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 乙女高原ファンクラブ 公認
乙女高原メールマガジン第528号  2024.1.5.
  発行者:植原 彰(乙女高原のある山梨市牧丘町)
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  ▲▼▲ もくじ ▼▲▼
NEW! 0.【ニュースニュース】
NEW! 1.【オピニオン】生物多様性地域戦略パブリックコメント
    2.【活動案内】1月の自然観察交流会     1月6日(土)
    3.【活動案内】第21回乙女高原フォーラム  1月21日(日)
    4.【活動案内】第5回乙女高原案内人養成講座2024
    ■乙女高原自然観察交流会
    ■街の駅やまなし「乙女高原展」 書籍 ユーチューブ動画
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0.【ニュースニュース】
●1.2024年を迎えたと思ったら、大きな地震があったり、航空機事故があったり。いたたまれない気持ちです。津波から避難するようアナウンサーが強く呼びかけるのを聞いていたら、「原発は大丈夫か! ?」と心から心配になりました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

●2. 2024年も、乙女高原と乙女高原ファンクラブをよろしくお願いします。まずは明日1/6の自然観察交流会(9:00道の駅花かげの郷まきおか集合)、そして、1/21(日)の乙女高原フォーラム。フォーラムでは、乙女高原の植物たちは、いったいどこから、どんな経緯でやってきたのか、温暖化が進む地球上で、どうなっていくのか、ゲストの岩科さんとともに探ります。スタッフとしてご参加いただけるようでしたら、お弁当を準備します。ぜひ、おいでください→2,3

●3. (再掲)2024年度は16年ぶりに「乙女高原案内人養成講座」を開催します。年末にようやくその教科書の原稿が仕上がり、印刷屋さんに入稿しました。A4判270ページという立派なものです!! これも今までの乙女高原での取り組みがあったからこそです。出来上がりを楽しみにしていてくださいね。また、受講されていない方は、ぜひ、受講を考えてください→4

●4. (再掲)山梨市駅の北口を出て、信号を渡ってすぐの「街の駅やまなし」で、乙女高原展をしています。シーズン40のテーマは「草花たちのライフ・ステージ」。一つの草花について3~5枚の写真で、異なるライフ・ステージの姿を紹介しています。花の時期は知っていても、地面から出たばかりの芽や果実の様子を知らない…ということは多いのではないでしょうか? 「ポストカードタイプ乙女高原カレンダー2024」と連動した展示になっています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20231130

●5. (再掲)1/6(土)は乙女高原自然観察交流会です。9時に「道の駅はなかげの郷まきおか」集合。集まった皆さんで相談して車で乙女高原に向かいます。「ケガと弁当は自分持ち」です。自然観察交流会について、詳しくはこのメールの一番下の方をお読みください→2

●6. 2023年度第7回の乙女高原連絡会議・乙女高原ファンクラブ世話人会は1/18(木)午後7:00から山梨市役所牧丘支所(旧牧丘町役場)です。ご都合がつく方は、ぜひのぞいてみてください。

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1.【オピニオン】●生物多様性地域戦略パブリックコメント●

 本メルマ523号(2023.11.1)で、山梨県の生物多様性地域戦略がとてもよい方向で改訂されそうになっているとの報告をしました。
 https://fruits.jp/~otomefc/maga523.html

 今回はその続報です。10/31の「市民の声を聴く会」以降、県自然共生推進課では戦略の素案づくりを進め、昨年12/4に行われた山梨県環境保全審議会に提案し、了承されました。生物多様性地域戦略の素案と第3次環境基本計画の素案は、審議会資料として公開されています。
・やまなし生物多様性地域戦略 素案
 https://www.pref.yamanashi.jp/documents/5766/66thsinngijikou3_2.pdf
・第3次山梨県環境基本計画 素案
 https://www.pref.yamanashi.jp/documents/5766/66thsinngijikou2_2.pdf

 今後、パブリックコメント制度(県民意見提出制度)により、県民より広く意見が募集されます。意見はメールでも提出できます。制度要綱には「県民等」と書いてあり、山梨県民でなくても提出できます。
 https://www.pref.yamanashi.jp/gyoukaku/public/yotei.html

