8月後半に咲き始める乙女高原の草花

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■ボタンヅル 林道ぞいでよく見られるつる草。実には綿毛がついているが,タンポポやアザミの綿毛と違うので見てみて。それから,この草の他のものへのつかまり方も変わってると思う
(2007.8.10.撮影)

■イヌゴマ 焼山峠のあたりでみく見かけるヒョロッとした感じの草。葉が飛行機の翼のようにピンと左右に伸びている(2007.8.10.撮影)

■シラネセンキュウ このような「打ち上げ花火」型の花を咲かせるのはセリの仲間だが,似たものが多く,見分けるのに一苦労。湿地に見られる(2007.8.10.撮影)

■カイタカラコウ 名前に甲斐=山梨が付いている本県になじみの深い草。葉の付け根がV字型に大きく切れ込んでいるのが特徴。湿地に見られる(2007.8.10.撮影)

■イヌトウバナ 湿地に見られるシソ科の花。7月に紹介したクルマバナに似ている
(2007.8.10.撮影)

■ミゾホオズキ とても小さな花だが,堂々としていて,さながら「小さなトランペット」。湿地というより水辺で見られる(2007.8.10.撮影)

■タマガワホトトギス なんともきれいで,なんとも変わった形の花。噴水のように見えるのはおしべやめしべで,これらと花びらとで「虫かご」を作り,中にマルハナバチをおびき寄せ,受粉に協力させている(2007.8.12.撮影)

■クサボタン 林道脇でみられる。人の腰ほどの背丈になる大きな草だが,一つ一つの花を見ると,花びらの先が外側にカールしていて,かわいい(2007.8.14.撮影)
■ヌスビトハキ 林道脇でみられる。かわいい花なのに,なんで「盗人」なのかというと,花が咲いた後にできる実の形がドロボーの足跡に似ているから(2007.8.16.撮影)

■トネアザミ 林道脇でみられる。乙女高原で見られるアザミの仲間はたくさんあるが,一番大柄で,また,葉にさわると一番痛そうなのがこれ(2007.9.1.撮影)

■ススキ 乙女高原の草原は,植生学的にはススキ草原と呼ばれる。ススキにいろいろな植物が混ざって生えてくる草原である。風媒花だが,この花粉を集めにミツバチが来ている。
(2007.8.20.撮影)


■ヤマアワ アワに似ていて,山地に生えるのでヤマアワ。ススキと同じく風媒花で,この時期,群生している様子がよく目立つ。
(2007.8.20.撮影)


■ノダケ シシウドのサイズを小さくして,少し紫色を混ぜるとこの花になる感じ。シシウドと同じく,この花のレストランにもたくさんの虫が集まる。シシウドと咲く時期をずらしているのは,花に来るのが同じ客層だから?
(2007.8.20.撮影)


■トモエシオガマ シオガマギクの変種で,シオガマギクが葉のわきにも花を付けるのに対し,トモエ…は花が茎の上部に集まって付く。花びらをこじ開けるようにしてマルハナバチが蜜を吸う(2007.8.20.撮影)

■タムラソウ 花はアザミにそっくりだが,葉にも茎にもまったくとげがない。だから,さわっても全然痛くない(2007.8.20.撮影)

■アキノウナギツカミ 湿った場所が好きな,ひょろひょろした草。茎には下向きの鋭いトゲがいっぱい。この草を使えばぬるぬるのウナギもつかめるだろうと命名。(2007.8.26.撮影)

■ウド ウドは草だが「大木」になる。花に目を近づけてよく見ると,結構オシャレだよ。
(2007.8.26.撮影)

■ミツバベンケイ ベンケイソウの仲間は見るからに多肉質で,乾いたところでも大丈夫そう。この株はコンクリートの吹きつけの窪みにたまった落ち葉に根を下ろしていた(2007.9.1.撮影)

■ゲンノショウコ タチフウロを小さくしたような花。里地でもよく見られる。胃腸の薬で,飲めばたちまち効果が現れることから「現の証拠」(2007.9.1.撮影)

■ミゾソバ 湿ったところが大好きな花。里地でも普通に見られるが,乙女高原のものは葉が小さい気がする(2007.9.1.撮影)

■アキカラマツ カラマツソウの花は白くて,横に広がる感じだが,アキカラマツは縦に広がり,若干色が付いている(2007.8.26.撮影)

■ゴマナ 小さな白い花がたくさん付いている。シラヤマギクに似るが,葉の形がまったく違うので,簡単に見分けられる(2007.9.1.撮影)

■ユウガギク 野菊の仲間はとても似ていて,見分けるのが難しい。ユウガギクは他の野菊に比べ花の下の柄が長いような気がする
(2007.9.1.撮影)

■ノコンギク これも野菊。ノコンギクは蕾の色が濃くて,上を向いてツンツンしている感じがする。間違っていたら,ご指摘ください
(2007.9.1.撮影)

■アキノキリンソウ 黄色い花がたてに並んでいる。乙女高原の秋を代表する花の一つ
(2007.9.1.撮影)

■ハンゴンソウ ちょうどお盆のころ咲き始め,しかも,葉の形が,切れ込みといい,ちょっと下を向いたところといい,オバケの手に見えないこともないことから反魂草。反魂とは死者の魂を呼び返すこと(2007.9.1.撮影)


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