乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第559号(2024.10.1)


□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
  乙女高原ファンクラブ 公認
 乙女高原メールマガジン第559号   2024.10.1.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町在住)
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【観察報告】9月29日の乙女高原
    2.【活動案内】訪花昆虫調査10月    10月5日(土)
NEW! 3.【活動案内】草刈りボランティア準備 11月16日(土)
NEW! 4.【活動案内】草刈りボランティア   11月23日(土・祝)
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」/書籍/ユーチューブ動画
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【メールマガジンのバックナンバー】 https://fruits.jp/~otomefc/maga.html
【乙女高原ファンクラブのサイト】 http://fruits.jp/~otomefc/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

0.【ニュースニュース】
●1.今年最後・10月の訪花昆虫調査は10/5、今度の土曜日です。乙女高原(グリーンロッジ前)集合、9:40です。雨天の場合、翌10/6(日)に延期します。できるだけ事前に申し込んでください。このメールマガジンに返信で結構です。

●2.今回のメールマガジンにも添付ファイルのおまけを付けました。11/23「草刈ボランティア」ちらしです。年に一度、草原が200人もの乙女高原ファンで賑わうイベントです。ぜひ、ご参加ください。また、このイベントを支えるボランティア・スタッフを募集します。受付・キッズの案内・豚汁づくりなど、いろいろあります。参加・応募してくださる方は、このメールに返信ください。なお、ちらし(紙)配布にご協力いただける方もご連絡ください。ちらし郵送します→3、4

●3.乙女高原ファンクラブ会報「乙女高原が好き!」2403号が無事発送されました。発送作業は芳賀さんにやっていただきました。芳賀さん、ありがとうございました。会報は、サイトでも読むことができます。
https://fruits.jp/~otomefc/gaiyou.html

●4. 9/29(日) 小糠雨の降る中、乙女高原に行ってきました。その様子をレポートしました。ところで、小糠雨(こぬかあめ)って、どんな雨かご存知ですか? 図書館から借りて来た『雨のことば辞典』によると、「細かい糠のようにふりかかる雨」だそうです。この辞典には、いろいろな雨の名前があいうえお順に載っていて、読んでいるだけで楽しいです→1

●5.グリーンロッジのホールに、案内活動に使えるように本棚をしつらえ、本を購入しておきました。そのうちの一冊『植物検索図鑑』が見当たりません。どなたかご存知ありませんか?

●6.(再掲)2024年度第4回の乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は10/10(木)の19:00から山梨市役所牧丘支所で行います。会員であれば、どなたでも参加できます。ぜひ、どうぞ。

●7.「教えてうえちゃん」自然観察動画の新作がアップされました。テーマは「セミのぬけがら」です。これで、「教えてうえちゃん」は29+スペシャル版3=32本の動画がアップされました。
https://youtu.be/OzqjzoyqhQs
------------------------------------------------------------------------

1.【観察報告】●9月29日の乙女高原●

 自分の家は曇りだったので、なんとか天気も持つだろうと楽天的に考え、乙女高原を目指しました。林道の所々で、クリ(ヤマグリ)のイガがたくさん落ちていました。車を停めて探したとしても、すでにおいしい実は持ち去られた後だろうと判断し、スルー。
 小糠雨(こぬかあめ)が降ってきたなと思ったら、路上にヒキガエル。今度は迷わず車を停めました。道の真ん中にいたらひかれてしまうので、移動させようと思ったからです。まず、写真を撮りました。動きません。そっとつかまえてもぐったりしています。外傷は見当たりませんが、中身が傷ついていたのかもしれません。そっと道の外側に置いてやりました。

 草原に着いたら、ちょっとの間、雨が上がり、アオバトの声やカンタンの声が聞こえてきましたが、すぐに雨が降り始めました。雨の中でしたが、遊歩道ロープに付けた植物カードのうち、掲載植物が花を終わらせているものを回収して回りました。回収箇所は全部で10箇所。草原をじっくり観察しながら、回収しました。結局、今、遊歩道に残っている植物カードは1種類だけになってしまいました。
 多くの花が咲き終わって実をつけ始めています。そんな中、ヤマラッキョウやトリカブト、アキノキリンソウやゴマナ、ハバヤマボクチやノコンギクがまだまだ元気です。リンドウがもう咲き始めてもいいころですが、一株しか見つけられませんでした。晴の日でないと花を大きく開かないので、目立たないからだと思います。