 多くの市民から意見が寄せられることにより、県の事業がよりよくなっていきます。なぜなら、寄せられた意見とそれへの県の対応方針を県は「公開」しなければならないからです。また、多くの市民から同じような要望が出されれば、行政としてもその意見を尊重せざるを得ません。反対に意見が少なかったら、その事業は県民にとって必要性の低い事業であるとみなされてしまいます。ぜひ、多くの方から生物多様性地域戦略や環境基本計画についての意見を出していただきたいと思います。県のホームページによると、この2件についてのパブリックコメントは「1月~2月頃から2週間」の間に募集されるそうです。募集期間はたった2週間です。今から考えておかないと間に合いません。よろしくお願いします。

 ちなみに、植原は次のような意見を提出しようと考えています。一部紹介します。賛同してくださる方は文面を参考にしてください。
〇「基本戦略3 生物多様性の大切さを学び行動する」を達成するためにも、この冊子を県内各小・中・高・大学(学校教育)や公立図書館(社会教育)に配布するとともに、一般県民が購入できるような体制づくりをしていただきたい。
〇「第4章 行動計画」(64~81ページ)の「県の取組」の各項目について、県の担当課名を明記し、責任の所在を明らかにしてもらいたい。
〇「1-5 生物多様性に迫る4つの危機 第1の危機」(7ページ)では、再生可能エネルギーのためと称して、大規模ソーラーにより森林消失が進んでいる事実に触れていただきたい。
〇「1-5 生物多様性に迫る4つの危機 第3の危機」では、特定外来生物に指定されているにも関わらず、オオクチバスの漁業権が山梨県の山中湖、河口湖、西湖と、神奈川県の芦ノ湖に限って認められていること、様々な湖沼で密放流が行われている事実を取り上げていただきたい。
〇「第6節 生物多様性に関する課題 奥山」(55ページ)に「〇登山道が荒廃している箇所があります。早急に整備する必要があります。」を付加する。
◎「行動目標3-1 生物多様性教育 県の取組 機会づくり」(78ページ)に「県民が一丸となって生物多様性保全に取り組んでいけるよう、市町村や各種団体に呼びかけ、『生物多様性フォーラム』を開催します。」を付加する。

 生物多様性保全の取り組みを今後に「つなげて」いくために、最後の項目「(県主催の)生物多様性フォーラムの開催」を是が非でも実現させたいと思います。ご協力よろしくお願いします。

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2.【活動案内】●1月の自然観察交流会● 2024年1月6日(土)

・9:00道の駅「花かげの郷まきおか」集合。乗り合わせで乙女高原へ
・弁当、観察用具等持参。

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3.【活動案内】●第21回乙女高原フォーラム●  1月21日(日)

日 時 1月21日(日) 午後1時~3時30分

※スタッフ集合は11時半です。
 スタッフにはお弁当を用意しますので,立候補される方は事前にご連絡ください。

場 所 夢わーく山梨(予定) ※駐車場は市役所跡地
主 催 山梨市,山梨県,乙女高原ファンクラブ
参加費 無料    

■テーマ・・・乙女高原の植物たちはどこからきたのか
       ―その起源と温暖化の影響―

 山梨県北部にある乙女高原は“高茎草原”と呼ばれている植生です。高茎とは、比較的背が高くなる草本のことで、乙女高原では、ヤナギラン、タムラソウ、ワレモコウ、シシウドなどがこれに相当します。しかし、このような草原は放っておくと、やがて森林になってしまいます。乙女高原付近では、ブナに代表される落葉広葉樹林になります。そのために、草原という植生を維持するためには、人間による管理が必要になります。今回は、このような草原に生育するさまざまな植物を紹介し、それらがどのようにして乙女高原に到達したかをお話しします。さらに、現在問題となっている地球温暖化、最近では地球沸騰化ともいわれていますが、それによってこれらの植物や草原にどのような影響があるかをわかりやすく解説します。

■ゲスト・・・岩科 司さん
 山梨県一宮町生まれ。東京農業大学農学研究科・修了。農学博士。1984年、国立科学博物館筑波実験植物園に着任。2011年に同園長。現在、同名誉研究員。2013年から日本植物園協会会長、2020年から日本高山植物保護協会会長を歴任。ライフワークは、花に含まれるアントシアニンなどの色素成分の特定と花色発現の機構の研究。2018年から毎月第3月曜日のNHKラジオ深夜便・深夜便かがく部「ふしぎな植物園」に出演中。著書『花はふしぎ』講談社ブルーバックス2008など。

