今回この説明を追加することになりました。
 第一小学校5年生35名、皆さん観察会は初めてと教師3名,途中から校長先生、竹居・内藤さん・三枝の」計42名の参加者です。A・B・Cのチーム11〜12人。始めの会で案内人の簡単な自己紹介。竹居さんの乙女高原の歴史の説明,山梨県で始めてのスキー場は麓から4時間かかってスキーを担いでき、2時間すべり4時間かかって麓まで歩いて帰ったこと、手塚小屋,梨高寮、グリーンロッジが作られる前のスキー場の広さなどとてもわかりやすい内容でした。
 注意事項として、蜂が周囲に来ても払いのけたりせずにじーと静かに、騒ぎ立てないこと。この説明は三角点で丸くなり恩賜林の説明をしていると子供達が急に静かになり身動きをやめ,ある一点に視線を集中しています。見ますとメモをしている生徒の手にムシが止まっています。アブでした。子供達は蜂と思ってジーと静かに石になっています。説明を中止して「蜂でなくアブですから心配ないです」と話して様子を見ていましたが,アブは手背からなかなか飛び立ちません。子供の手背に指を近ずけるとアブは今度私の指に移動してなかなか飛び立ちません。仕方がないのでアブを指先に止めたまま恩賜林と三角点の説明を終えました。子供たちが注意点を守りながら耳をかたむけてくれた一時でした。ロッジ前の広場で目をつむり,五感を働かせ高原の空気の匂い・風のさわやかさ・飛行機の音を聞きながら・ジャンプしてもらいました。「足の感じはとたずねると・・堅い」との声。
 ルートは森のコース→山頂【休憩】→ブナ爺さん→草原のコース→ロッジ。森のコースに入りミズナラとシラカバの林の中でジャンプ。「足の感じは」とたずねると「少しやわらかい」「さっきとは違う」との答え。同じ場所で今度は陽樹・陰樹の説明を行い,ミズナラとシラカバのあかちゃん探しです。Bチームはミズナラチーム。子供達は相談しながらミズナラの葉っぱのカードを幼木にかけています。11人全員がミズナラの赤ちゃんを見つけることができました。シラカバチームは難しそうです。ミズナラの幼木は育っていますがシラカバの幼木はありますが,林の中でははっきりわかるほど育っていません。森のコースの途中,シラカバの樹が見える草原と林の境のところでもう一度陽樹・陰樹の説明を間単に行いました。
 マルバダケブキにアサギマダラが2〜3頭いました。蝶の数え方は一匹二匹でなくて一頭二頭です。子供たちちょっと驚いた様子。
 林の中ではシラカバ・ミズナラ・アカマツの幹に触って子供達は樹の肌の違い・かたさの違いを感じて楽しんでいました。ウラジロモミの枯れているのはどうしてかな、どうして幼木の枯れているのが多いのかなと考えてもらいました。幹のかじられている様子を見て子供たちから鹿だねと、またウラジロモミの年齢あて・・年齢の数え方・数えているとへーへーの声1mぐらいでも20才・子供たちよりお兄さん。
 富士山の見える場所。残念,今日は雲も多く見えません。又,暑くて休憩は林の中に入ってからです。ピークの三角点で標高は子供たち「乙女高原のパンフレット見て1700m」第一小学校の標高は?先生に聞いておきました560mぐらい。乙女は現在26℃です。標高100m上がるごとに気温は0,6℃下がります。では学校の温度は? 宿題です。
 ブナ爺さんのところではA・B・Cチームごとにブナ爺さんを囲んで記念撮影。毎回案内をしている竹居さん撮影です。手際よく慣れていますね。又チームごとブナ爺さんのウエストをメンバーで手を?ぎ合って測定。稜線では各班みんなで「ヤッホー」それを聞いてロッジの庭ではバスの運転手笹本さんが頭の上で丸印。子供たちは思い切り大声を出して山彦を楽しみました。
 時間がありません。もう11時30分です。草原のコースではツリガネニンジンを見て,わー可愛いといいながパンフレトの見た花に丸印をつけていました。シシウドの花は雌花が何段も実をつけています。雄花から雌花への転生の説明は不思議そうな様子でした。その説明よりも5mm〜5cmぐらいのキハゲハの幼虫が花の上に数匹いるのにドキドキしていました。セリ科であの大きなアゲハチョウになるんですかの質問です。
 ロッジのA班から12時を過ぎましたの知らせが届き急いで戻り集合です。終わりの会、各班代表者の感想、ブナ爺さんのウエスト発表6mが多かったです。ブナ爺さんの胴回り5mのひもの輪の中に35人入ってもらいました。残念,リュックを背負っているためひもが足りません。6年生はみんな入れたといっていたのにと生徒たちバスで学校に帰ってから昼食のため、リュックをおいてのやり直しの時間はありません。最後にこの草原を守るために11月23日の草刈ボランテアの話を内藤さんより行い、キッズ班の仕事の内容を話して参加をお願いして、子供たちのバスを見送りました。初めての案内で竹居さん・内藤さんにずいぶん助けていただきありがとうございました。又子供たちの元気に感謝です。
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3.【活動案内】
●第13回草刈りボランティア● 11月23日金・祝)


 今年で13回目となる乙女高原の草刈り作業。刈り取った草を焼山の琴川ダム残土処分場に持ち込んで,そこを「第2乙女高原」に誘導するという「藁撒き」プロジェクトは継続。
 また,キッズボランティアとして「ブナじいさんの根元に落ち葉のふとんをかけましょう」も継続です(子どもたちの参加は任意です。これに参加してもよし,大人と一緒に草刈りをしてもよし・・・です)。安心してお子さん連れでご参加ください。
 晩秋の高原でいい汗,かきましょう。

■今年の最重要注意事項
・一般参加の皆さんは手刈りのみにしてください。
(刈り払い機使用は,恩賜林組合の皆さんなど,主催者がお願いした方のみとします)
・林道への路上駐車は厳禁です。できるだけ相乗りで来てください。
(刈り草をゴミ収集車に入れる作業をしなければならないので,
 路上駐車が一番困ります)
・「午前中の作業終了→記念写真→昼食」という流れにする。
(今までは昼食後に記念写真を撮っていましたが,今年は午前の作業終了後です。
 作業を時間で区切りますので,ご承知おきください)

■日 時 11月23日(金・祝) 少雨決行 ※荒天の場合25日(日)
     午前9時半から午後2時
■集 合 乙女高原グリーンロッジ
■持ち物 弁当,飲み物,軍手,雨具,おわん・はし(豚汁用),
     お持ちの方は,かま,なたなどの道具。
■参加費 無料(主催者負担で保険に加入)
■内 容 草刈りと,刈った草の運び出し。ロープ回収,草原内のゴミ拾い
     キッズボランティア,豚汁作りなど

※11月18日(日)午前10時ロッジ集合で,草刈りの下見と準備を行います。
 ご都合をつけて,ご参加ください

※草刈りちらし(PDF)
http://fruits.jp/~otomefc/kusakari2012.pdf (表面)
http://fruits.jp/~otomefc/kusakari2012ura.pdf (裏面=詳細情報)

※去年の草刈りの様子(TBSテレビ『風の言葉』ユーチューブ2分の動画)
http://www.youtube.com/watch?v=uJ2YOJSOMbI
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