 雨の中、目立ったのがクモの巣。水滴が付いて、個性的な白いレースのカーテンです。ちょうど網を張っている最中のクモまで見つけました。縦糸を張り終わっていて、これから横糸を張るというタイミングでした。円形の、いわゆるクモの巣もありましたが、そうでないクモの巣もありました。雨の中だと、いつもは目立たないクモの巣がやたらと目に付き、なんか「この世はクモの巣でできている」ような気がしてきました。

 ぬれたオオバギボウシの葉も気になりました。オオバギボウシの葉柄は中央が窪んでいて、まるで長い雨どいのようです。オオバギボウシの葉脈は途中で分かれないで、すべて葉の根元からすっと出ています。すると、オオバギボウシの葉に降った雨は、葉脈に沿って葉の根元まで流れ下り、そこから葉柄の雨どいを通って、オオバギボウシの根元に届けられる・・・という寸法になっている気がしてなりません。オオバギボウシの葉は、すぐれた雨水集水装置になっているに違いありません。

 今日は、「ボトッ、ボドッ」という、何かが落ちる音を2箇所で聞きました。
 一か所目は遊歩道の途中。音のする方に行ってみたら、ヤマナシ(アオナシ)でした。枝にたくさん実がなっています。今年は豊作みたいです。落ちているナシの実を拾って、においをかいでみたら、ほんのり甘いにおいがしました。
 もう一か所はロッジの駐車場です。ミズナラの木の下からでした。どんぐりが落ちていました。どんぐりはどれも小ぶりです。十分な栄養が無いように見えました。山からクマが降りてこなければいいなと思いました。

 草原全体は完全に秋の気配なのですが、遊歩道の中だけは、背の低い花が元気に咲いている様子が見られます。周囲の背の高い草が寒風から守ってくれているのでしょうか。オミナエシもツリガネニンジンも、草原の中ではもう実になったり、枯れかかっているのに、遊歩道の中では、背を低くしてとても元気に花を咲かせていました。

 ロッジ前のゲートから草原内の遊歩道に入っても、下の駐車場からのゲートから入っても、入ってすぐのところで巨大オオバコが観察できます。今年になって、この巨大オオバコが目立つようになりました。どれも太くて長い花穂を何本も出し、もうちょっとで実の中のたねが熟しそうです。たねが熟して、雨が降ったら・・・オオバコのたねの周囲が水分を吸って粘着力を持ち、人々のズボンのすそに付いて、草原じゅうにオオバコのたねをまき散らしてしまうでしょう。オオバコたちはそれを狙って、道の真ん中で、私たちが来るのを待っているのだと思います。今年の夏、多くの人の努力によってメマツヨイグサやヒメジョオンが駆除されましたが、オオバコも駆除が必要だと思いました。
------------------------------------------------------------------------

2.【活動案内】●訪花昆虫調査10月●  10月5日(土)

・9:40~ 終了予定15:00  ※雨の場合、 翌10/6(日)同時刻から
・集合 乙女高原グリーンロッジ
・元麻布大学教授・高槻先生の指導で、花を訪れる昆虫を見つけては、それを記録していくという調査です。
・弁当、水分、帽子、筆記用具、時計(腕時計や携帯電話の時計で十分)、できればカメラ。
※問い合わせ・申し込み先 乙女高原ファンクラブ事務局(このメールに返信を)
-------------------------------------------------------------------------

3.【活動案内】●草刈りボランティア準備●  11月16日(土)

・9:00乙女高原集合 雨天決行 午前中で終了
・作業内容
 ロッジのホールやトイレのそうじ
 遊歩道のロープの取り外し
 準備品の確認
 キッズボランティアの下見など