■ユーチューブでの動画配信について
・フォーラムの様子は地元のケーブルテレビ局・山梨CATVにより収録され、後日、放映されます。
・放映後、期間限定でユーチューブにより無料配信される予定です。
・㈱山梨CATV様のご配慮によるものです。同時配信ではありません。
・ユーチューブのアドレスは、追って乙女高原メールマガジン等でお知らせします。

※これまでの乙女高原フォーラムについてはこちらを
https://fruits.jp/~otomefc/otomeforum.html

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4.【活動案内】●第5回乙女高原案内人養成講座2024●

 乙女高原を案内することによって乙女高原の自然を守る輪を広げようと、2003年から3年間に渡って開催し、2008年に第4回を開催後,16年間行われていなかった乙女高原案内人養成講座を開講します。乙女高原を知り,守り,そして伝えるノウハウが満載の講座です。これを機会に,ぜひ,乙女高原のことを知り,ファンになり,そして,乙女のことを伝えるメッセンジャー「インタープリター」になってください。
 詳しい情報は1月以降に。

・募集定員 30名(申し込み多数の場合は抽選)
・募集開始 2024年1月の予定
・養成講座 2024年5月・6月・7月にそれぞれ1日ずつ計3日行う予定です。
      全講座を受講された方は乙女高原案内人として登録できます。

・講義と実習を通して、自然観察の手法、案内の技術、自然保護の知識、乙女高原の地形地質・植物・動物・歴史などを学びます。
・詳しくは2024年初頭以降に、ちらしやホームページでご確認ください。

第1回 5月26日(日)  会場:山梨市民会館と万力公園
 開講式 野外実習「インタープリテーション体験」
 講義「インタープリテーション」「自然の保護」「乙女高原の歴史」

第2回 6月9日(日)  会場:乙女高原
 実習「乙女高原の地形地質」「乙女高原の動物」

第3回 7月28日(日)  会場:乙女高原
 実習「乙女高原の植物Ⅰ」「乙女高原の植物Ⅱ」
 ワークショップ「今後の活動について 閉講/修了式

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  ■2023年度 第8期 乙女高原観察交流会■
●乙女高原ファンクラブとしての行事でなく、参加者各自の自主的活動として行うもので、活動に伴う旅費や飲食、傷害保険などすべて自己責任となります。
●途中からの参加や、午前中だけの参加など自由ですが、解散時間の目安は、現地3時、道の駅3時半とします。
●雨天の場合などは現地には行かず、道の駅での交流会にしたり、早めに散会するなど、参加者各自の意思で決めてもらいます。
●参加者は、乙女高原ファンクラブのメルマガメンバーとしますが、お知り合いを同行されることは自由です。
●乙女高原観察を通した交流目的のため、参加者間で情報を共有できるように、乙女高原ファンクラブ世話人会の了承のもと、メルマガなどを利用させていただきます。

※今後の予定 【2024年】
 ⑩01月06日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑪02月03日(土)集合:09:00・道の駅
 ⑫03月02日(土)集合:09:00・道の駅

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  ■街の駅やまなし・乙女高原展■
中央線山梨市駅すぐ北(北口から出て、すぐの信号を渡り、北に向かって歩いてください。郵便局の北です)の「街の駅やまなし」には常設の乙女高原コーナーがあります。
https://www.city.yamanashi.yamanashi.jp/citizen/docs/yamanashi_02.html
現在、シーズン40「草花たちのライフステージ」の展示をしています。
https://blog.goo.ne.jp/otomefcact/d/20230926

  ■『乙女高原の自然観察』■
A5判32ページ、オールカラーで、1ページに1テーマずつ記事を載せています。頒価300円。送料は1冊だと140円、2~8冊だと180円。送付を希望される方は、送料込みの金額をご送金ください。

  ■『乙女高原大百科』■
厚さ3cmという分厚い本。A5判602ページ(カラー194ページ)。頒価2000円。送料は1~2冊なら370円。送付を希望される方は、送料込みの金額を送金ください。

  ■「教えてうえちゃん いつでもどこでも自然観察・乙女高原スペシャル」■
山梨CATVが制作した動画がユーチューブ・チャンネルで公開されています。約1時間、植原が乙女高原の案内をします。乙女高原三昧の番組です。
https://youtu.be/g_9EuQ3A3f4

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