※お弁当を持参して、みんなで一緒に食べませんか?
※参加いただける方は、このメールに返信をお願いします。
-------------------------------------------------------------------------

4.【活動案内】●第23回草刈りボランティア●   11月23日(祝/土)

 今年の草刈りボランティアは25年目ですが、コロナのため2年間はスタッフのみで行っていますので「第23回」になります。
 200人もの「乙女高原ファン」が集まります。この活動を成功させるためには、数多くのボランティア・スタッフが必要です。受付係、キッズボランティアの係、豚汁の係、各班のお世話をする係などです。スタッフにはスタッフ用のマニュアル・資料をお渡ししますし、11/16の準備作業にご参加いただければ、その際に説明もできます。スタッフを引き受けてくださる方は、このメールマガジンに返信してください。

●日時 11月23日(土・勤労感謝の日) 9:30~12:30
・荒天の場合24日(日)に延期。
・12:30に終了後、豚汁を各自持参のお弁当とともに食べていただき、順次解散。

●無料送迎車→運行予定 (山梨市駅-乙女高原)
・メールのみの受付となります。
https://blog.goo.ne.jp/otomebus

●キッズボランティア (ブナじいさんの根本に落ち葉のお布団を)
・「保護者は草刈り、お子さんはブナじいさん」という参加もあり。
◎キッズ・ボランティアを支えてくださるスタッフを募集します。

●(株)田丸様のパッカー車による刈り草の搬出
・乙女高原の刈り草を残土置き場に運び入れて、「第2乙女高原」を創ります。

●草刈り後の草原で記念写真
・12:15の予定。写真を撮るまでは帰らないでくださいね!!

●豚汁の無料提供
・藤巻様から提供していただいた豚肉とごぼう等をもとにスタッフが腕を振るって作ります。
・お弁当を持ってきて、お弁当と一緒にお食べください。

※添付のちらし参照
-------------------------------------------------------------------------

  ■2024年度 (第9期) 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険※などすべて自己責任となります。
●基本的には9:00、道の駅まきおか集合です。そうでない場合は、予定表の( )内をご覧ください。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。
※2024年度から傷害保険に加入しています。

   【2024年度の予定】
【終了】4月 6日(土) ヤマアカガエル産卵調査と兼ねる
【終了】5月12日(日) 遊歩道づくりの午後(13:00ごろから、乙女高原)
【終了】6月 1日(土) 黄色いスミレ観察会と兼ねる (集合時刻は8:30)
【終了】7月 6日(土) 谷地坊主の観察会と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
【終了】8月 3日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
【終了】9月 7日(土) マルハナバチ調べ隊と兼ねて (集合は10:00、乙女高原)
 10月 5日(土) 訪花昆虫調査と兼ねて(集合は9:40、乙女高原)
 11月16日(土) 草刈りボランティアの準備 (集合は9:00、乙女高原)
 12月 7日(土)
    2025年
  1月11日(土)
  2月 1日(土)
  3月 1日(土)
---------------------------------------------------------------------

  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン44「草花たちのライフステージ」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20240825

  ■案内人養成講座テキスト『伝えることで守る乙女高原の自然』■
A4判270ページ、モノクロ。頒価1,500円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。

  ■ガイドブック『乙女高原の自然観察』■
A5判32ページ、オールカラーで、1ページに1テーマずつ記事を載せています。頒価300円。送料は1冊だと140円、2~8冊だと180円。送付を希望される方は、送料込みの金額をご送金ください。

  ■『乙女高原大百科』■
厚さ3cmという分厚い本。A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2000円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。

  ■ユーチューブ動画「教えてうえちゃん・・・自然観察・乙女高原スペシャル」■
山梨CATVが制作した動画がユーチューブ・チャンネルで公開されています。約1時間、植原が乙女高原の案内をします。乙女高原三昧の番組です。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4
--------------------------------------------------------------------




乙女高原ファンクラブトップ > メールマガジン > 第559号(2024.10.1) →ページトップ